令和3年佐久市議会第1回(2月)臨時会招集あいさつ
更新日:2021年2月15日
令和3年佐久市議会第1回臨時会(令和3年2月3日招集)
招集のご挨拶を申し上げます。
本日、ここに令和3年 佐久市議会 第1回臨時会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多忙の中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。
それでは議案説明を申し上げます前に、新型コロナウイルス感染症の状況及び経済対策の取り組みについて申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の状況でございますが、昨年11月頃から始まった感染「第3波」の勢いが衰えず、市内においても年末年始以降、感染者数が増加し、浅間総合病院、川西赤十字病院等の医療機関での集団感染をはじめ、特に会食等を通じた感染者が増加し、そこから同居親族や知人などへの接触者に感染が拡大いたしました。
県は、佐久圏域の感染警戒レベルを先月3日、4に引き上げ、とりわけ感染の拡大が顕著な小諸市が6日に、佐久市、軽井沢町及び御代田町においては、11日に感染警戒レベルを5に引き上げ、「特別警報2」を1月11日から24日までの2週間発出をしました。
また、感染者の受け皿となる佐久圏域の医療提供体制も逼迫するなど厳しい状況となったことから、先月14日から県内全域に「医療非常事態宣言」が発出されました。
市では、この状況に対して速やかに対策本部会議を開催し、県からの要請を踏まえ、本市の対応方針を協議し、ホームページ、防災行政無線、広報「佐久ライフ」、SNS、広報車等を通じ、市民や事業所の皆様へより一層の行動変容を呼び掛けてまいりました。
こうした取り組みの結果、県は、佐久市、小諸市、軽井沢町及び御代田町における感染状況について、「特別警報2」の発出時と比較して、感染状況が落ち着きつつきあるとして先週25日より感染警戒レベルを4へ、更に29日からは感染拡大のリスクが低下したとして感染警戒レベルを3へと引き下げたところでございます。
まずもって、この2週間余りご理解、ご協力をいただきました市民の皆様、特に医療や福祉等に携わる方々に対しまして、深く感謝を申し上げます。
これまで通り、感染された方々には、早期のご回復をお祈りいたしますとともに、やむなく感染をされた方への誹謗中傷を決してすることがないよう、また誹謗中傷を恐れるあまりに受診をためらうことがないよう、市民の皆様の冷静な行動をお願い申し上げます。
引き続き、市民の皆様の命と暮らしを守るため、感染警戒レベルの引き下げを目指してまいります。
次に、経済対策の取り組みでございますが、今回の事態に際しましては、感染拡大を防ぐため、市民の皆様方に不要不急の外出や会食の自粛をお願いしてまいりました。
市内の飲食業はじめ、宿泊業、旅行業・旅客業等の皆様方には、特に大きな影響が及んだことから、明日への希望が持てる経済対策について、早急に具現化する必要があります。
まず、先月末までの使用期限であった佐久市プレミアム付商品券、「39(サク)プレミアム」については、今年度末の3月31日まで延長を行ったところです。
また、感染警戒レベル5発出で、県からの営業時間の短縮要請を受けた地域の事業者には、協力金が支払われましたが、佐久市の事業者には、同様の影響を受けているにも拘らず、支援等を受けることが出来ない状況について、見直していただくよう県へ要望を行いました。
知事の素早い決断により、先週29日には、レベル5発出の市町村を対象に産業支援交付金が新設されました。市ではこの交付金に市費を上乗せし、レベル5発出に伴う会食の自粛等で急激な収入減少に直面した事業者の皆様を支援すべく、1事業者20万円の支援をすることとし、第1回定例会の初日提案に向け、予算措置の準備を進めております。
また、本臨時議会において、ご提案させていただきました補正予算案といたしまして、前回の経済対策で好評をいただいた店舗等利用促進券「がんばろう佐久!応援券」の第2弾として、全市民へ前回同様一人3,000円分の応援券を配布することで、足元の地域経済の支援と、市民の皆様の生活支援を、ともに果たしてまいりたいと考えております。
さらに、コロナ禍が長引くことにより困窮する事業者へ配慮し、市制度資金「経営安定支援資金(緊急経済対策分)」の元金返済に係る1年間の据置期間を間もなく迎える中で、最大2年まで延長可能とするよう予算を編成したところでございます。
今後、ワクチン接種体制の整備などのコロナ対策を盛り込んだ国の第3次補正に係る予算につきましても、早期に施策展開が図られますよう全庁挙げて、作業を進めております。
感染拡大を防ぎ、一日も早い日常生活を取り戻すため、市として最大限の努力をしてまいりたいと考えております。