エリダヌス座
更新日:2023年2月4日
(うすだスタードームで撮影)
(株式会社アストロアーツ/ステラナビゲータ9で描画)
星座データ
正式名…Eridanus 略号…Eri 肉眼星数…146個 設定者…プトレマイオス 見やすい時期…12月~2月
星座物語
オリオン座の右下から南の地平線に向かって細長く伸びるエリダヌス座。エリダヌスというのはギリシア神話に登場する川の名前です。太陽の神ヘリオスは毎日太陽の馬車で天を駆けるのが仕事でした。ある時、ファエトンという彼の息子が父を訪ねて遠くからやってきます。ヘリオスは彼を歓迎して、何でも望みをかなえてやると言いましたが、ファエトンが望んだのは太陽の馬車を運転させてほしいという無謀なものでした。今さら断ることができなかったヘリオスは、しかたなしに馬車を貸します。ファエトンは喜んで馬車で天を駆けますが、やはりうまく操れずに太陽の運行が乱れ、地上はその熱で焼かれそうになります。これを見ていた大神ゼウスは地上を守るためにファエトンわ雷で打ちました。ファエトンは地上のエリダヌス川に転落し、そのまま行方不明になってしまったということです。
エリダヌス座の見つけ方
オリオン座のリゲルの少し上にあるβ(ベータ)星クルサを見つけ、そこから星をつなぎながら蛇行する川をたどっていきます。南の端にはアケルナルという1等星がありますが、日本からは南に低いため見られる地域は限られます。
エリダヌス座の星雲・星団
★クレオパトラの瞳(NGC1535)…美しい名前のついた惑星状星雲。小型の望遠鏡でも見つかり、中型以上の望遠鏡で色や形が楽しめます。
お問い合わせ
社会教育部 文化振興課
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