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令和5年度 中学生海外研修(エストニア共和国)研修生報告

更新日:2023年9月25日

佐久市では、平成元年に国から交付された「ふるさと創生資金」を「佐久市ふるさとづくり基金」として積み立て、その基金の活用により、次代の佐久市を担う人材を育成するための「佐久市ふるさと創生人材育成事業」を実施しています。中学生を対象とした今年度の海外研修は、姉妹都市であるエストニア共和国サク市において実施しました。

今回この海外研修に参加した研修生の感想を紹介します。
また、詳しい研修報告につきましては、ホームページに引率団長の報告を掲載いたしますので、そちらもご覧ください。
なお、研修生の報告につきましては、報告書(冊子)を令和6年3月頃に各地区の図書館や公民館へ配布する予定です。是非ご覧ください。

中学生海外研修(エストニア共和国)の概要

この研修は、佐久市の中学生がエストニア共和国サク市を訪問し、一般家庭でのホームステイや現地学生との交流を通して相互理解を深めるとともに、学校訪問やエストニア国内見学などを通してエストニア共和国の風土や文化を肌で感じることで、国際的視野を広げることを目的としています。

  • 研修生・・・市内中学生8名
  • 事前研修・・・8回
  • 本研修・・・7月31日(月曜日)から8月7日(月曜日)までの8日間

研修生の感想

(誤字・脱字以外は原文のまま掲載しています。)

浅間中学校 2年 寺島 唯 「私のエストニア研修記」

 私は、エストニアに行って、国の文化や違いを学んできました。それをまとめて、伝えます。
 1つ目は人柄です。最初にエストニアの子たちと会った時、私は「同い年なのに大人っぽいな。考えていることが違いそう。」と思いました。だけど接してみれば、フレンドリーだしすごく優しかったです。顔に出さないだけなのかなと思いました。あと、とても時間にしっかりとしています。集合時間から逆算して行動していてすごいと思いました。
 2つ目は生活です。私が特に驚いたのは、食事の時間に、よそってもらった順にバラバラに食べるということです。また、庭が広いということです。庭が広いから、日本のように公園で遊ばず庭で遊ぶのかなと思いました。そのせいか公園も見あたりませんでした。エストニアの人口密度が1平方キロメートルあたり30人くらいです。土地が日本よりも広くとれるから庭が広いのだと思います。
 3つ目は、ITです。まず見つけたのが、市役所の入口にある顔認証です。私が顔を近づけてもなんともならなかったのに、市長さんが顔を近づけると扉が開きました。スパイ映画みたいだと思いました。それに大体の小学生がスマホを持っており、学校にスマホを預けるところがあります。そして休み時間に決まった場所でそれを使うことができるようです。学校にフリーWi-Fiもありました。
 私はエストニアに行って文化や歴史を学ぶことで日本だけだった私の世界が広がったと思います。この研修を通して、私は日本がまだITなどが遅れていることに気付きました。だから将来は、日本のITに貢献する仕事に就くことも選択肢に入れようと思います。

野沢中学校 2年 黛 愛美 「サク市と佐久市について」

 私達研修生8名が参加したエストニア研修は、文化の違いに触れたり現地の学校など訪問したりと充実した毎日でした。約一週間の研修を通して、感じた事や印象に残ったことを報告したいと思います。
 日本を出発してエストニアへ到着した時、私はとても緊張していましたが、エストニアの研修生達が温かく迎えてくれたので、これから始まる研修が楽しみでもありました。みんなが笑顔で話しかけてくれたり荷物を持ってくれるので、エストニアの人達はとても優しいなと感じました。
 私が日常で驚いたことは何気ないあいさつです。ホストファミリーとスーパーに入った時、店員さんが「テレ(こんにちは)」と、とてもフレンドリーに笑顔であいさつしてくれました。なので、私も自然に「テレ」と返せました。店員さんの気さくなあいさつは、初対面のお客さんでも距離をすぐに縮められるように感じました。日本では丁寧なあいさつが多いですが、エストニアのような気さくなあいさつも素敵だなと思いました。
 エストニア料理は私の口に合っておいしかったです。でも、エストニアのお米はパラパラして日本のお米のようなモチモチ感と甘味は感じられませんでした。また、佐久の水は直接水道水からおいしく飲めますが、エストニアの水は違いました。日本のお米と水はおいしいと、日本の良いところが発見できて嬉しかったです。
 この研修で私は、現地の人と積極的に英語で話しかける事を一番頑張ったので、英語が通じた時は大きな自信になりました。でも、相手の単語を聞き取れなかったりした時もあったので、もっと英語を勉強したいと強く思いました。
 そして、日本とは異なる文化や生活をポジティブに受け止めて自分なりに理解する事が出来たので、これからは世界に視野を広げて考えたり行動できる人に成長したいです。

東中学校 2年 栗山 京子

 私がエストニア海外研修に参加した理由は、海外の人とコミュニケーションをとりたいという気持ちと外国の雰囲気を味わいたかったからです。
 今回の研修で印象に残ったことは、2つあります。1つ目は、文化交流についてです。文化交流は、まず私たちが日本と佐久市について事前研修でまとめたものを英語で発表しました。現地研修生が理解してくれたかは、分からなかったけれど、スムーズに発表することができました。現地研修生の発表では、Kahoot(カフート:クイズ大会を開けるアプリケーション)をやりました。日本とエストニアについての問題を出してくれて、日本について皆よく知っていたので驚きました。食べ物の交換では、日本のものは煎餅が一番人気でした。私は、最後に出てきたデザートがおいしかったです。互いの文化についてふれることが出来たので良い機会になったと思います。
 2つ目は、ホームステイについてです。私は、現地の男子中学生のホストファミリーの家に2日間泊まらせてもらいました。彼は、長男で弟が2人とお母さんとお父さんがいました。最初はコミュニケーションをとれるか不安でしたがホストファミリーがとても優しく接してくれたので、不安は一瞬でなくなりました。食事は、主にサーモンとジャガイモが出てくることが多く、どれもおいしかったです。
 海外研修を通して私が思ったことは、言葉の壁があっても思っていることや考えていることは同じであるということです。そして、海外研修の参加目的を達成することができたので良かったです。また、少しだけしか覚えることが出来なかったけれどエストニア語の「おはよう(テレ ホンミックスト)・こんにちは(テレ)・ありがとう(アイタハ)・どういたしまして(パルン)・はい(ヤハ)」という単語を覚えられました。10月には彼らが日本に来るので楽しみに待っていたいです。

臼田中学校 1年 小林 凛音

 エストニア研修に行ってみて思ったことは2つあります。
 1つ目は、「世界は広い」ということです。エストニアの学校を訪れた時、学生企業があったり、コンピューター室に3Dプリンターがあったりと、私が通う学校と違うところが多くありました。街中では、白杖のデザインが日本と違ったりしました。また、タリン旧市街で、ツアーガイドさんから怖い話を聞いたときも、エストニアと日本の昔の文化の違いに驚きました。街並みも、海の色も、全てが日本と違っていて新鮮でした。
 2つ目は、「人はみんなちがう」ということです。エストニアの人たちと日本の人たちは、当たり前ですがまったく違いました。日本の中学生の研修の仲間も、人によって違いました。8日間ぐらい共に過ごして、一人一人の性格などがやっと分かってきました。人によって、性格も、得意なことも、見た目も、全く違う。今回の研修で、そんなことが分かりました。
 今回の研修で、私は、色々なことを学んでくることができました。ここで学んだことを、これからも忘れずに活かしていきたいです。

臼田中学校 2年 山越 優杏

 私がこの研修に参加したいと思ったのは、海外と日本の違いをインターネットの情報ではなく、体験したいと思ったからです。
 出発前から事前研修として、発表することや様々な役割を決めることが必要でした。研修生として集まった8名は、アイディアを出し合い、積極的に発言をしてくれることが嬉しかったです。同じ目的を持った人が集まると、こんなに気持ちの良い活動が出来るのだなと思いました。旅行中も助け合い、協力できて、結束力が高まったと思います。不安でいっぱいでしたが、楽しく過ごせたのは仲間のおかげです。素晴らしい出会いに感謝します。
 一番心に残ったことは、ホストファミリーが優しかったことです。何と言っていいのか分からない時や、ジェスチャーでも伝わらない時も、ホストファミリーの方は、優しく聞いてくれ、スマホの翻訳機能で伝えてくれたりしました。自分が考えて伝えたことを理解してもらえた時は、とても嬉しかったです。
 日本と海外の違いを体験したいという目的を持って、研修に参加しましたが、気候、街並み、食文化を体験してみて感じたことは、白夜で明るい不思議な空、足元で感じるレンガ敷きのでこぼこした道、舌で感じる食べなれない味など、行ってみないと分からないことだらけでした。違いに注目してばかりいましたが、同じかもしれないと思うこともありました。エストニアの方々は、日本人の感覚と似ているように感じます。穏やかでまじめで優しいと思いました。ほかの国の文化にも触れたいと思いました。
 今回の研修で、普通の観光旅行では体験のできないことを経験させてもらいました。準備や協力していただいたみなさまに感謝します。これから、この研修の経験を生かせるように、目標を決めて勉強しようと思いました。

浅科中学校 2年 山浦 カリール 「エストニア研修を終えて」

 私はこのエストニア研修で学んだことが3つあります。
 1つ目は戦争についての歴史が多いということです。昔、ソ連に入っていたホームステイ先のお母さん、お父さんの話を聞きました。特に衝撃だったのは軍の勧誘の仕方です。決まっていない時間に軍が来て、5分で準備をしてついてくるように言われていたようです。もちろん反抗をしたら殺されることもあり、黙って従うことしかできなかったので、今の時代にこんなことがもうなくて良かったと思いました。
 2つ目は学校の校則です。エストニアの学校は校則はなく、露出度の高い服を着ないなど、常識の範囲ならどのような格好でもいいようです。私は多様性を大切にするこの時代だからこそ、エストニアのように、校則をゆるくした方がいいのではないかと思いました。
 最後に私が特に思い出に残っているものは、ホストファミリーです。ホストファミリーは最初から最後までずっと優しくしてくれました。「日本人は優しすぎて、礼儀正しいから優しくしなくてもいいよ」と言われました。ホストファミリーのお父さんお母さんはソ連時代のこともあり、英語があまり話せないけど、不器用ながらも私とコミュニケーションをしてくれたりすごくうれしかったです。海外旅行で外国へ行くことはこれからも何度かはすると思うけど、このように現地の人の家に泊まるということは気軽にはできないのでこのような体験ができて本当にうれしかったし、これからもこの研修に行ってよかったなと思えるように頑張りたいです。

望月中学校 3年 岩崎 晃大 「エストニア海外研修」

 僕は、エストニア海外研修に行って色々な事を学びました。まず、佐久平駅を出発し電車を乗り継いで羽田に向かい、そこから飛行機を乗り継いでエストニアに向かいました。首都のタリンからキャンプ場へ向かいました。そこで、エストニアの子どもたちとレクリエーションゲームをしたり自己紹介をしたりして一日を過ごしました。
 二日目は、タルトゥという南部の都市を観光しエストニアの川船にのったり、科学センターを見学したりしました。
 三日目は、キャンプ場から首都タリンへ向かいました。タリンの近くにはナイッサーレ島といわれる島があり、そこの観光をしました。その後、ホームステイをするホストファミリーの方とお会いしてその後ホストファミリーのお宅へむかいました。
四日目には、ホストファミリーの方と早朝にハイキングに行った後、サク市の市庁舎に行ったり、在エストニア日本大使館に行ったりしました。
五日目は、ホストファミリーの方とお別れをして一日中タリンの観光をしました。
六日目は、お土産を買った後、日本へ向かうためにタリン空港へ向かいました。帰りの飛行機は乱気流につかまりかなり揺れたことが印象に残っています。その後、日本に着いたときはとても安心しました。駅では親たちが迎えてくれてとてもほっとしました。

佐久長聖中学校 3年 幸 まこと

 今回のエストニア研修での私の目標は、積極的に色々な事に挑戦をする事、この研修でたくさんの人と英語で話すこと、そして研修を楽しむ事でした。
 私は研修を通して様々な人と会い、話をして最初は自分の英語にあまり自信がなく英語を話す勇気がありませんでしたが、段々とそういった心配よりもより多くの人と話をする楽しさの方が勝り、積極的に質問したり、会話ができるようになりました。
 この研修を通して、もちろん正確に相手に自分の思っている事を伝えるのも大事ですが、何より相手にまず伝えようとする事が大切だと感じました。もし、伝わらなくても、ジェスチャーをまじえる事で会話できる範囲もぐっと広がると思います。この経験を生かして、もっと英語を勉強し、さらに会話の範囲が広がるよう積極的に挑戦をしていきたいです。

お問い合わせ

社会教育部 生涯学習課
電話:0267-62-0671(生涯学習係・青少年係)0267-66-0551(公民館係)
ファックス:0267-64-6132(生涯学習係・青少年係)0267-66-0553(公民館係)

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