佐久市を知る
POINT1:医療・介護環境が充実したまち
地域医療の先進地域
佐久市立国保浅間総合病院とJA長野厚生連佐久総合病院、2つの総合病院が「地域に根差した医療」を推進し、
全国的にも先進的な地域医療及び包括ケア体制が整っています。
医院や診療所の数が多く、身近なかかりつけ医が充実しています。
医師数の比較
看護師・保健師数の比較
高度医療を担う県内トップクラスの医療施設
平成26年3月1日、佐久総合病院の分院として開設された佐久医療センターは、
専門医療と救急・急性期医療に特化した予約・紹介型の病院です。
平成27年6月には、佐久医療圏において初めての※「地域医療支援病院」となり、健康長寿のまちを支えています。
※「地域医療支援病院」とは( https://www.pref.nagano.lg.jp/iryo/kenko/iryo/hoken/tiikiiryousien.html(外部サイト))
佐久医療センター
身近なかかりつけ医と総合病院
佐久市では地域医療体制が整っており、「かかりつけ医」は高度な診療機能を持つ医療機関や専門病院と連絡網を持っています。
病状に応じてふさわしい医療機関を紹介してくれます。
※かかりつけ医の詳細については、佐久医師会のホームページに掲載している「かかりつけ医ハンドブック」をご覧ください。(http://www.saku-ishikai.or.jp/(外部サイト))
かかりつけ医のイメージ
医療・介護事業展開に適した立地条件
首都圏からのアクセスが良く、入所者の親族の方など、利用関係者が使いやすい立地です。
また、首都圏と比べて地価が安く、経営サイドにとって初期投資の点で有利です。
さらに、首都圏と比べて物価等が安く、経常的な経費も安価にすみます。
よって、今後も佐久地域では、医療・介護施設がますます充実し、これに伴う雇用も増加することが期待されます。
佐久市の医療・福祉関係の事業所数・従業者数の推移
POINT2:首都圏へのアクセスが良い
鉄道でのアクセス
北陸新幹線が東京駅・佐久平駅間を約70分で結んでいます。
現在は金沢駅まで延伸し、今後さらに福井・大阪方面への延伸が予定されており、北陸・近畿方面へのアクセス向上も期待されます。
佐久平駅
車でのアクセス
佐久ICから練馬ICまで、上信越自動車と関越自動車道を経由し、概ね100分でアクセスできます。
また、上信越自動車道で日本海側(新潟県)へのアクセスも可能です。
さらに、太平洋側(静岡県)へと通じる中部横断自動車道は現在建設中で、長野県側では佐久小諸JCTから八千穂高原ICまで開通しています。
高速交通網概略図
POINT3: 豊かな自然と感じる四季
山々に囲まれた地方都市
佐久市は北に浅間連峰、南西に八ヶ岳、東に荒船山を望む佐久平の中心地です。
標高約700mの佐久平駅を中心に市街地が発達し、人口10万人弱の自然と利便性を兼ね備えた地方都市です。
空気が澄み、晴れた日には、遠く北アルプスの山々を眺めることもできます。
北アルプスを望む
蓼科山
荒船山
四季を彩る祭りと風景
春、千曲川沿いのさくラさく小径や家畜改良センター長野支場には桜が咲き、地元住民を楽しませてくれます。
また、ゴールデンウィークには佐久バルーンフェスティバルが開催されます。
満開のさくら
佐久バルーンフェスティバル
夏、信州の奇祭として知られる中山道・望月宿の榊祭りを始め、市内各地で夏祭りや花火大会が開かれます。
榊まつり
秋、室町時代から続く貞祥寺の紅葉、名馬の産地である望月で草競馬大会が開かれます。
望月駒の里草競馬大会
紅葉が美しい秋の貞祥寺
そして、長く厳しい冬、雪化粧の浅間山や近隣のスキー場などウィンタースポーツを楽しむことができます。
長く厳しい佐久の冬
カラッとした気候と、厳しい冬
全国トップクラスの晴天率を誇り、年間を通じて降水量が少なく、冬の積雪も少ないです。
冬の寒さは非常に厳しく、最低気温がマイナス10℃を下回ることも珍しくありません。
一方、近年は夏の最高気温が35℃を超えることもありますが、気象観測開始以来、熱帯夜を記録したことはありません。
定住する際は、特に冬場の気候にあわせた、断熱効果の高い耐寒仕様の住宅を選ぶことをお勧めします。
東京と佐久市の気象データ比較
豊富な周辺観光地
佐久市は観光都市ではないため、市内の混雑がなく生活に適した都市です。
一方、近隣の観光地へのアクセスは非常に良いです。
避暑地として有名な軽井沢、白樺湖を有する蓼科高原、八ヶ岳、南北アルプス、さらに隣県・山梨の清里高原など。
土日の休日を使って、気軽に訪れることができます。
POINT4:経済的な生活コスト
お金がかかるもの、かからないもの
大都市圏に比べ、地価が低いため、住宅購入・賃貸のコストは低いです。また、新鮮な野菜が安価で調達できます。
一方で、上下水道料金は高く、市内の多くはプロパンガスで都市ガスに比べ割高です。
また、ガソリン価格は近隣都市部よりも高く、日常生活に必要な自動車を維持する上で、負担になります。
地元産の野菜がならぶ「道の駅 ヘルシーテラス佐久南」
移住者が語る「正と負の経済効果」
その他にも、ライフスタイルの変化による支出構成の変化もあります。
ある移住者は、趣味の登山をする上で、交通費の負担が減ったと言います。
また、ある移住者は外食や嗜好品の買い物が減り、より経済的になったと語ります。
他方、職に関しては、首都圏と比較し、選択できる職種の幅が狭く、給与はかなり低くなります。
近年は若い世代の移住希望者が増えていますが、実際に移住することのハードルが高い理由がここにあります。
それぞれのライフスタイルや資産状況に応じ、必要な収入・支出をシミュレーションすることをおすすめします。
物価の比較例表
POINT5:快適な地方都市ライフ
満員電車のない暮らし
日々の通勤・生活における交通手段はマイカーが基本です。そのため、満員電車とは無縁ですし、絶対的な交通量が少ないので渋滞もありません。
一方、公共交通機関のみを使った生活は難しく、また冬季は路面が凍結するため運転には注意が必要です。
自然の中での子育て
近年、幼少期を自然豊かな環境で過ごし、四季の中で五感を使った経験をさせる自然保育が注目されています。
佐久市の公立保育園全園が「信州型自然保育」認定を受け、豊かな自然環境を積極的に取り入れた保育を進めています。
POINT6:これからの佐久市
人口減少と課題
国勢調査における佐久市の人口は、平成22年の100,552人をピークに、平成27年には99,368人と緩やかに減少しています(いずれも国勢調査による。令和元年10月1日現在の住民基本台帳人口は98,957人。)。
第二次佐久市総合計画では令和8年(2026年)時点で、「97,000人」を将来展望として実現することとしています。
しかしながら、日本全体の人口減少が予測される中、日本のどの地点でも人口が減少することは避けられません。
日本の他の地方都市と同様に、佐久市でも急速に進む人口減少・高齢化による、
公共交通機関・インフラの維持や地域コミュニティの弱体化などの課題を抱えています。
そうした課題解決に向けた取り組みが求められています。
移住を考える際には、どの程度人口が減ると、どのインフラが維持できなくなるのか。
自分が考える理想のライフスタイルと照らしながら、移住先を考えることが大切です。
人口の推移と推計
産業構造
平成28年経済センサス-活動調査によると、事業所数や従業者数ともに建設業や製造業が減少しており、一方で医療・福祉が増加しています。
佐久市でも産業構造が変化しつつあります。
建設業、製造業、医療・福祉の事業所数・従業者数変遷