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農作物等の災害対策について

更新日:2024年2月19日

1 雪害

雪害防止

令和6年2月5日の大雪により、多くの農業用パイプハウスが倒壊しました。
農業者の方は、今後の対策として、以下の点について対応をお願いします。

(1)冬期間使用しないパイプハウスは、被覆フィルムや防虫・防鳥ネットを取り外す。また、使用中のハウスについても、フィルム上にある遮光資材や防虫・防鳥ネットを取り外す。

(2)ハウスの耐雪補強として、中柱、水平引張り線、筋交い等を設置する。

(3)中柱は直径10cm以上の丸太を4m以内の間隔で立て、必ず台石を入れる。 また、水平引張り線は8~10番線の針金で2m以内の間隔で張る。筋交いは鉄パイプを使用する。

(4)加温設備のあるハウスでは、雪の降り始めから15度以以上に加温し、内張りカーテンを開け、ハウス上部の融雪を早める。この際、燃料切れとならないよう、燃料残量の確認、補給に留意する。

(5)加温設備のないハウスでは、ジェットヒーターや複数のストーブを入れる。その際は周囲に燃えやすい物を置かない等、火災防止に十分留意する。

(6)屋根部への積雪量が多い場合は、直ちに除雪する。連棟ハウスの谷間の除雪や単体ハウスの除雪に特に注意する。なお、転落事故の無いよう安全確保を図って作業する。

被災した場合

(1)被害の状況がわかるように、ハウス全体、被害を受けた部分、内部の状況などの写真を撮影する。

(2)被害状況のわかる写真を撮影後、佐久市役所農政課へ被害報告をする。過去の補助事業により導入したハウスなどである場合は、その旨についても報告をする。

(3)撤去等をする場合は、写真等を撮影した後、佐久市役所農政課へ一報入れる。

2 寒害

施設栽培品目

(1)二重カーテン・内張りなどの多重被覆によってハウス内の保温性を高めるとともに、被覆面の隙間をふさいで気密性を高め、暖房効率をよくする。

(2)温度ムラでハウスの周辺部が凍害を受けやすいので、ダクトの配置を工夫し、循環扇等を活用してハウス内の温度が均一になるようにする。

(3)外気の著しい気温低下が予想される期間は暖房機の設定温度を高めとし、早い段階から加温を行う。

(4)きゅうり、トマト等は10度以下の気温になると奇形果や低温障害を起こしやすく、育苗中のセルリーは20度以下の低温になると花芽分化を起こしやすいので、温度計を設置してハウス内最低温度に注意を払い、必要に応じて暖房機の設定温度を調整する。

(5)きゅうり・トマト等で「芯止まり」状になったものは、摘心して側枝の発生を促す。

(6)イチゴの花は0度以下の温度に遭遇すると、奇形花の発生が多くなるため、夜温の低下に注意する。また、5度以下の低温では果実の着色不良が発生しやすいため、暖房機の設定を8度とやや高めに設定し、加温する。

(7)育苗倍土や育苗床、ハウス内栽培床などへ施用した有機質肥料や有機物は、地温が低いと分解が遅れ、その後の育苗や本ぽ栽培開始に伴う加温により分解が進み、移植後にガス障害を起こすことがあるため、あらかじめ、散水・加温し分解を促しておく。

(8)定植直後のカーネーションは低温に弱いため、活着するまでは加温や被覆資材(トンネル)を用いて地温確保に努める。

(9)加温設備を使用する施設では、事前の動作確認、燃料残量の確認及び補給に留意する。

長野県のホームページに、災害等に係る技術対策が掲載されています。

お問い合わせ

経済部 農政課
電話:0267-62-3203
ファックス:0267-62-2269

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