平成26年佐久市議会第2回(6月)定例会招集あいさつ
更新日:2015年2月2日
平成26年佐久市議会第2回定例会(平成26年6月2日招集)
招集のご挨拶を申し上げます。
本日、ここに平成26年第2回定例会を招集しましたところ、議員各位におかれましてはご多忙の折、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。
議案の総括説明を申し上げます前に、最近の社会経済情勢並びに本市が取り組んでおります主な施策について申し上げます。
先頃、有識者らでつくる民間研究機関「日本創成会議」が、人口移動が収束しない場合における、2040年の市町村別人口試算を発表しました。
これによりますと、5割の自治体において若い女性が半減し、行政機能が立ち行かなくなる「自治体消滅」の可能性があるとされたところです。
試算上、佐久市の若年女性の減少率はマイナス32.0パーセントと、比較的低い水準に留まっておりますが、既に人口減少社会に直面している今日、改めて問題の大きさを認識させられました。
一朝一夕に解決策を見出すことは困難でありますが、子育て支援や定住促進等、有効と思われる施策に総合的に取り組むことが、肝要と考えているところでございます。
続きまして、現在、佐久市が取り組んでおります主な施策につきまして4点申し上げます。
まず1点目といたしまして、「学校給食応援団の取組」について申し上げます。
去る4月28日、学校給食応援団の発足式を執り行いました。
これは、学校給食における地産地消と地元食材に対する食育を推進することを目的に、地元農家から農作物が直接提供される体制づくりを目指すものであります。
今回は、応援団の体制が整った浅科、望月地区において、先行実施することとなりましたが、市といたしましては、「暮らしとしての農業」を支える仕組みの1つとして、この取組を全市的に広め、地域の期待に応えてまいりたいと考えているところでございます。
2点目といたしまして、「2月の豪雪災害に関する検証」について申し上げます。
百年に一度と言われた2月の豪雪が、市民生活に大きな影響をもたらしたことは、記憶に新しいところでございます。
この豪雪災害に対し、行政や関係団体、市民の皆さまがどのように対応したかを振り返り、今後の災害対策に活かすため、検証作業を進めているところでございます。
とりわけ、豪雪災害につきましては、広域的な対応が必要となりますことから、国や県をはじめ、様々な関係団体とともに検証を進め、具体的な対応策を早期に取り纏めることとし、次の降雪シーズンには、万全を期してまいりたいと考えているところでございます。
また、農業生産施設の被害につきましては、先月、パイプハウス等の復旧に要する経費の補助に関する説明会を、市内7会場で開催いたしました。
農業者の皆様が意欲を持って、一日も早く営農を再開することができますよう、今後も、実情に即した支援に努めてまいりたいと考えているところでございます。
3点目といたしまして「臨時福祉給付金給付事業及び子育て世帯臨時特例給付金給付事業」について申し上げます。
これらの給付金の給付事業につきましては、給付要件の確認に必要となる、平成26年度市民税の課税確定後、7月を目途に対象となる方に申請書を郵送できるよう、準備を進めているところでございます。
今後、詳細が決まり次第、広報やチラシ、FMラジオ等、様々なメディアを用いて周知を行うこととし、木目の細かい対応に努めてまいりたいと考えているところでございます。
4点目といたしまして、「(仮称)佐久平浅間小学校の校歌制作」について申し上げます。
平成27年4月に開校予定の(仮称)佐久平浅間小学校の校歌につきましては、この学校に相応しい方に制作いただきたいとの想いから、この度、佐久市にかかわりが深く、市歌「佐久・わが市」の作詞者であり、数多くの作詞を手掛けた山川 啓介氏に作詞を依頼いたしました。
また、作曲は、ゴダイゴのメンバーとして活躍され、「銀河鉄道999」などを作曲、さらに歌手としてもご活躍されておりますタケカワ ユキヒデ氏に依頼いたしました。
新たに通うことになる子どもたちには、校歌を通して、学校に誇りや愛着を抱いていただけるよう期待するものであります。
以上、主な施策について申し上げました。