令和5年度 学校給食の紹介
更新日:2024年3月18日
児童生徒が食べている給食を紹介します
佐久市の学校給食センターで提供した給食の中から特色ある献立を紹介します。
市内には5つの学校給食センターがあり、それぞれのセンターで栄養教諭等が特色ある献立を立てています。
その中でも、「佐久らしい献立」、「児童生徒に人気の献立」や「季節感のあるイベント献立」の一部を紹介します。
季節感のあるイベント献立
『ご卒業お祝い献立』
赤飯
エビフライ
ささみとキャベツの梅マヨ
すまし汁
お祝いいちごゼリー
牛乳
小学校6年生と中学校3年生の卒業をお祝いする、「ご卒業お祝い献立」です。 赤飯の赤色は、太陽を表す縁起の良い色、幸せになる色、魔除になる色とされ、日本では昔から祝い事や祭り、節句などのおめでたい行事の時に食べられてきました。最初は赤米を使って食べられていたようですが、江戸時代の中頃から、今のように白いお米と小豆で作らたものが赤飯として食べられるようになりました。
主菜は赤くて縁起の良いえびを使ったエビフライです。
「卒業するみなさんが、これからも健康で活躍できますように!」と願いを込めて作りました。
『ひま祭り献立』
ちらしずし
赤魚の塩麹焼き
菜の花のツナあえ
すまし汁
ひしもち
牛乳
「ひな祭り献立」です。ひな祭りは「桃の節句」とも呼ばれ、
3月3日に女の子の成長を祝い、お雛様にひなあられ、ひしもちなどをお供
えし、ちらしずしやしろざけ、はまぐりの料理を楽しむ節句の祭りです。
給食ではちらしずと、おめでたい魚の赤魚、菜の花を使ったおひたし、
ひしもちでお祝いしました。
ひしもちの3つの色には意味があります。ピンクは桃の花、白は山の頂に
残る雪、みどりは新緑の色を表しています。雪の下に新芽が芽吹き、
桃の花が咲いている春の様子を表現しています。
『クリスマス献立』
鶏肉香草パン粉やき
チーズサラダ
米粉マカロニのスープ
クリスマスケーキ
ごはん
牛乳
クリスマスのお祝い献立です。みんなで仲よく楽しく食べてもらいたいと思い、料理にクリスマスの飾りと彩どりをちりばめました。鶏肉香草パン粉焼きは新メニューです。
日本のクリスマスにつきもののチキン=鶏肉。鶏肉は世界で一番多くの人に食べられている肉です。宗教的な理由で食べられないということがほぼないことが理由の一つです。牛肉や豚肉など他の肉と比べて、カロリーが低く、たんぱく質の多い肉です。一年間に日本人一人が約14キログラムも食べているそうです。皆さんの好きな鶏肉料理は何ですか?
『冬至献立』
こんにゃく入り豚肉丼の具
野菜のゆず風味
かぼちゃほうとう
ごはん
牛乳
12月22日は冬至です。冬至とは、1年で昼が最も短くて、夜が最も長い日のことです。冬至に南瓜を食べたり、ゆず湯に入ったりすると、風邪をひかないと昔から伝えられています。また、こんにゃくは食物繊維が多く、おなかの中を掃除する働きがあることから、1年の垢を落として新年を迎える準備をするために、冬至に食べると良いと言われています。今日の給食は冬至献立です。佐久市のかぼちゃで作った「かぼちゃほうとう」を残さず食べて、寒い冬を元気にすごしましょう。
ぴんぴんキラリ食の献立
食育の日『ぴんぴんキラリ食2』
こおりどうふのトマトマーボ
寒天と野菜のごますり和あえ
野菜のいなか汁じる
ごはん
牛乳
『ぴんぴんキラリ食』です。佐久の元気なお年寄りの食事「ぴんころ食」がもとになっています。ぴんぴんキラリ食のポイントは、
(1)塩分控えめ
(2)自分に合あった量を食たべる
(3)旬の野菜をたっぷり
(4)たんぱく質をしっかり食たべる
(5)いろいろな食材を好き嫌いなく食たべる、
の5つです。
今日の主菜の「こおりどうふのトマトマーボ」は、『ぴんぴんキラリ☆こども料理コンテスト』で最優秀賞に選えらばれたメニューです。たんぱく質をしっかりとり、野菜をたっぷり使い、塩分控えめでもおいしく食べられるよう工夫されています。
食育の日『ぴんぴんキラリ食3』
鯉のから揚げトマトソース
ごまきなこ和え
あじわい汁
ごはん
牛乳
今年度3回目の「ぴんぴんキラリ食」の日です。佐久鯉や、旬のほうれん草、食物繊維がたくさん含まれている根菜類の野菜を使った料理です。
鯉は昔からお正月やお祭り、それぞれの家のお祝い事などの時に食べられてきました。佐久鯉はこの佐久地域の誇りの郷土食です。長生きしているおじいさん、おばあさんは「鯉を食べると力が出たよ、なんといっても鯉は佐久鯉だ。」と言います。昔は今と違って食料が豊富ではなかったので、鯉は貴重なたんぱく源でした。今日の鯉は岸野で育った佐久鯉です。郷土の味を大切にすることは、健康な体を作ることにもつながります。
郷土食の献立
『塩丸いかの酢の物』
竹輪のかば焼き
塩丸いかの酢の物
とん汁
ごはん
牛乳
今日の酢の物に入いっている「塩丸いか」は海なし県、長野の特産物です。
茹でたイカの胴に足を詰め、塩漬けにしたものです。江戸時代の中期ころから海沿いのまちで作られ、塩と共に内陸へ運ばれてきました。冷凍、冷蔵技術の無かった昔、海なし県の長野では海産物がとても貴重な食べ物のだったので、保存ができて、味のよい塩丸いかは珍重され長野県、中、南部地域に定着したそうです。
旬のきゅうりと一緒にいただきました。
『小鮒の甘露煮』
小鮒の甘露煮
野菜のごま酢あえ
鶏ごぼう汁
ふりかけ
デザート(ヨーグルト)
ごはん
牛乳
秋の風物詩といわれる「小鮒(こぶな)の甘露煮」は、むかしから食べられている佐久の郷土料理です。 佐久地域は海から遠く、魚を手に入れることがむずかしかったため、むかしから鯉やフナを田んぼで飼い、貴重なたんぱく源として食べていました。田んぼの水をはらう、この時期だけ味わえる佐久の代表的な味です。
みなさんに佐久のむかしながらの郷土料理を味わってほしいと思い給食くに出しました。あまじょぱくておいしい佐久の味です。