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令和3年佐久市議会第1回(2月)定例会招集あいさつ

更新日:2021年2月17日

令和3年佐久市議会第1回定例会(令和3年2月16日招集)

招集のご挨拶を申し上げます。
本日、ここに令和3年 佐久市議会 第1回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多忙の中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。

東日本大震災から間もなく10年を迎える中、先週13日の深夜に福島県沖で発生いたしました震度6強の地震に際しまして、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
市では関係する自治体に連絡を取り、被災状況を確認しましたところ、現時点において支援要請等の依頼はございませんでした。
引き続き、今後の余震に警戒が必要でありますことから関係する自治体からの支援要請等につきましては、速やかに対応をしてまいります。

それでは、議案説明を申し上げます前に、新型コロナウイルス感染症並びに、本市が取り組んでおります施策について申し上げます。

まず、新型コロナウイルス感染症の状況及び、感染症対策等の取り組みについて3点申し上げます。
1点目として、新型コロナウイルス感染症の状況でございますが、先月29日から佐久圏域の感染警戒レベルが3へ引き下げられた以降、県内及び市内の感染状況は落ち着きつつあり、先週12日からはレベル2へとさらに引き下げられました。
また、先月14日から県内の医療機関の逼迫状況に対応して、全県に発出されておりました「医療非常事態宣言」も、今月3日をもって解除されました。
改めて、ご理解、ご協力をいただいております市民の皆様、特に医療や福祉等に携わる方々に対しまして、深く感謝を申し上げます。
市民の皆様には未だ、国による緊急事態宣言が発出されている地域もありますことから、これまで通りマスク、手洗い、手指消毒の徹底、会食の際には大人数や長時間での飲食とならないよう注意すること、加えて緊急事態宣言地域との往来を控える等、感染拡大を防ぐための慎重な行動についてお願いいたします。

2点目として、新型コロナウイルスのワクチン接種でございます。
接種現場を担って頂きます佐久医師会のご理解とご協力のもと、市民の皆様が、受けやすく、安心して速やかに接種が受けられる体制整備を目指して、準備を進めております。
接種については、ご自身の体のことをよく理解されている、かかりつけ医や最寄りの医療機関で接種できる「個別接種」と、一度に大人数が接種でき、予約がとりやすい「集団接種」とを併用した方式としてまいります。
今週中に、国による約2万人の医療従事者を対象とした先行接種が始まり、3月中に、県による地域の医療従事者への接種が予定されており、市民の皆様への接種は、4月以降、65歳以上の方から順次始まることとなっております。
先週の12日には、接種に向けてファイザー製ワクチンを保管する、超低温冷凍庫「ディープフリーザー」が浅間総合病院をはじめ、佐久地域の設置予定である医療機関にも設置されました。
私は、この行程の大前提として、国が国民に対してワクチンの安全性等に関する情報を適時適確に提供し、理解を深めることに加え、ワクチンを安定的に確保し、供給することにあると考えております。
現段階においては、こういった課題が十分に解消されている状況にはないと感じており、住民接種を担う立場として、必要に応じて国・県に意見要望を述べていきたいと考えております。
いずれにいたしましても、短期間で準備を進めなければならない状況にありますので、さらなる情報収集に努め、より良い接種体制を構築してまいります。

3点目として、コロナウイルス感染拡大により、大きな影響を受けている経済への対策でございます。市では、プレミアム付商品券「39(サク)プレミアム」や店舗等利用促進券「がんばろう佐久!応援券」等、国・県等と連携し様々な経済対策等を講じてまいりましたが、常に念頭に置いておりますことは、「本当に困窮している方への支援をいかにすべきか」という視点でございます。
その歩みを止めることなく地域産業の維持と雇用の確保、安心な暮らしのための施策展開を図るべく、国の第3次補正に係る予算を活用した施策等について、さらに来月5日の中日提案に向け、全庁挙げ企画立案を進めております。

続きまして、本市が取り組んでおります施策等について、6点申し上げます。
1点目として、「佐久臼田インター工業団地の分譲」について申し上げます。
立地企業の第三次公募を行ったところ、残っておりました2区画の分譲地に対して、3社から申込みをいただきました。
先週10日に、立地企業選定委員会を開催し応募内容を審査し、2社について立地候補企業として選定いたしました。具体的な企業名等につきましては、大規模投資を伴う企業経営情報となりますことから、土地売買の仮契約締結後に合わせた公表を予定しております。
コロナ禍の折、5区画全ての分譲地について、選定をすることが出来ましたこと、まずもって、思い入れのある農地をご提供いただいた地権者の皆様はじめ、地元関係者、議員各位へご報告申し上げます。
現在、工期内の竣工に向け、造成工事を進めておりますが、円滑に立地候補企業に引き渡しが出来ますよう各種手続きを進めてまいります。

2点目として、「佐久クリーンセンターの閉炉」について申し上げます。
新たに平根地区に建設されました「佐久平クリーンセンター」の稼働に伴い、昨年12月をもって稼働を停止しておりましたが昨日、閉炉式が行われました。今後、解体に向け準備を進めていくこととなります。
顧みれば、昭和59年4月以来、佐久市・軽井沢町清掃施設組合により可燃ごみの処理を担ってまいりました。36年8ヶ月という長きに渡り施設を受け入れていただきました地元の皆様はじめ、安心、安全かつ安定したごみ処理体制にご尽力をいただきました関係者の皆様に、この場をお借りしまして、心より感謝を申し上げます。

3点目として、「浅科支所複合施設の業務開始及び竣工式」について申し上げます。
令和元年9月より建設に着手してまいりました浅科支所複合施設建設工事が順調に進み、来月3月1日より新庁舎での業務を開始し、竣工式を「佐久の日」に併せ3月9日に行う予定です。
新庁舎は、これまでの支所業務に加え、地域活動に必要な公民館機能、入居予定であるJA佐久浅間の金融窓口機能を併せた、多機能な複合施設となります。
この新庁舎が、地域住民の皆様にとって新たな地域活動の拠点となり、最も身近な施設となりますよう職員一同、目指してまいります。

4点目として、「県道塩名田佐久線 中佐都バイパスの全線開通」について申し上げます。
平成22年度より、県において整備を進めてまいりましたが、来月中旬に全線開通の予定であると伺っております。
中佐都バイパスが全線開通されますと、浅科・望月方面から中部横断自動車道や佐久平駅周辺へのアクセスが向上し、地域間の交流をより一層促すものと期待されます。
中佐都バイパスの整備にあたりましては、地元の皆様はじめ、整備主体の県や多くの関係者の皆様に、この場をお借りしまして、心より感謝を申し上げます。

5点目として、NHK大河ドラマ「青天を衝け」の放映が始まりました。
ドラマの主人公は「近代日本経済の父」と称され、新一万円札の顔としても注目される「渋沢栄一」です。
タイトル「青天を衝け」は、若き栄一が家業の藍玉を売るため信州を旅した時、内山峡で詠んだ漢詩「内山峡」の一節に由来しており、その漢詩を刻んだ詩碑が内山肬水にございます。
また、この詩碑の拓本が深谷市にある渋沢栄一記念館に掲げられており、放映が進むにつれ、内山峡への関心が非常に高まるものと期待しております。
市では、大河ドラマ放映を好機と捉え、内山地域の皆様とご相談し、案内看板の更新や臨時駐車場の整備等を進めるとともに、深谷市をはじめとする県境を越えたゆかりのある自治体と連携を強化し、プロモーションを図っているところでございます。
タイトルとなった漢詩の一節、「青空をつきさす勢いで肘をまくって登り、白雲をつきぬける気力で手に唾して進む」に思いを重ね、未曾有のコロナ禍においても、市民の皆様とともに英知を結集し、逆境に負けることなく突き進んで参りたいと考えております。

6点目として、NHK「のど自慢」の実施が決定いたしました。
期日は、令和4年2月20日(日曜)、場所は佐久市コスモホールにおいて実施されます。
当市でのNHK公開番組の実施は、平成27年「NHK民謡魂ふるさとの唄」以来となり、来年度は佐久市コスモホール開館30周年の記念の年にあたります。
令和元年東日本台風により被災し、復旧工事のため長期休館を余儀なくされている中、8月には再び当市の文化振興の拠点として、開館出来るよう準備を進めております。
「のど自慢」の実施により、令和元年東日本台風からの復興、そして新型コロナウイルス感染症の収束を願い、市民の皆様方が明るく前向きな気持ちになっていただけるよう市といたしましても協力をしてまいります。

お問い合わせ

総務部 秘書課
電話:0267-62-2111
ファックス:0267-63-1680

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