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佐久市立の学校における働き方改革について

更新日:2024年7月24日

佐久市立の小中学校における働き方改革宣言を策定しました

 佐久市では、目指す佐久市の子ども像を「自ら考え、夢と志をもって、ともに未来を拓く子ども」とし、小中学校において、教職員が地域の皆様にもご協力いただきながら子ども達による主体的な学びに取り組んでおります。
 一方で、佐久市における令和4年度の教職員の勤務時間調査では、所定の勤務時間を超える超過勤務時間が、いわゆる「過労死ライン」とされる月80時間以上となる教職員の割合が、小学校、中学校ともに約11%となっており、長時間勤務が常態化しています。
 学校における働き方改革は喫緊の課題であり、佐久市の子ども達の成長を支えていくため、市を挙げて取り組んでいく必要があります。そこで、佐久市では、「佐久市立の学校における働き方改革推進プラン」に基づき佐久市教育委員会、佐久市校長会、佐久市PTA連合会が連携し、「佐久市立の小中学校における働き方改革宣言」を策定しました。

【宣言】

 佐久市では、教員が子ども達と向き合う時間を十分に確保できるなど、本来の業務に専念することで、学校に関わる全ての人の『ウェルビーイング』を実現するため、学校における働き方改革を、保護者や地域の皆様と連携・協働しながら全力で進めてまいります。

学校ウェルビーイング(Well-being)とは

 ウェルビーイングとは、「身体的・精神的・社会的に良い状態」であることを指す言葉です。この働き方改革の目的は、教職員が子ども達と関われる時間が増えることで、教職員だけでなく、児童生徒、保護者、地域の皆様といった学校に関わる全ての人の「幸せ」を実現することであり、その状態が学校にとって良い状態、学校ウェルビーイングであると考えています。

市教育委員会・学校での主な取り組み

●教員の在校時間の上限に関する方針を定めます。
 超過勤務時間の上限を1月あたり45時間、1年あたり360時間と定め、教職員の勤務時間の適切な管理に努めます。
●学校閉庁日(職員が学校にいない日)・定時退庁日を設定します。
 市内全校共通の学校閉庁日(この期間職員は学校におりません)を夏休みと冬休みに設定するとともに、学校ごとに定時退庁日を設け、教職員の心身のリフレッシュを促進します。
●自動応答機能付き電話を設置します。
 勤務時間外の電話対応については、音声による自動応答とし、翌日の授業準備等に専念できる環境を作ります。(※緊急時は市役所代表62-2111へ、○○学校の件とお伝えください)
●連絡フォーム等を活用した出席確認を実施します。
 朝の出欠席確認については、準備ができた学校から連絡フォーム等を活用して行うこととし、保護者や教職員間の朝の事務連絡の負担を軽減します。
●小学校では、通知表2回制を導入します。
 3学期制は維持しつつ通知表を2回にすることにより、子ども達と向き合う時間を確保し、より良い評価につなげます。
●学校の行事等の見直しや簡素化を検討します。
 行事の目的を確認し、教育的意義や保護者の負担軽減等の視点も加え、見直しを行います。
●休日部活動の地域移行を推進します。
 専門的な指導と魅力ある活動の機会を確保するため、地域移行に向けた協議を推進します。

佐久市立の学校における働き方改革推進プランを策定しました

 全国的に見ても教員の長時間勤務は常態化し、学校におけるメンタル不調による休暇取得者も増加傾向にあり、教員を目指す若者も減少しています。このような中、佐久市では教員の負担を減らすだけでなく、教員が子ども達と向き合う時間を確保し、学校全体の「幸せ」を実現すること目指し、「佐久市立の学校における働き方改革推進プラン」を策定しました。

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お問い合わせ

学校教育部 学校教育課
電話:0267-62-3478
ファックス:0267-62-7862

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