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平成22年佐久市議会第3回(9月)定例会招集あいさつ

更新日:2015年2月2日

 平成22年佐久市議会第3回(9月)定例会
 市長招集あいさつ

 今年の夏は、全国各地で例年を上回る猛暑となり、今月に入りましても、日中は未だに厳しい残暑が続いております。気になりますのは農産物の生育状況でありますが、主要農産物である米については、8月上旬に発表されました長野県内の作況指数では、103の「やや良」となっております。今後、天候が順調に推移し、無事、実りの秋を迎えられることを願っております。
 また、この夏は雷や暴風、時にはひょうを伴う集中豪雨により全国各地で様々な被害が発生している年でもあります。佐久市におきましても、6月から8月にかけまして、局地的な集中豪雨と強風、さらにはひょう害もあり、1名の尊い命が失われたほか、住宅や道路・水路、農作物等に大きな被害を受けております。
 被災された皆様に、改めてお見舞い申し上げます。市といたしましても、本議会に関連予算をお願いしておりますとおり、直ちに対策に着手するとともに、被害状況を見極めながら、被災農家のための利子補給などの支援策を講じてまいることとしております。
 市では、このような、いつ起こるかもしれない災害に対処するため、毎年防災週間に合わせまして、防災訓練を総合的に実施しており、本年度は、今月4日に浅科総合グラウンドにおいて、浅科区民の皆さんを始め、24に及ぶ防災関係機関の方々にご参加いただき、総合防災訓練を実施したところでございます。
 一方で、猛暑の中、今年も各地で夏祭りが地元の皆様をはじめ多くの関係者のご協力により、盛大に開催されております。
 7月には七夕まつり、岩村田・野沢の祇園祭、8月には「臼田よいやさ」、「浅科どんどん祭り」、望月の「榊祭り」また「千曲川大花火大会」など、地域の伝統を引き継いだお祭りが開催され、市民の皆様はもとより、市内外の大勢の皆様方に佐久の夏を楽しんでいただきました。
 いずれのイベントも天候に恵まれ、昨年以上の入込状況であったと報告を受けております。
 また、今月4日から23日までは、第23回佐久高原コスモスまつりが開催されております。今年も、内山地区の皆さんが手塩にかけて育てられた、すばらしいコスモスが街道を埋め尽くしておりますので、大勢の皆様方にご覧いただきたいと思っております。
 さらに今年は、近代美術館において、10月2日から12月5日まで、新佐久市発足5周年記念特別企画展といたしまして、「現代書道の父・比田井天来」展を開催いたします。
 今回の展示作品は、地元佐久市に残された名品をはじめ、作品集でしか見られなかった逸品のほか、これまで公開されてこなかった作品の展示により、過去最大規模の展覧会となります。
 この機会に、我がふるさとの先人・比田井天来を、より多くの皆様に知っていただけますよう、交流人口の創出に向け、広く周知を図ってまいりますので、議員の皆様におかれましても、ご協力の程よろしくお願いを申し上げます。

 それでは、招集のごあいさつを申し上げます。
 本日、平成22年佐久市議会第3回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、公私ともにご多忙の中ご参集いただきまして、定刻に議会が開会できましたことを厚く御礼申し上げます。
 議案の総括説明を申し上げます前に、最近の、政治経済情勢、主な事業の概要並びに主な市政の動きについて申し上げます。
 はじめに、最近の政治情勢について申し上げます。
 今年の夏は、参議院議員通常選挙と長野県知事選挙及び長野県議会議員補欠選挙が執行されました。その結果、国政におきましては、「ねじれ国会」が生じたことはご案内のとおりでありますが、景気対策、地域主権改革の推進など、目前にある重要課題は山積しており、これらが確実に進められることを望んでいるところであります。
県政におきましては、マニフェストに「共に支える確かな暮らし-信州に築く県民主権」を掲げた阿部守一新知事が誕生いたしました。先月30日、短時間ではありましたが、就任前の阿部新知事と懇談する機会がありました。その中で、私からは政府の事業仕分けの結果に対する説明責任の不足などについて触れさせていただき、また、阿部新知事からは信州型事業仕分けの概要などについてお話をいただいたところであります。
 今後も、県との間では、佐久総合病院再構築問題をはじめとする課題等の解消に向け、連携を深めてまいりたいと考えております。
 また、私が昨年、県議会議員を辞職したことに伴います、佐久市・北佐久郡区の補欠選挙におきましては、新しい議員が誕生いたしました。議員には、県財政の再建への取り組みなど、掲げられました公約の実現を目指していただくとともに、県と佐久市、さらには佐久地域を繋ぐパイプ役としてご活躍されますことをご期待申し上げるところでございます。
 次に、経済情勢について申し上げます。
 最近発表された、内閣府の月例経済報告では、「景気は着実に持ち直してきており、自律性回復への基盤が整いつつあるが、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある。」とされております。また、長野県内の民間シンクタンクの発表によりますと、県内の経済動向は「持ち直しているが、雇用面を中心に厳しい状況が続いている。」とされており、景気は自律的な回復の兆しを覗かせている一方で、依然として雇用面の厳しさが強調される状況となっております。
 心配される雇用状況につきましては、最近の長野労働局の発表によりますと、来春卒業する県内高校生に対する求人倍率は0.64倍と、景気後退で求人が激減した前年を、0.04ポイント上回ったものの、「依然として低い水準である。」とされております。
 このような状況を踏まえ、佐久市といたしましては、新規高等学校卒業者の就職支援に向けて、7月12日、13日の両日、佐久地域高等学校校長会とともに、佐久商工会議所、臼田町商工会、浅科村商工会、佐久市望月商工会及び佐久職業安定協会に、平成23年3月卒業者の採用枠拡大の要請を行ったところであります。

 次に、当面の市政運営に関する主な事業の概要などについて、8点申し上げます。
 まず、1点目といたしまして、先の臨時議会において修正の上、議決をいただきました、「佐久市総合文化会館の建設の賛否を問う住民投票条例」に基づく住民投票への取り組みについて申し上げます。
 今回の住民投票の実施により、主権者である市民の皆様の、行政への積極的・主体的な参加が具体化され、私が市長就任以来取り組んでまいりました「徹底した情報公開による市民参加型市政運営の実現」が、議会の皆様のご理解の下、大きく前進したものと認識しております。
 今年6月22日に閣議決定された、今後の地方公共団体が進むべき方向を示す地域主権大綱では、「地域主権改革」を「地域住民が自らの判断と責任において地域の諸問題に取り組むことができるようにするための改革。」と、定義しております。また、この改革は「単なる制度の改革ではなく、地域の住民が自らの住む地域を自らの責任でつくっていくという『責任の改革』であり、民主主義そのものの改革である。」とされ、さらに「住民や首長、議会のあり方や責任も変わっていかなければならない。」ともされております。今回の住民投票は、長野県で初めてとなる政策的住民投票の実現であり、今後進めなければならない、この「地域主権改革」に向けた、先がけとなる具体的な取り組みであると考えております。
 結果的に多くの議会同志の皆様からご賛同いただき、修正案を条例化できましたことに対しましては、これまでのご労苦に敬意を表するものであります。一方で、主権者たる佐久市民の民意を推し量る必要がないとされた方々は、住民自治において民意を軽視している姿勢にほかならず、民主主義の考え方において、大きな隔たりがあり、遺憾至極の思いであります。
 今後は、11月14日に設定いたしました投票日に向けて、早急に市民の皆様が、賛否の判断するために必要となる資料を作成し、議会の皆様のご理解をいただく中で、広く情報を提供し、広報活動を展開してまいる所存でございます。
 具体的な広報活動といたしましては、「総合文化会館建設及び住民投票の市民説明会」を、9月29日の佐久市役所を初回に、11月3日まで市内各地の13会場で21回開催してまいります。
 また、建設賛成・反対の皆様が、パネラーとしてそれぞれのご意見を発表していただきながら討論する場として、「総合文化会館建設の賛否を問う市民討論会」を、10月16日に長野県佐久勤労者福祉センター、11月6日に佐久創造館の2会場で開催いたします。この討論会では、公開討論会支援専門NGOの「リンカーン・フォーラム」にコーディネーターを依頼しまして、活発な意見交換による討論の充実を図り、傍聴者の皆様に理解を深めていただけるよう努めてまいります。
 2点目といたしまして、佐久地域平日夜間急病診療センター事業について申し上げます。
 これは、全国的な医師不足が続いている中、かねてから休日及び平日夜間の一次医療専門の診療施設の設置が求められていたことに対する取り組みであります。
 本市においては、昨年10月、佐久医師会のご協力の下、休日の小児科急病診療センターを浅間総合病院内に開設することができましたことはご案内のとおりであります。
 その後も、さらなる地域医療の充実を目指して「平日の夜間急病診療」の検討を進めてまいりましたところ、この度、佐久医師会に所属する先生方のご協力をいただける運びとなりました。ついては一日でも早く市民の皆様にご利用いただけるように、年度途中ではありますが、この10月1日から、浅間総合病院内の救急外来で、一般内科として開設するための準備を進めているところでございます。
 これにより、平日夜間の一次医療専門の診療窓口が充実し、市民の皆様の安心安全な生活に、より一層の貢献ができることになります。
 なお、本議会に、この「佐久地域平日夜間急病診療センター」の開設及び事業運営に要する関連予算案を上程させていただいておりますので、ご審議の程よろしくお願いいたします。
 3点目といたしまして、新斎場(火葬場)の整備について申し上げます。
 建設候補地検討区域につきましては、先の議会全員協議会の場で申し上げましたとおり、佐久総合運動公園東側に位置する「宮田・東久保地籍」の一帯を、佐久市内からの交通アクセスを第一に、佐久広域圏内からのアクセス面などから検討させていただくことになりました。
 現時点では、地権者並びに地元区長の皆様に、候補地としての適性を測る現況調査の実施に関してのご了解をいただいたという段階であり、候補地として決定に至っている状況ではございません。
 現況調査については、関連予算案を本議会に上程させていただきましたが、今後、本調査の結果を基に、具体的な構想を地権者及び地元の皆様に説明申し上げ、ご理解を得てまいりたいと考えております。
 4点目といたしまして、ごみポイ捨て禁止条例の制定について申し上げます。
 ご案内のとおり、本条例の制定については、昨年6月議会で2名の児童から提出された「ごみポイ捨て禁止条例制定に関する陳情」が、全会一致で採択されたことを受けまして、議員有志の皆様と市担当部局が共同研究会を設置して検討を進めてまいりました。
 この度、パブリックコメントの実施や関係機関との調整を経て、7月に佐久市環境審議会から答申をいただき、所定の手続きが整いましたことから、本議会に条例案を提出させていただくものであります。
 今回提出いたします条例案の特徴は、清潔で美しいまちづくりを推進するための禁止事項や制限事項に加え、「環境美化巡視員」を配置し、違反者への指導、勧告・命令を行い、改善されない場合は罰金が適用される、罰則規定を設けたことであります。
 ご承知のとおり、この条例の制定には、きれいな佐久市を願う子どもたちの思いが込められておりますことから、その運用を通じ、良好な生活環境と清潔で美しいまちづくりの、さらなる推進に努めてまいります。
 5点目といたしまして、区要望事業の実施状況について申し上げます。
 本年度は、各区から公共土木関係780件、農業土木関係504件の事業要望をいただきました。
 このうち、公共土木関係の要望事業につきましては、6月下旬までに現地調査を終え、「区要望優先度判定フロー」により本年度の実施予定箇所を決定し、8月6日付けで全区長さんに、区要望に対する回答通知を発送いたしました。現在、その実施予定箇所について、設計書の作成及び、工事の発注手続きを進めているところでございます。
 さらに、本年度、このフローによる判定方式を拡大いたしまして、新たに農業土木版「区要望優先度判定フロー」を作り、それに基づいた農業土木関係の事業要望への取り組みを行っております。現在、区による、地元施工のために必要な原材料の支給要望は、概ね対応が完了いたしましたが、事業実施に際し、受益者負担金が発生する工事や補助金等につきましては、6月下旬に現地調査を終え、各区長さんと相談する中で、随時、「箇所決定通知」を発送している状況であります。
 6点目といたしまして、中部横断自動車道の早期実現に向けたシンポジウムの開催について申し上げます。
 10月29日、佐久市におきまして、中部横断自動車道の整備促進に係る「ルート日本海-太平洋シンポジウム」を開催いたします。
 今回で24回目を迎えますこのシンポジウムは、長野県、新潟県、山梨県及び静岡県の沿線市町村が、「地域の安住と交流による地域活性化」をメインテーマに、中部横断自動車道の整備促進のほか、上信越自動車道の4車線化整備を含めた、中部日本における高速道路網整備の早期実現を目指して開催するものであり、この中では全線整備の必要性や促進を広く訴え、併せて関係諸団体との連携交流を深めることを計画しております。
 特に、今回は佐久市の当番開催でありますことから、本路線で唯一の基本計画区間である、(仮称)八千穂インターチェンジから(仮称)長坂ジャンクション間の整備計画区間への格上げに向け、沿線市町村の皆様と連携を図りながら、要望活動を展開してまいりたいと考えており、議員の皆様にもご協力をお願い申し上げます。
 また、これまでの工事等の進捗状況につきましては、佐久小諸ジャンクションから佐久南インターチェンジ間は、7月6日の深夜に上信越道と接続する佐久小諸ジャンクションでランプ橋の架設工事が行われるなど、工事の発注率は96パーセントに達し、国土交通省長野国道事務所からは「本年度末の供用開始に向け順調に整備が進んでいる。」と伺っております。佐久南インターチェンジから(仮称)八千穂インターチェンジ間は、市内の用地買収率は88パーセントに達している状況であり、いずれも順調に進んでいるものと判断しております。
 なお、本年度末の供用開始にあわせて、本線とアクセス道路の一部に長野県の屋外広告物条例による規制を適用し、佐久地域の景観を保護するための準備も併せて進めているところであります。
 7点目といたしまして、第一次佐久市総合計画「後期基本計画」策定の取り組み状況について申し上げます。
 本年度から、「第一次佐久市総合計画」の実施すべき具体的な施策の方向を示した基本計画について、平成24年度から平成28年度までの後期基本計画の策定に着手いたします。策定にあたりましては、限られた財源・人材等の資源を有効に活用し、特色ある施策を展開するため、私の公約であります「世界最高健康都市の構築」などの5項目を重点施策として位置付けてまいります。
 今後、本年度中に市民アンケートを実施し、各種団体の代表、公募委員等で構成する総合計画審議会におきまして調査・審議をいただき、地区懇談会等を開催する中で、市民の皆様との情報共有に努め、市民参加による計画づくりを進めてまいりたいと考えております。
 8点目といたしまして、「佐久市版 事業仕分け」について申し上げます。
 10月16日と17日の2日間で実施を予定しております、佐久市版事業仕分けは、単に事務事業を切り捨てることを目的にするのではなく、公開の場で議論することにより、市民の皆様に事業の必要性やどのような内容に、どのくらい市民の税金が使われているのかを説明し、ご理解を深めていただくために実施するものでございます。
 市では、ここで出された判定結果については真摯に受け止め、最終的な方向性を市民の皆様にお示しさせていただき、併せて説明責任も果たしてまいりたいと考えております。
 今回の事業仕分けの判定をしていただく「市民判定人」は、7月に公募を行い、53名の皆様から応募をいただきました。この皆様と構想日本の「仕分け人」8名が2グループに分かれて事業の判定を行う予定であります。
また、対象事業につきましては、市内部での検討・調整を経て、最終的に、市内の有識者や各種団体からの代表者、公募委員で構成する「佐久市行政改革推進委員会」での慎重な議論をいただき、36事業を選定したところでございます。
 この事業仕分けは、市の各担当者と「仕分け人」の議論、判定が、公開で行われます。この機会を通して、市民の皆様に事業の必要性等のご理解を深めていただけるよう努めてまいりたいと考えております。

 次に、最近の主な市政の動きについて、6点ご報告申し上げます。
 まず、1点目は、佐久総合病院の再構築に関する各課題の進捗等についてであります。
 私がかねがね申し上げてまいりました、(仮称)基幹医療センター建設予定地の用途変更手続きに移行するための3つの課題であります、医療関係者の皆様と中央区周辺の住民の皆様及び周辺の工業者の皆様の3者からのご理解につきまして、それぞれご関係の皆様のご理解を得るなかで、課題解消への道筋が立ちましたことはご案内のとおりであります。
 このことから、用途変更の所要の手続きに着手する判断をいたし、今月3日、都市計画審議会に都市計画マスタープランの変更素案を提示させていただき、具体的な手続きに着手したところであります。
 今後、プランの変更素案の閲覧、公聴会の開催など所定の手続きを経まして、11月には、都市計画審議会に変更案を諮問申し上げ、ご審議いただいた上で、都市計画法の規定による用途地域の変更手続きを進めてまいります。また、この変更手続きには概ね半年の期間を見込んでおります。さらに、建設予定地内における建築物の高さ制限や、緩衝緑地帯の幅などを定めた、地区計画の策定を並行して進めてまいる予定としております。
 2点目は、浅間総合病院の診療体制の充実に向けた取り組みについてであります。
 浅間総合病院では、特色ある医療の提供のひとつとして、睡眠時無呼吸外来を、内科、耳鼻咽喉科、歯科の三科で連携して設置し、8月から診療を始めました。
 また、現在、脳神経外科において脳卒中集中治療室、いわゆるSCU(stroke care unit:ストロークケアユニット)を西病棟3階に設置するための準備を行っており、さらなる医療の充実に取り組んでおります。
 3点目は、新ごみ焼却施設の整備の進捗状況についてであります。
 3地区から応募をいただいております建設候補地の選定については、これまで延べ6回の「建設候補地選定委員会」を開催し、資格判定項目、評価項目の設定並びに評価基準の設定などを行っていただいております。
 今後は、委員会で、これらの基準に基づく評価を行っていただき、10月頃には評価結果をまとめていただけるものと考えており、市では、この結果報告に基づき、年内を目途に候補地を最終決定してまいりたいと考えております。
 4点目は、佐久総合運動公園の整備状況についてであります。
 今年3月に完成いたしました、佐久総合運動公園マレットゴルフ場は、芝の養生期間を経て、8月21日に市道宮田線の開通式と併せて開園式を執り行い、オープンをいたしました。
 また、今月15日には、マレットゴルフ場の開園記念として、また新佐久市発足5周年記念事業のひとつとして、第15回長野県知事杯争奪選手権、支部別対抗マレットゴルフ大会を開催することとしております。
 なお、佐久総合運動公園整備につきましては、平成27年度末の完成を目指して、今後、陸上競技場については本年度実施設計に着手し、来年度から工事に着手いたします。また、野球場については平成24年度から着手する予定であり、いずれの事業についても、昨年度に実施した事業再評価における指摘を踏まえて、事業費の縮減を図りながら実施してまいります。
 5点目は、新たな児童生徒等への支援対策についてであります。
 この2学期から、新たな不登校対策として「笑顔で登校」支援事業により、家庭訪問相談員「ハートフルフレンド」を2名、不登校の児童生徒を持つ保護者への支援を目的とした「ハートフルコーディネーター」を6名配置いたしました。
 また、学校給食での食物アレルギー対応として、今年4月に実施いたしました、学校給食における「食物アレルギー対応」に向けた実態調査結果を基に、「食物アレルギーがある」と回答した児童生徒の保護者のうち、希望された方には、献立からアレルギー原因食物を除外しながら食べるための「詳細な献立表」や「配合表」を全給食センターで配付するようにしたところであります。
 最後6点目は、全国一斉に実施されます「平成22年国勢調査」についてであります。
 今年は5年に一度の国勢調査が、10月1日を調査基準日に実施されます。今回の調査には、区長の皆様をはじめ、各関係機関等からのご推薦をいただきました519名の調査員さんと、72名の指導員さんのご協力をいただく中で、適正な調査の取りまとめをしてまいりたいと考えております。議員の皆様をはじめ、市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

 以上、最近の、主な事業の概要及び主な市政の動きなどについて、申し述べさせていただきました。
 なお、本議会は、平成21年度の決算認定をお願いする議会であります。
 議員各位におかれましては、活発なご討議をいただき、市政発展に向けた具体的な改善点をご指摘いただけることをご期待申し上げる次第であります。
 監査委員による監査報告と同様、佐久市議会におきまして、議員間討議を経て示された具体的事項であれば、文書によってご回答申し上げてまいりたいと思います。

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