天然記念物ヒカリゴケ
更新日:2015年2月2日
このヒカリゴケは明治43年(1910年)に、通学途中の旧制野沢中学校(現在の野沢北高校)の生徒が発見し、洞穴にあった光る土を取ってきて、博物教師に見せ、東京帝国大学(現在の東京大学)で鑑定してもらった結果、ヒカリゴケがあることがわかりました。
ヒカリゴケは、その後、北海道、群馬、栃木、東京などの各地でも発見されましたが、長野県には特に多く生殖し、また、佐久市岩村田は最初の発見場所であり、発生も盛んなので、いち早く天然記念物に指定されました。
デリケートなヒカリゴケの生育上、洞穴内の環境保全するため、洞穴内には立入はできませんが、外からもじんわりと光る状態がよく観察できます。