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令和2年佐久市議会第4回(11月)定例会招集あいさつ

更新日:2020年11月26日

令和2年佐久市議会第4回定例会(令和2年11月26日招集)

招集のご挨拶を申し上げます。
本日、ここに、令和2年佐久市議会第4回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多忙の中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。

議案説明を申し上げます前に、当面の市政課題並びに本市が取り組んでおります施策について、大きく3点申し上げます。

まず、新型コロナウイルス感染症の状況及び感染症対策の取り組みについて3点申し上げます。

1点目として、新型コロナウイルス感染症の状況でございますが、全国的に「第3波」と考えられる状況が続いており、市内においても今月17日に3名の新規感染者が発生後、昨日までのところ8名の方の感染が確認をされました。
感染された方々には、早期のご回復をお祈りいたしますとともに、やむなく感染をされた方への誹謗中傷を決してすることがないよう、これまで通り市民の皆様の冷静な行動をお願い申し上げます。
現在「GoToキャンペーン」の運用の見直しが進んでおりますが、社会経済活動が動いている状況をはじめ、今後季節性インフルエンザ流行期との同時流行が懸念されることや年末年始が控えておりますことから、引き続き国・県及び関係機関等と連携しながら、さらなる感染防止対策の徹底を呼び掛けてまいります。

2点目として、こうしたコロナ禍における子育て支援事業として「インフルエンザ予防接種費用助成金」を実施いたします。
この助成金は、生後6か月から高等学校3学年相当の子どもが、インフルエンザ予防接種を受けた際、1回につき1,000円を助成するもので、長引くコロナ禍を踏まえ、子育て世代の皆様が少しでも安心して子育てが出来るよう、経済的な負担軽減の一助として、今年度限り実施するものでございます。
本議会に補正予算案を提出いたしましたので、よろしくご審議をお願いいたします。

3点目として、新型コロナウイルス感染症の影響により、厳しい経営環境にある事業者の皆様に対する経済支援策等の実施状況でございます。
事業継続のための市独自の緊急支援策のうち、佐久市制度資金「経営安定支援資金(緊急経済対策分)」の状況につきましては、今月13日に開催した市内金融機関との意見交換会において、最大5年間を実質無利子とした制度資金による緊急支援は、いわゆる「緊急輸血」になっており、事業者の皆様への後押しになっているとの発言がございました。
11月24日時点における申込件数は、693件あり、融資額は、67億8,565万円にも及んでおります。

次に、経済活動の回復を目指すための市独自の支援策のうち、発行予定総額13億円、プレミアム率30%の佐久市プレミアム付商品券、「39(サク)プレミアム」につきましては、すでに販売を終了しており大変多くの皆さんにご購入いただきました。来年1月末までの使用期限になっておりますので、使い残すことの無いようご利用をお願いいたします。
また、市内の店舗等で利用できる全市民一人当たり3,000円分の店舗等利用促進券「がんばろう佐久!応援券」につきましては、来月12月末までの使用期限となっておりますので、同様に使い残すことの無いようご利用をお願いいたします。
なお、「がんばろう佐久!応援券」第2弾の位置づけとして、公募により登録された市内13の登録宿泊施設から10,000冊を限度に配布する、一人一泊3,000円分の店舗等利用促進券「がんばろう佐久!トラベル応援券」につきましては、今月14日から配布を開始したところでございます。

次に9月議会でお認めいただきました2つの補助金の状況でございます。
まず、テレワーク等のIT導入を推進するための「IT導入支援事業補助金」につきましては、大変ご好評をいただいており11月24日時点で、申込数、122件、申請額は、2,974万5千円、にも及んでおります。
また、新たに感染症の拡大防止に向け、感染の診断、治療、感染拡大抑制に資する新たな製品等の試作開発を支援するための「感染症対策新製品等試作 開発事業補助金」につきましては、11月24日時点で、申込数、5件、申請額は、390万4千円、となっております。
引き続き、関係する事業者の皆様に活用を図っていただくよう、制度周知を進めてまいります。

今後の経済支援策でございますが、本議会の補正予算案として提出しておりますが、コロナ禍の影響を受けたウエディング業界に対する支援として、「市内ウエディング促進支援給付金」を創設いたします。
先月の臨時議会でお認めいただきました「雇用対策事業補助金」とともに、制度周知等を図ってまいります。
引き続き、この戦後最大の難局を乗り切るため、事業者の皆様へ寄り添いながら、切れ目のない施策展開を図ってまいります。

次に、令和元年東日本台風災害から1年が経過する中で、現在の復旧・復興に向けた取組状況等について2点申し上げます。

まず1点目として、復旧・復興に向けた取組状況でございますが、11月20日時点で、公共土木施設の被災箇所は、1,010箇所(道路790、河川190、橋梁30)ございまして、約9割(85.3%)が完了しております。農地・農業用施設の被災箇所は、3,356箇所ございまして、約6割(61.7%)が完了しております。林業用施設の被災箇所は、598箇所ございまして、約7割(68.4%)が完了しております。

加えて、令和元年東日本台風災害を受け、国と地方自治体が今後5年間で行う対策といたしまして、「信濃川水系緊急治水対策プロジェクト」が進められております。
現在、市内では河川対策といたしまして、谷川、田子川、滑津川では、改良復旧工事、桜井地区では遊水地の計画が行われております。
また、現在策定中の北佐久圏域河川整備計画では、片貝川や大沢川で遊水地や河積(かせき)の拡大などの整備が盛り込まれております。
引き続き、早期の完了を目指すと共に改良復旧・機能強化による「BBB(ビルド・バック・ベター)」の取組により、「災害に強いまち」を構築してまいります。

次に2点目として、今月19日、長野県行政書士会佐久支部様と「災害時における被災者支援に関する協定」を締結いたしました。
佐久支部の皆様には、令和元年東日本台風による災害において、直接被災地域に赴き、罹災証明書の申請手続きや相談について支援をいただきました。
この度の締結や、先の佐久市ホテル旅館組合との「災害時における要配慮者等の避難所確保に関する協定」など、様々な団体の皆様と平時から連携を深めることで有事における業務の円滑な実施に繋がり、何よりも市民の皆様の安心・安全な生活に資するものと確信しております。

最後に、佐久市の将来の基盤を強化するための要望活動や施策等につきましては、その歩みを緩めることなく進めていく必要があります。その取り組みについて、5点申し上げます。

1点目として、「中部横断自動車道の早期全線開通」や「松本・佐久連絡道路」等の実現であります。両道路の実現は、佐久市の将来にとって欠かすことの出来ないものであり、佐久地域にとっても地域振興を図るうえで必要なものであります。
また、今年度末で期限を迎える「過疎地域自立促進特別措置法に対する継続的な支援措置」の継続も欠かすことの出来ないものであります。これらは大変重要な課題でありますことから、新型コロナウイルス感染症の感染状況を見極め、感染防止対策を徹底し要望活動を行ってまいりました。
引き続き、地域の市町村長、経済界、関係団体等の皆様方と協力しながら積極的に対応してまいります。

2点目として、佐久臼田インター工業団地の立地企業につきましては、第二次公募を行ったところ、5区画の分譲地に対して、2社から3区画分の申込みをいただきました。
先月22日に、立地企業選定委員会を開催し応募内容を審査した結果、2社ともに立地候補企業として選定いたしました。
具体的な企業名等につきましては、大規模投資を伴う企業経営情報となりますことから、土地売買の仮契約締結後の公表を予定しておりますので、ご了承いただきたいと思います。
なお、残る2区画につきましては、年内を目途に募集を再開する予定でございます。

3点目として、佐久平クリーンセンターが、いよいよ来月1日から本格稼働をいたします。新たなクリーンセンターの候補地は、私の就任時におきましても、懸案事項でありました。誰もが排出するごみでありながら、その焼却施設を受け入れ可能であるかどうか真剣に検討いただいた地域の皆様には、今でも本当に頭が下がる思いであります。
施設の完成により今後30年に渡り、佐久地域の安全、安定かつ安心なごみ処理体制が整うことになります。改めて、地元平根地区の皆様のご理解、ご協力をいただきましたこと、この場をお借りし深く感謝を申し上げます。

4点目として、佐久総合運動公園では、既に供用開始しております、マレットゴルフ場、第2種公認陸上競技場、補助競技場、野球場に続き、公園内最後の競技施設となりますクロスカントリーコースが完成し、今月15日に竣工式を執り行いました。
このコースは、全長約1.4キロメートル、幅3.66メートル、勾配は概ね5パーセント以下、走路面はゴムチップ舗装での施工により、身体への負担軽減に配慮し、1年を通して利用可能な施設となっております。
将来都市像である「快適健康都市 佐久」の理念のもと、スポーツを通じた健康づくりの推進、並びに交流人口の創出に大いに寄与するものと期待しております。

5点目として、佐久ケーブルテレビでは、議員の皆様のご理解をいただき、本年4月から光ファイバへの張り替え工事や、関連機器の設置等が進んでおり、先月には浅科の塩名田地区において4K・8K放送や、10ギガの高速インターネット接続サービスを可能とする光サービスが開始されました。
サービスエリアにつきましては、工事の進捗に合わせ順次拡大し、令和4年度中には市内全域への整備が完了する予定となっております。また、来月1日からは防災情報等を専門に扱うチャンネルが新たにスタートするなど、サービス内容の拡充が図られております。

結びに、佐久長聖高等学校が、長野県高校駅伝大会におきまして見事優勝を果たし、23年連続の全国大会出場を決めました。
3年ぶりの全国制覇に向けて、佐久長聖の文字が先頭を切って、師走の都大路を駆け抜ける姿を期待するところでございます。
本議会には、激励のための全国大会出場交付金について補正予算案を提出いたしましたので、よろしくご審議をお願いいたします。

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