更新日:2015年2月2日
作品は温度や湿度によって劣化すると言われますが、光によっても劣化するといわれています。「美術工芸品の保存と保管」のp-101では、「藍については、古来、変色の甚だしいものとして知られてきた。経時変化により、とくに光の照射により、藍色は脱色して、多くの場合淡黄色を程するようになる。」と紹介されています。
照明の展示について、参考に「美術館・博物館の展示物に対する各国の推奨照明基準」を見ますと、「光放射に非常に敏感なもの」における日本での基準は150-300ルクスとなっています。明るいオフィスで400ルクス程度、スタジオで1000ルクスといわれているので、少し暗いといえます。ただ、フランスやイギリスでは最も敏感なものに対しては50ルクス程度としています。
この数字は、「作品が見えるという程度の光」と言われます。長く保管するということであれば、光にあたらないで収蔵庫にずっとしまっておくのが一番適しているといえるでしょうが、それでは鑑賞できないので、光がなるべく少ない状態にして作品を展示しています。
毎週月曜日(休日の場合は開館)
展示替え期間(不定期)
年末年始期間(12月29日~1月3日)
ほか臨時休館することがあります。
午前9時30分~午後5時