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「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言解除」「特別定額給付金」「学校の対応」その他(5月12日)

更新日:2020年7月1日

  • アナウンサー

  新型コロナウイルス感染症について、34の県に対する緊急事態宣言一斉解除へ、5月14日に国が最終判断をすると、本日の全国紙、地元紙の一面トップに掲載されていました。

  • 市長

 5月14日に行われる専門家会議の提言を受けて、今後の対応を見極めていくということです。新型インフルエンザ等対策特別措置法では、緊急事態宣言が発令されている場所と期間を政府が決定します。今これは、5月31日まで47都道府県が緊急事態宣言の措置がされているということです。これに基づいて、長野県知事が自粛要請を呼び掛けています。この緊急事態宣言が一部解除になるという見立てですが、注目されることは「いつから解除になるか」です。各紙に明確な解除日は記載されていませんが、5月31日までの緊急事態宣言が、前倒しとなります。長野県知事は、法律に基づいた自粛要請ができなくなりますが、法律に基づかないけれども自粛要請を呼び掛け続けるのか、あるいは自粛要請を緩和するのか、長野県の今後の方向性が注目されます。FMさくだいらさんも、新型コロナウイルス感染症の影響を受けていますよね。

  • アナウンサー

 当然のことですが、報道の範囲が狭まることと、FMさくだいらも、テレワーク制になっています。

  • 市長

 FMさくだいらは、どのようにテレワークを行っているのですか。

  • アナウンサー

 2つの班に分かれて出勤日を調整するなど、社員同士が極力会わないようにしています。普段会っている社員と会わないだけで、環境の変化でストレスを感じます。

  • 市長

 そうですか。先日、Life is beautifulという湯澤かよこさんと高見澤一樹さんの番組に出演させていただき、湯澤さんは東京、高見澤さんは佐久穂町、私は野沢の自宅から、LINEを利用して放送を行いました。

  • アナウンサー

 工夫した放送ですよね。

  • 市長

 グループLINEは、複数人で同時に話ができますが、最大200人同時にできるそうです。LINEの機能はここまで発達してきていて、ラジオ出演もLINEを利用する方法でも可能だということを経験させてもらいました。
 自粛要請が少し緩和されていくことは、慎重になった方が良いという考え方と、佐久地域には感染者が出ていないので、緩和しないと経済がもたないという考え方もあると思います。オールオアナッシングで、100か0かではなく、どこで折り合いをつけていくかが思案するところです。長野県の方向性を見極めながら、現在小・中学校は授業形式の分散登校となっていますが、これを少しずつに広げていかなければいけないと思っています。9月から新しい学年を開始することも議論されていますが、専門家によると、今年の9~11月頃からインフルエンザなども流行りだす可能性があり、もう一度蔓延期がくるのではないかと言われています。新たな学年を9月開始にしても、実際は同時期に休校になることもありうるということを折り込んだ議論が必要だと思います。

  • アナウンサー

 世界の新たな学年を開始する基準が9月なので、日本も同様にするべきという声がある中で、新型コロナウイルス感染症の影響をきちんと見極めて発言していかないといけないですね。

  • 市長

 そうですね。一方で、一生懸命部活動をしていた学生は、インターハイや甲子園が中止となった時、どのように心の整理をするか。また、高校最後のインターハイの結果により、大学の推薦が受けられることもありますが、この大会が中止になると進学に影響する恐れもあるので、どのように対応していくかという課題もあります。どのような結果になっても、準備する、周知する時間が必要になると思います。

  • アナウンサー

 今まで当然行われると思っていたインターハイや全国大会がなくなることがあるということは、一つ考えるきっかけになりましたね。実際に影響を受けている家庭や学生は、迅速に動いてほしいという気持ちがあると思います。

  • 市長

 そうですね。また、学校の夏休みを短縮する議論も出ています。佐久市の全ての小・中学校にはエアコンが設置されていますが、密閉空間でないと冷房が効かないので、換気を妨げることになります。

  • アナウンサー

 その都度、最善の方法をとっていくしかないですよね。

  • 市長

 この状況は、誰が悪いわけでもありません。政府の対応が批判の対象になるかもしれないですが、例えばSNSで投稿する際、刺々しくない表現ではなく、柔らかい表現にするなど、優しい気持ちに切り替えていくことが大事だと思います。

  • アナウンサー

 それぞれ環境は異なっても、みんなで一体感を持って新型コロナウイルス感染症に対して協力していくという優しい気持ちを持たないと、乗り越えられませんよね。

  • 市長

 そこで問われることが、特別定額給付金の10万円を申請するかということです。アナウンサーさんは申請しますか。

  • アナウンサー

 申請します。様々な影響がある中で、気持ちも沈みがちです。特別定額給付金の10万円があれば、家族が元気になりますし、頑張ろうという気持ちになります。

  • 市長

 5月下旬に佐久市民の皆さんに通知を発送しますので、その通知にしたがって手続きを行うと、10万円が支給されます。支給を急ぐ場合は、既に5月1日から受付を開始していますので、手続きを行ってください。

  • アナウンサー

 オンライン申請の場合は、マイナンバーカードが必要になりますね。まだマイナンバーカードを申請していない方は、この機会に申請していただいても良いと思います。特別定額給付金を、本当に必要な方が必要なところで使えるように、下を向いている人は上を向けるように、有効活用していきたいですね。

  • 市長

 どうやって使うかを考えてみることも必要かもしれません。お金の工面をどうしようか考えると暗くなってしまいますが、お金をどう使うかという議論なら、家族で前向きに楽しく議論できますよね。新型コロナウイルス感染症の蔓延が少し落ち着いて、ほとぼりが冷めたらこんなことをしよう、と考えるのも良いと思いますし、少し豪華なテイクアウトを注文してみるのも良いと思います。

  • アナウンサー

 佐久市内のテイクアウトは、実力のあるお店ばかりで、私も楽しませてもらっています。そのような中で、個人でお店を営んでいる皆さんにとって、市としての経済対策はどうなるのでしょうか。

  • 市長

 5月21日に臨時議会を開催し、経済対策を行っていく考えです。厳しい経済状況であるのも事実ですので、厳しい経営状況の事業所の皆さん、本当に困っている方々に届くような工夫をしたいと思っています。全市民対象という経済対策もありますので、楽しみに待っていてください。

  • アナウンサー

 全市民対象の経済対策もあるのですね。また5月21日の臨時議会の情報を得て、皆さんわくわくましょう。
 そのような中、39STAYキャンペーンが盛り上がっていますね。

  • 市長

 39STAYキャンペーンですが、5月10日現在で、561件の申し込みをいただきました。39STAYキャンペーンは、帰省を自粛してくれた県外にお住いの学生に対し、感謝の意を込めて、佐久市で製造されたお米や地ビール、日本酒、ジュース、石鹸などを選んでいただき、お送りするというキャンペーンです。一番多いお礼の品が、お米です。田舎からの贈り物がお米というのは嬉しいですよね。佐久のお米は、ハイグレードで美味しいお米だと思っています。
 また、県外ナンバーの車に貼る「私は佐久市に住んでいますステッカー」があります。賛否両論ですが、5月11日現在で282枚発行しており、大変多くの皆さんにお使いいただいています。実際にはどのような事情で県外ナンバーであるのか、あるいは、事情があって佐久を訪れている方もいると思います。一概に県外ナンバーだからと激しい言葉を発したり、極端な行動に出るようなことはないようにしてもらいたいと思います。一方で、ゴールデンウィーク中に県外ナンバーの車が多いという議論もありました。

  • アナウンサー

 移住してしばらく手続きに行けず、県外ナンバーの状態という方など、様々な事情があって県外ナンバーだという方もいます。

  • 市長

 例えば佐久と東京両方に家を持つ二地域居住の場合、どちらのナンバーを付けても良いことになっていますが、そういった場合に、県外ナンバーを付けていると心配だという方に向けて、安心していただくために作りました。批判もありますが、現状において差別を助長するような事実としての報告はないので、市民の皆さんの冷静な対応によりできたのだと思います。

  • アナウンサー

 「39STAYキャンペーン」、「私は佐久市に住んでいますステッカー」のお話をしていただきました。
 次に気になるところは、学校の対応についてです。

  • 市長

 5月15日に、臨時教育委員会が開催されます。これにより、国や県の方向を見定めて対応していくことになります。大枠で言うと、楜澤教育長の考えでは、授業をおりまぜた分散登校を、当初から重視していました。学校に行って、用意されているプリントを黙々と行うという分散登校の方法もありますが、これは学校生活のほんの一部です。授業で言葉を交わし、友達と関わり合いながら、先生とのやりとりもある、授業の色合いを込めた分散登校を行っていきます。賛否両論がありましたが、来週から学校給食も出すことになりました。

  • アナウンサー

 5月14日の国からの発表を受けて、県がどのように動くかという中で、佐久市の対応も色々あるかと思います。猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症にかからないようにするため、これまでとは違う形で子どもたちの健康を守りながら、教育をも行われようとしています。「子どもたちも頑張っている」という気持ちで一人ひとりがいることが、ストレスなく新生活を送れる一つのきっかけになるかもしれませんね。

  • 市長

 新しい生活様式が国から示されましたが、新型コロナウイルス感染症対策については、長期戦になるということですから、ずっと学校を閉校にしておくわけにはいきません。しかし、正しく恐れるということの中で、工夫をしていく必要があると思っています。どうか市民の皆さんには、正しく新型コロナウイルス感染症の恐怖を理解していただき、元の生活に次第に戻していくことにご協力いただきたいと思います。

お問い合わせ

企画部 広報広聴課
電話:0267-62-3075
ファックス:0267-63-3313

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