光化学オキシダント
更新日:2015年8月4日
光化学オキシダントとは…
自動車や工場・事業場などから排出される大気中の窒素酸化物及び揮発性有機化合物(VOC)が太陽光線(紫外線)を受けることで生成する刺激性のある物質です。
光化学オキシダントの濃度が高くなると、空に白いモヤがかかったようになります。この現象を光化学スモッグといい、目や喉の痛みをおこさせたりします。
光化学反応により生成される酸化性物質のうち、二酸化窒素を除いたものを「光化学オキシダント」と呼んでいます。
身体への影響は、一過性のものですので、あわてずに行動すれば心配ありません。
日本での発生件数は、1970年代をピークに減少傾向にあります。
光化学スモッグの仕組みの図
光化学オキシダント注意報などが発令されたら…
光化学オキシダント注意報などとは?
県内各地域の測定局で光化学オキシダント濃度を24時間連続して監視しています。
濃度が基準値を超え、気象状況などからその状態が継続すると認められる場合には、県内10地域ごとに発令します。
発令時の行動
注意報などが発令されると、佐久市の防災無線及びホームページなどを通じて情報をお伝えしますので、あわてることなく落ち着いて行動をお願いします。
- 屋外での激しい運動は控えましょう!
- 目の痛み(チカチカする等)、喉の痛みを感じたときは、目を洗い、うがいをしましょう!
- 症状によっては医療機関を受診してください!
- 身体に異常を感じた方は、市役所に状況の報告をお願いします!
光化学オキシダント注意報が発令されたら、以下の点にご協力をお願いします
- 自動車等の使用はなるべく控えてください。
- 工場、事業所等は、ばい煙、揮発性有機化合物の排出量を減らしてください。
【お知らせ】
春から夏にかけては、光化学オキシダントの濃度が高くなりやすい季節です。
特に、気温が高い、日差しが強い、風が弱いなどの条件がそろうと、「光化学オキシダント注意報」が発令される場合があります。
防災無線などの情報に注意してください。