更新日:2015年2月23日
佐久市立近代美術館がある長野県駒場公園内には、18体の彫刻作品が屋外展示されています。ほとんどの作品がブロンズや大理石ですが、もっとも大きな作品である田辺光彰氏の「さく」はステンレススチールと佐久石で造られています。
天気の良い日には駒場公園を散歩をしながら、一体一体の作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
(野外彫刻パンフレットは、近代美術館窓口で配布しています。)
圓鍔勝三「みどりのリズム」
1979ブロンズ
1905年(明治38)広島県に生まれる。本名「勝二」。
1922年(大正10)京都の彫刻師石割秀光の内弟子となる。1926年(大正15)京都市立商工専修学校並びに関西美術院に学ぶ。1928年(昭和3)上京し、早稲田大学教授であった紀淑雄が1917年(大正6)に創立した日本美術学校に入学。1931年(昭和5)第11回帝展に初入選。1933年(昭和8)日本美術学校を卒業し、澤田政廣に師事。1941年(昭和16)沢田政廣らの正統木彫家協会の創立に参加。母校日本美術学校で教えた後、1947年(昭和22)多摩造形芸術専門学校(現多摩美大)教授。1962年(昭和40)「旅情」で日展文部大臣賞、翌年日本芸術院賞。1970年(昭和45)芸術院会員。1988年(昭和63)文化勲章。作品に「砂浜」「しろうさぎ」「旅情」など。
初期には木彫作品が多く、後には陶彫、ブロンズなど多様な素材を用いた。写実を基礎として、独自の感覚で形態を整理した詩情豊かな人物像を創りあげた。
2003年(平成15)、97歳で死去。
毎週月曜日(休日の場合は開館)
展示替え期間(不定期)
年末年始期間(12月29日~1月3日)
ほか臨時休館することがあります。
午前9時30分~午後5時