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「エストニア共和国公式訪問」「佐久市議会第2回定例会(児童虐待)」「県立高校再編」「中部横断自動車道」その他について(6月29日)

更新日:2019年9月10日

  • アナウンサー

 最初の話題は、7月のエストニア共和国公式訪問についてです。今回の訪問の目的はどんな点になるのでしょうか。

  • 市長

 今回の公式訪問は、神津議長はじめ10名を超える皆さんと一緒に行ってまいります。2020年東京オリンピック・パラリンピックに関して、陸上競技の皆さんの事前合宿が決定しました。その正式な調印と、オリンピック委員会、パラリンピック委員会の代表者の皆さんとお話をして、2020年東京オリンピック・パラリンピックの考え方、また友好関係について深めていきたいと思っています。エストニア共和国のサク市民の皆さんにも、姉妹都市となりましたことを広く知っていただくために訪問し、また大統領にもお会いすることが決定しましたので、大変活発な佐久とサク、日本とエストニアとの交流について、話してまいりたいと思っています。

  • アナウンサー

 もうすでに皆さんご存知の通り、エストニアのサク市と長野県の佐久市は、同じSAKUつながりということで、令和元年5月1日佐久市議会棟議場で姉妹都市への公式的な調印を行いました。これによってより一層の近密な関係になることを期待したいですね。

  • 市長

 市民の皆さんに認識していただくことが大事なので、今後この訪問などを機に輪を広げていきたいと思っています。

  • アナウンサー

 また近いところですと、8月~9月にかけては日本武道館で世界柔道も行われるということで、エストニア柔道ナショナルチームの佐久市内での事前合宿も決まっていますよね。

  • 市長

 そうです。佐久からも応援団を作りましょうということで、日本武道館に向けて応援バスツアーが結成されます。8月27日、29日ともに定員が35名です。多くの皆様にご参加いただきたいと思っています。この大会には日本選手も出ますので、エストニア選手、日本選手など見所満載の世界柔道、ぜひ佐久からの応援団にご参加いただきたいと思います。

  • アナウンサー

 ここまで佐久市とエストニアとの海外交流に関してお届けしてまいりました。
 次の話題は、佐久市議会第2回定例会に関してお伝えします。6月17日~19日までの3日間、19人の議員が一般質問に立ちました。その中で「児童虐待」について詳しくお伝えしていきたいと思います。児童虐待については、和嶋議員からの質問でした。

  • 市長

 和嶋議員は、児童虐待について大変積極的にまた深刻に事態の状況を捉えて対応していただいています。平成28年に児童福祉法が改正され、市町村は児童福祉に関する支援等を適切に行うこと、児童虐待の発生予防等を図ることが命じられています。大きな社会問題として捉えられてきていると、そう感じませんか。

  • アナウンサー

 そうですね、それは大いに感じます。

  • 市長

 国内においても深刻な虐待、死に至らしめるような事案が報告されていますし、そのことについてかなりつっこんだ議論が行われたと思っています。

  • アナウンサー

 佐久市内では、児童虐待に関する相談を佐久市役所子育て支援課や岩村田にある佐久児童相談所でできます。件数も多く、具体的な相談などもあるんですよね。

  • 市長

 今年3月末で、佐久市子育て支援課が児童虐待による要支援児童、支援しなければいけないとしてケース管理をしている事案は177件、深刻な数字です。

  • アナウンサー

 177という数字は、おっしゃるように多いという印象を受けますよね。

  • 市長

 177件のうち児童相談所と共同で管理している事案、子育て支援課が管理している事案、いくつかの対応の仕方があるんです。私は議場で申し上げましたが、この実態を議会の皆さんも知っておいていただいた方が良いと思います。しかしながら、議員の皆さんは守秘義務を持っているわけではないので、児童虐待における個別の事案に関してはプライバシーに関わる話なのでお知らせしていないわけです。それを解決する方法が秘密会です。秘密会は議員の皆さんに守秘義務が発生します。その義務をお持ちいただければ、議会の皆さんにも個別の事案をお話しますということです。議会は議会の自主性の中で議会ルールがあり運営をしていますので、私が申し上げるというのは、はばかれるわけなんですが、こういったことで理解をしていただく方法もあるんじゃないか、秘密会にしていただければ、守秘義務が発生しますので、個別のお話もできますということをお伝えしたいですね。

  • アナウンサー

 児童虐待と言いますと、最近は全国でも最悪死に至るケースなども報道されています。
 実際に市長からのコメントもあったように、佐久市内でも児童虐待とおぼしき相談が100件を超える177という数字もありました。この放送をご覧の方、子育て最中の方、たくさんいらっしゃると思います。

  • 市長

 和嶋議員も教育長も私もお話を申し上げる中で、子育てをしていく中でかっとなる時はある、あるけれどもどうやってそれを抑制していくかという課題を共に考えていかないといけないわけで、どなたにも起こり得ること、それを社会としてどう解決していくかという突っ込んだ議論は必要ではないかと思います。

  • アナウンサー

 万が一、子育てで不安なこと、悩みなどがあったら決して一人で悩まずに各関係機関に相談していただきたい。例えば、それが佐久市役所であったり、児童相談所であったり、あるいは虐待専門ダイヤル189という専門ダイヤルもあります。こうしたものを有効活用していただいて、一人で抱え込まないことも大切になります。

  • 市長

 様々な支える体制というのは整ってきています。それは法律であっても機関であっても備わっていますので、一人で悩むことなく一緒に解決していきましょう。

  • アナウンサー

 続いての話題は、県立高校の再編について皆さんと考えていきたいと思います。県立高校の所管は県の教育委員会になりますが、基礎自治体の市町村が絡んだ協議会の要望活動があると聞いています。こちらに関してお願いします。

  • 市長

 各通学区、私どもでいうと旧第6通学区の佐久市・小諸市・南佐久郡・北佐久郡の11市町村が協議会を作り、長野県立高等学校の再編整備計画について意見を出すことになっています。6月11日、東京で行われた全国市長会の合間に長野県市長会が行われました。その時にも話題になり、私達が話を進めていくことは、地域のことですから大切なことだとしながらも、高等学校教育の設置主体は県で、専門的に高校教育に対して知見があるのも県ですし、財政的な取り組みも当然県になりますということを申し上げました。

  • アナウンサー

 実際に佐久地域に目を移しましても、例えば小諸商業・小諸高校を再編という動きも出ていますが、こういった地元自治体からの要望活動に関して、原山教育長以下県の受け止めはどうだったんでしょうか。

  • 市長

 原山教育長からは、これまで市町村長との課題の共有や情報提供について、不足していたんじゃないかと反省をしていますというお話がありました。そうした上で皆さんのご指摘の通り主体性は持っていきます、そして必要に応じて求めがあれば知見を出しますよとおっしゃっていただきました。また、地域の協議会が出した答えについては、尊重してくださいという要望に関しては尊重していきますとも言っていただきました。

  • アナウンサー

 これから迎える人口減少社会において、より充実した高校教育が必要不可欠です。県立高校の再編に向けた地元自治体の動きを注目して見ていきたいと思います。
 最後の話題は、中部横断自動車道の最新情報を紹介していきたいと思います。現在、八千穂高原までの開通となっている、そして長坂に向けた全線開通が一日も早く望まれる中部横断自動車道ですが、具体的な通行台数など数値も含めて現況をお願いします。

  • 市長

 環境アセスメントの準備が整いましたと国から県に通知があり、環境アセスメントが始まることが明らかになりました。今、1キロルート体ですが、この中で環境、動植物に対して影響が出るか出ないかを調査し、もし影響が出るようならそれに対しての対策を打っていかないといけません。その調査を始めることが決まりましたので、これで一歩前進というのが今の状況です。
(フリップを見て説明)
 中部横断自動車道の交通状況ということで、平成31年4月とG.W中のデータになります。通常の台数を見ると、佐久南―中佐都間で15,400台、佐久南―臼田間で10,600台と1万超えとなっています。山梨―静岡ルートというのは4,000台前後となっていて、道路のスペックは一緒なんですけれども、通行台数は佐久地方の方がぐっと多いんです。そういう意味でいうと、八千穂高原から長坂までのルートというものは、非常に効果の高いものではないですかと主張できるのではないかと見えましたね。

  • アナウンサー

 データを見ても本当に一目瞭然で、確かに佐久からのルート区間というのは非常に台数も多く、あと連休期間中などは最大で1日18,300台の利用もあったということですね。

  • 市長

 今回のG.Wは史上最長の10連休ということで、通常15,000台走っているところ、G.W中は18,000台でしたということです。

  • アナウンサー

 およそ1.2倍ですね。

  • 市長

 静岡―山梨地域でいうと、通常4,300台のところ連休中は10,200台で、倍増以上です。そういうことで言うと、佐久地域というのは観光というよりは、生活とか暮らしの中で使われている。山梨―静岡ルートに関しては、観光型ということです。

  • アナウンサー

 富士山効果があるかもしれませんね。

  • 市長

 おっしゃる通りで富士山効果ということも言えるんじゃないかと思います。

  • アナウンサー

 中部横断自動車道も、今年度内には山梨―静岡ルートも全通という形になっていきますよね。

  • 市長

 そう言っていたんですが、ちょっと遅れそうなんです。おっしゃる通りそんなに遠くない時期に全線開通します。

  • アナウンサー

 そうなりますと、八千穂高原から長坂までの34キロメートル区間が1日も早く、まずは整備区間に格上げとなって、そして建設・着工となり、ひいては日本海太平洋がより近づいて来るのを望みたいですね。

  • 市長

 今、中部横断自動車道の運動も、毎月東京に行き、国交省、国会の先生方、財務省へ行っています。八千穂高原から長坂までの間は有料になるか無料になるかは正式には決まっていないんですよ。そういう意味では、無料と有料の高速道路どちらがいいですか?

  • アナウンサー

 もちろん無料になったほうがいいですよね。

  • 市長

 そういう運動を国に対してしっかり伝えていくことがすごく重要なことで、これからも力を込めてやっていきたいと思っています。

  • アナウンサー

 やっぱりその運動の一翼を担うのが住民の思い熱意でもありますよね。

  • 市長

 住民の熱意、国民の後押しがないと動かないですから、すごく重要なことです。

  • アナウンサー

 中部横断自動車道の最新情報をお届けしました。
 最後にこの放送をご覧の大勢の市民の皆さんに向けて市長からメッセージお願いします。

  • 市長

 本日は、議会の一般質問について大変話題となっている関心の高い児童虐待について少しお話をさせていただきました。議会から提案、指摘されることというのは、私共行政にとっては緊張するものでありますし、それは市民の皆さんの声でありますので、丁寧に対応していきたいと思っています。私共と市民の皆様、そして議会の皆様と市民の皆様、私共と議会の皆様、こういったそれぞれが理解し合える、あるいはまた、良い佐久市を作っていくという思いの中で、一致した行動をしていきたいと思っています。

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企画部 広報広聴課
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