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令和3年佐久市議会第2回(5月)臨時会招集あいさつ

更新日:2021年5月17日

令和3年佐久市議会第2回臨時会(令和3年5月17日招集)

本日ここに、令和3年佐久市議会第2回臨時会を招集いたしましたところ、ご出席を賜り誠にありがとうございます。
先の佐久市議会議員選挙におきまして、ご当選されました26名の議員の皆様に心よりお祝いを申し上げます。
私も、この度の佐久市長選挙におきまして、4期目の市政運営を担わせていただくことになりました。
13年目に入る自らに対しましては、権力は十年で腐敗するという「権腐十年」の言葉の意味を戒めとしてより一層、精進してまいりますので、引き続き市民の皆様はじめ議員各位のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

現在、佐久市は、新型コロナウイルス感染症をはじめ令和元年東日本台風からの復旧・復興、さらに高齢化率が30%を超える少子高齢化社会など緊急の課題への迅速な対応が求められております。
加えて、佐久平駅周辺の人口増加とその周辺部の人口減少や今後、コロナ禍による地方回帰の流れを踏まえ、これまでの市域全体を中心に考える政策を基本としつつも、地域間格差や困窮度などに配慮した政策への転換が必要とされております。
市民の皆様に、不安解消に向けた政策を速やかに実行し、一つでも多くの安心を取り戻すことにより、佐久市の強みである「暮らしやすさ」に磨きをかけてまいります。

そうした視点を踏まえ、4期目の公約におきましては7つの重点施策を掲げ、市民の皆様にお約束をさせていただきました。
1点目として「地域公共交通の大改革」であります。誰もが便利な公共交通という視点から、本当に困っている人のための公共交通へと転換させてまいります。
具体的には、これまで維持してきた循環バスを原則廃止し、デマンドタクシーをより充実させることにより、運転の出来ない高齢者や学生及び障害のある方などが地域で暮らす不安を解消してまいります。
2点目として「子育て支援センター(仮称)の設立」であります。核家族化が進み、両親などからのサポートが困難な方にも安心して子育て出来る環境を整備してまいります。
野沢児童館を県民佐久運動広場へ移転整備することに併せ、助産師、保健師等の専門職を配置し、気軽に様々な相談がワンストップで対応できる子育て支援センターを整備してまいります。
3点目として「女性登用率長野県下NO.1」を目指します。現在審議会等における女性登用率が県下19市中19位である現状から脱却し、女性が積極的に審議会等に参加して活躍できるための場を創設すべく、準備を進めてまいります。
4点目として「災害に強い佐久市づくり」であります。「災害の少ないまち」から「災害に強いまち」への転換を成し遂げるための改良復旧・機能強化による「BBB(ビルド・バック・ベター)」の取り組みを加速させてまいります。
国・県等と連携し、信濃川水系緊急治水対策を促進するとともに、入沢、常和、石神、志賀地区の河川整備や桜井地区の遊水地など、市内全域の防災、減災に向けた治水対策を強力に推進してまいります。
5点目として「地域経済の活性化」であります。佐久臼田インター工業団地の全5区画すべてにおいて契約候補者が決定しましたことから、次なる工業団地の整備に向け準備を加速させてまいります。
また、地域経済の活性化に大きく貢献し、未知なる可能性を持つ「中部横断自動車道の利用促進及び建設促進」に引き続き邁進してまいります。
6点目として「若者や移住者に選ばれる都市」を目指します。コロナ禍により働き方が見直されている中、佐久市出身の若者をはじめ、首都圏からのリモートワーカーとの地域の繋がりを創出し、更なる移住の促進を図ってまいります。
7点目として、「地域完結型医療」を目指す佐久市において、川西地区で唯一の病院である川西赤十字病院の医療体制の充実について、積極的に関わってまいります。

これら7つの重点施策の推進にあたりましては、市民の皆様へ丁寧な情報提供と議論を重ね、納得を得る努力をする中で、実行してまいりますので、なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

ここで、現在の新型コロナウイルス感染症に関する市内の状況について以下2点、議会を通じて市民の皆様へお伝えいたします。
1点目として、「感染状況」につきましては、全国的な第4波による感染の広がり、さらに急速な変異株ウイルスへの置き換わりが進んでおります。
佐久圏域におきましても、先月6日から感染警戒レベルが4に引き上げられ、ここ数日における直近1週間の新規感染者数は40人を超えるなど、レベル5(特別警報2)の引き上げ基準に相当することから予断を許さない状況であります。
今一度、市民の皆様方におかれましては、感染拡大を防ぐための慎重な行動をお願いいたします。
2点目として、感染症収束の切り札として期待される「ワクチン接種の状況」につきましては、市民の皆様のうち、65歳以上の高齢者を対象に始まった接種は、4月上旬に、接種対象者約32,000人に「接種券」を送付させていただきました。
その後、「予約開始通知」につきましては、スムーズな予約受付を行うため80歳以上の方には、先月27日から発送し、明日18日からは75歳から79歳までの方に、20日からは70歳から74歳までの方に、24日からは65歳から69歳までの方に、順次発送いたします。
佐久市では、ご自身の体のことをよく理解されている、かかりつけ医や最寄りの医療機関で接種できる「個別接種」と、一度に大人数が接種でき、休日も実施している「集団接種」とを併用した方式としております。どちらの方式でもお選びできますので、ご都合に併せ、ご予約をお願いいたします。
なお、65歳以上の高齢者を対象とした接種完了の時期につきましては、7月中を目標とし、国・県・医師会・医療機関等と連携し対応してまいります。

以上、市民の皆様へこれらの公約をしっかりと実現させることをお約束し粉骨砕身、勇猛果敢に挑戦してまいりますことお誓い申し上げ、4期目のスタートに当たり、決意の一端を申し上げました。

本議会は佐久市議会議員選挙後、初めての議会でありますことから、これからの議会運営に必要な議会構成を決定いただくとともに、専決処分報告、事件案、人事案の審議をお願いするものでございます。よろしくお願い申し上げまして、挨拶とさせていただきます。

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