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アメリカ Morven美術館との交流

更新日:2022年11月23日

プリンストンの戦い記念碑設置100周年

 2022年5月 米国ニュージャージー州プリンストンにあるMorven美術館(注記1)の副館長兼学芸員 エリザベス・G・アラン氏より川村吾蔵記念館に1通のメールが届きました。
 内容は
「Morven美術館の立地する公園内に【プリンストンの戦い記念碑】(注記2)があります。その記念碑が1922年設置の為、今年100周年を迎えます。記念式典に向けて様々な調査をしたところ、【彫塑家 川村吾蔵の生涯】(注記3)という本に出会い、フレデリック・マクモニス(記念碑制作者)の助手をしていた川村吾蔵の存在を知りました。是非、今回の記念式典で川村吾蔵について紹介したいので、貴館で所蔵している写真等があれば送ってもらえるでしょうか?」
という問い合わせでした。
 記念式典ではその写真を使い、100年前の記念碑制作当時の様子や、その背景などをスライドショーとして伝え、記念碑の歴史から忘れられてきた川村吾蔵にスポットを当てたいということでした。
 当記念館としても大変興味深い内容で願ってもない機会ですので、Morven美術館と何度かメールをやり取りしながら、当館所蔵の写真数点をMorven美術館に送りました。

 その後、御礼のメールと、制作したスライドショーをモーベン美術館のホームページに載せたとの知らせが届き、そこには川村吾蔵に関する写真掲載と、吾蔵に対するマクモニスの言葉、アメリカで制作した公共美術作品の紹介がされていました。 

 そして、今後記念の年には更に共同でできることはないか模索していきたい。具体的には、オンライン講義や共同でプログラムの実施等について、これから考えていきましょうとの取り交わしを行いました。
 当館としても、アメリカでの吾蔵の活躍について、更に研究が深められることを期待しています。

  • (注記1)Morven美術館:正式名称 Morven Museum&Garden ニュージャージー州プリンストン大学の傍に位置する、アメリカ独立記念に関する展示等を行っている美術館
  • (注記2)プリンストンの戦いの記念碑(Princeton Battle Monument):独立戦争の記念碑(高さ12メートル、横幅8メートル)川村吾蔵の師であるフレデリック・マクモニスのみ制作者として明示されているが、川村吾蔵もその制作に多大な貢献をしている。1922(大正11)年設置。当時、川村吾蔵は39歳。
  • (注記3)『彫塑家川村吾蔵の生涯』:飯沼信子著 舞字社

本件に関するお問い合わせ先

佐久市川村吾蔵記念館
電話:0267-81-5353
FAX:0267-81-5355

お問い合わせ

社会教育部 文化振興課
電話:文化振興・文化施設係:0267-62-5535  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5321
ファックス:文化振興・文化施設係:0267-64-6132  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5322

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