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令和5年佐久市議会第3回(9月)定例会招集あいさつ

更新日:2023年8月30日

令和5年佐久市議会第3回定例会(令和5年8月30日招集)
招集のご挨拶を申し上げます。
本日、ここに令和5年佐久市議会第3回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多忙の中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。
議案の総括説明を申し上げます前に、本市が取り組んでおります施策等について6点申し上げます。

1点目といたしまして、「議員報酬の増額と定数の改定に関する市民説明会」について申し上げます。
令和2年12月の特別職報酬等審議会の答申に基づく、議員報酬の増額と定数削減の検討につきましては、新型コロナウイルス感染症の5類移行や、社会経済活動の正常化が見られますことを踏まえ、本議会において、議員報酬を増額する改定条例案を提出いたしました。
また、議員定数の削減につきましても、佐久市議会において調査や議論が重ねられ、定数削減に向けた関連議案が提出されると伺っております。
これらの改定は、市民の皆様の主権に係る重要な事項でありますことから、本年7月5日から8月10日までの間に、計11回の市民説明会を佐久市議会と共に開催いたしました。
これまでの経過や現状の課題、質疑応答を「佐久市型論点整理手法」を用いて整えた資料を「広報佐久号外9月号」として本日までに全戸配布いたしました。加えて、この資料には説明会の動画として市民の皆様にご覧頂けるようQRコードを掲載いたしました。
報酬審議会の設置に始まりました報酬引き上げの手続きも正確に行い、11回に亘る説明会、そして求められる情報発信と説明責任の遂行が出来たと市長として判断し、今議会に関係議案を提出することといたしました。

次に2点目といたしまして、「中部横断自動車道」について申し上げます。
去る7月19日、唯一の未整備区間となっております「長坂―八千穂間」につきまして、具体的な道路構造や道筋を示したルートが、国から「事業予定者案」として長野県と山梨県に提供されました。
今後、両県が都市計画原案を作成し、説明会等の開催や、住民等地域の意見や環境影響評価を踏まえ、都市計画決定を行うこととなります。
奇しくも、ルート案が提供された7月19日は、全線開通に向けた要望活動の一環として、「全国高速道路建設協議会総会」に南佐久郡町村長の皆様と共に出席しておりまして、会議の最中に飛び込んだ朗報に大変な喜びを感じたところでございます。
また、8月29日に長野県中部横断自動車道建設促進期成同盟会と、中部横断自動車道建設促進佐久地域議員連盟で御礼ご挨拶を、井出庸生代議士にご案内いただき国土交通省に行ってまいりました。
その際、丹羽道路局長から、小海、海ノ口、野辺山の3つのインターチェンジは、何れも国費で建設する「政策インター」として整備することが示されました。
これは永年の佐久広域の悲願でありましたが、地元自治体の財政負担を大きく軽減できることは、地域発展の可能性を高める大きな朗報でした。
引き続き、議員の皆様や、国、県、沿線自治体と連携いたしまして、全線開通に向けた機運醸成と、開通区間の利用促進に向けた取り組みを進めてまいります。

次に3点目といたしまして、「姉妹都市・友好都市との交流」について申し上げます。
先月、モンゴル国ウランバートル市スフバートル区へ、友好都市締結15周年を記念し、公式訪問いたしました。
スフバートル区の区長、議長との会談では、前回6月定例会の一般質問におきましてもご提案をいただきました、「姉妹都市への提携変更」について、共に訪問いたしました佐久市議会江本議長、佐久市姉妹都市・友好都市親善協会の佐々木会長、佐久市・モンゴル親善協会の春原会長にもご相談した上でお話をさせていただきました。
これに対しまして、締結にはモンゴル国政府や、ウランバートル市との協議が必要となりますが、前向きに検討を進めたいとのお返事をいただいたところでございます。
今後は、協議の進捗状況を確認しながら、来年5月のバルーンフェスティバルで姉妹都市提携の調印式が実施できるよう手続きを進めてまいります。

また、4年ぶりとなる佐久市ふるさと創生人材育成事業「中学生海外研修」として、7月31日から8日間の日程で、佐久市内中学校の代表生徒8名がエストニア共和国サク市を訪問いたしました。
研修生の皆さんは、ホームステイなどで交流を深め、エストニアの風土や文化を肌で感じて来られたと伺っておりまして、この研修で得たことを自身の学校でも伝えていただき、より多くの中学生に国際的な視野を持っていただくことを期待しております。

国内におきましては、多くの友好都市から夏の催事にお招きを頂きまして、交流を深める一方、台風などによる大雨の被害が全国各地で相次いでおりますことから、その都度、被災状況や支援の必要性など確認を取り合っております。
このような中、銀河連邦共和国の一員である秋田県能代市では、本年7月14日からの記録的な大雨により、住宅の浸水や、水田への土砂流入等により甚大な被害を受けました。
能代市からは、令和元年東日本台風で佐久市が被災した折には、いち早く当市の現状を慮り、多大なるお心遣いをいただきました。
佐久市といたしましても、能代市の1日も早い復旧をお祈りし、本定例会におきまして、災害見舞金の予算案を提出しておりますので、ご審議の程よろしくお願いいたします。

次に4点目といたしまして、「臼田小学校の竣工」について申し上げます。
グラウンド工事の完成をもって全ての工事が完了しましたことから、先週8月24日に、臼田小学校竣工式を執り行いました。
多くの来賓の皆様にご臨席いただきました竣工式の最後には、臼田4地区の消防団による初放水が行われまして、青空のもと、4つの放物線が新小学校の上で重なり合い、児童や参列された皆様の心に残る式典となりました。
臼田地区4小学校を1校に統合するという一大事業を、この度、無事完遂することが出来ましたことは、ひとえに地域の皆様を始めとする、多くの関係者のご理解と御協力の賜物と考えており、この場をお借りいたしまして、衷心より改めて感謝を申し上げます。
ここを1つの出発点として、未来を担う子ども達が、臼田小学校の教育目標である「一人一人が輝き、つながり、未来を拓く」を実現するよう努めてまいります。

次に5点目といたしまして、「新型コロナウイルス感染症の状況」について申し上げます。
5類感染症への移行後、長野県内におきましては、感染者数は一定期間落ち着いていたものの、7月上旬から微増、お盆明けには急増する中で、県が目安とする入院者数が300人を超過したことなどから、昨日15時より医療警報が発出されました。
市民の皆様におかれましては、これまでと同様に基本的な感染対策である「換気」・「手指消毒」に加え、「ワクチン接種」についてもご検討くださいますようお願いいたします。
なお、ワクチン接種につきましては、今年度も引き続き公費負担による特例臨時接種として実施しております。
5月からは高齢者などの重症化リスクの高い方を対象とした春夏接種を実施しておりまして、9月20日からは生後6カ月以上の初回接種を完了した全ての方を対象とした秋冬接種を開始いたします。
秋冬接種におきましては、現在流行の主流となっておりますオミクロン株のXBB.1系統のワクチンの使用が予定されており、現在、接種開始に向け、体制の確保、接種券の発送等を進めております。

最後に6点目といたしまして、「保育士確保に向けた処遇改善」について申し上げます。
全国的に課題となっている保育士不足は、待機児童の増加や、共働き世帯の出産抑制につながり、少子化の大きな要因の一つとなっております。
国の調査では、保育士資格を持ちながらも保育士として働いていない「潜在保育士」の率は約61%に上り、このうち、保育士として就業を希望しない理由を「賃金が希望と合わない」とした回答が最も多くなっております。
これに対応するため、既に首都圏では、賃金の上乗せ施策による保育士確保の競争が過熱しており、この影響が、地方から都市への人材流出につながることも懸念されます。
このことからも、今月開催されました第153回長野県市長会総会及び、私が委員を務めます県の「少子化・人口減少対策戦略検討会議」の場におきまして、保育士確保に向けた処遇改善策として、県と県内市町村で一体的・広域的に保育士の給与改善を検討いただくよう要望と提言をしたところでございます。
少子化対策や女性活躍を推進するため、佐久市といたしましても、保育士確保に向けて必要な具体的施策を来年度より展開できるよう準備を進めてまいります。
議会におきましても、活発な議論、調査等を重ねて頂きますようお願い申し上げます。

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