スポーツ・運動時の熱中症に注意しましょう
更新日:2022年7月8日
連日報道されていますように、例年より早い梅雨明けにより全国の広い範囲で猛暑日が記録されるなど、熱中症リスクが非常に高い日が続いています。
今夏期は新型コロナウイルス感染症対策に加えて、熱中症予防対策が必要です。マスクをつけたままスポーツを行うと熱放散が妨げられることから、通常よりも熱中症のリスクが高まり、十分な注意が必要です。
スポーツや運動を始める前に適切な水分補給を行うとともに、活動中や終了時にも適宜水分や塩分等の補給をすることや、日陰等で休憩が取れるよう環境を整える等の適切な措置を講じれば十分に防ぐことが可能です。
適切な予防行動をとり、熱中症を防ぎましょう。
スポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条
- 暑いとき、無理な運動は事故のもと
- 急な暑さに要注意
- 失われる水と塩分を取り戻そう
- 薄着スタイルでさわやかに
- 体調不良は事故のもと
※(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」より
熱中症予防のための運動指針
※(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」より
この指針は、環境温度に応じてどのようにスポーツ・運動したらよいのかの目安を示したものです。
スポーツ・運動する場所ではWBGTが測定できない場合もあり、WBGTにおよそ対応する湿球温度、乾球温度も示されていますので、参考にしてください。
WBGT(暑さの指数)については、下の環境省ホームページより佐久市の指数を確認することができます。
環境省ホームページ熱中症予防情報(佐久市のWBGT(暑さ指数)の実況と予測)(外部サイト)
熱中症になってしまったら
熱中症対応フロー
熱中症とは、暑さによって生じる障害の総称です。熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病などの病型があります。運動をすると大量の熱が発生します。一方で、皮膚血管の拡張と発汗によって体表面から熱を放散し、体温のバランスを保とうとしますが、暑いと熱放散の効率は悪くなります。
このような状況で生理機能の調節や体温調節が破綻して熱中症は起こります。暑いときのスポーツ活動では熱中症が起こりやすいので、熱中症の兆候に注意し、適切に対処する必要があります。
スポーツで主に問題となるのは熱疲労と熱射病です。最重症型である熱射病では死亡率が高いので、熱射病が疑われる場合には一刻を争って身体冷却をしなければなりません。
※出典(公財)日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症ガイドブック」より
熱中症警戒アラート
令和3度より、全国で「熱中症警戒アラート」が運用されています。
熱中症警戒アラートとは?
熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される際に発表されるものです。
発表の基準
暑さ指数が33以上と予測された場合、気象庁が都道府県を単位として発表されます。
発表されたら
熱中症警戒アラートが発表されたら、以下のような予防行動をとりましょう。
熱中症警戒アラートリーフレット