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「新型コロナウイルス感染症に関する対策」「成人式の延期」「佐久平浅間小学校の増築」その他(12月23日)

更新日:2021年5月31日

  • アナウンサー

 早いもので、令和2年もまもなく閉じようとしています。新しい年を迎えようとしている今、令和2年を振り返って現在のお気持ちはいかがですか。

  • 市長

 世界が震撼した新型コロナウイルスの蔓延は、歴史的な出来事だったと思います。大きな渦に日本も佐久市も被害を被った形になりました。その中で佐久市においては、今のところ中等症、重症になっている方はいない状況です。感染予防の観点から、様々な行事が行えなかった1年ということでもあり、振り返ったときに印象深く記憶に残る1年になると思います。

  • アナウンサー

 皆さんも、様々な制限や我慢の続いた日常だったと思います。改めて年末年始も何とか思いをひとつに乗り越えていかなければならない中で、今一度私たちができる注意について、長野県から出ている「信州版 新たな日常のすゝめ」から考えていきたいと思います。既に皆さんもご存知のことですが、例えば会食を行うときは、なるべく少人数、短時間で行ってもらいたいなどですね。

  • 市長

 会食のときは、必ず換気をしていただきたいと思います。また、今回、政府がGoToトラベルに関して年末年始はストップする形をとりました。これは旅行を禁止しているわけではなく、誘導策を止めるということです。それによって、5人以上の会食は控えましょうということをお話になっています。年末年始は少し行動を抑制して、いつも暮らしている家族と穏やかな時間を過ごすといったことも呼びかけられています。第3波が来ている中、国民全体が協力して行動抑制をしていかざるを得ない時期に差し掛かったのだと思います。

  • アナウンサー

 そこで気になってくることは、感染の抑止はもちろんながら、一方で経済も回していかなくてはならないということです。佐久市内においても大きな宴会や忘年会などが軒並み自粛ムードにある中で、感染抑止と経済の両立、これについて地元経済を見たときにどのようなお考えがありますか。

  • 市長

 経済面では、GoToトラベルに関しての影響もあります。こういった状況の中で皆さんにお願いをしたいことは、3千円の「がんばろう佐久!応援券」を利用いただくことです。10万円の定額給付金の手続きをした方には、応援券を発送しています。既に使った方も大勢いると思いますが、地域経済を回すために行っているものですので、十分に活用いただきたいと思います。例えばテイクアウトもいいですし、いつも暮らしているご家族での穏やかな会食もあり得るかと思います。工夫をしながら経済を回していくことが必要だと思います。

  • アナウンサー

 ぜひ利用していただきたいと思います。
 次に、新型コロナウイルス感染症の予防対策について、市長が日頃から意識されている感染予防対策はありますか。

  • 市長

 飛沫に関しては、特に意識をしています。フェイスシールドもありますが、飛沫には不織布のマスクが有効だと言われていますので、フェイスシールドに加えてマスクを装着することもあります。また、以前は夜の会合が大変多かったのですが、現在は抑制しています。

アナウンサー
 やはり今できる予防策をとりつつも、全てが自粛だとストレスも溜まってしまいますので、様々な情報を有効活用して、楽しい年末年始を過ごしていただきたいと思います。新しいワクチンの接種についても徐々に話が出てきています。今後、佐久市内のワクチン接種に関する動きなども随時皆さんにお伝えしていきたいと思います。
 次は、成人式についてです。佐久市としては、当初1月に2日間に分けて成人式を行う予定でしたが、延期になりました。市長が延期を決めた最大の要因は、どういった部分だったのでしょうか。

  • 市長

 関係各所での議論により、決定しました。当初、例年は3日に行っている成人式を1月10日、11日で行う予定でした。これは佐久に帰省をされた方が、約2週間経過することが望ましいことから、例年より開催時期を1週間遅らせて、年末から2週間ほど経過できる時期での開催を考えていました。加えて、創造館から武道館に変えることで面積が倍以上になる、さらに1回であったものを4回に分けますので4倍のディスタンスになります。そういう意味では、8倍のソーシャルディスタンスを取り、さらに全員がPCR検査を受けることで感染予防対策の徹底を図ろうとしていました。しかし、GoToトラベルを止めるなど、国全体が行動抑制をしていこうというときに、成人式を行うことは帰省を促進することになります。また行わないよう呼びかけても、同級会が開催されることも起こり得ます。こういったことから、この時期での開催は見送るべきであろうと、議会や新成人の皆さんにお伝えをしました。

  • アナウンサー

 全国的な傾向を見ても、どの自治体でも延期という決断を取っています。これは決して中止ということではありませんので、感染などが落ち着いたときに、昔の仲間と再会を楽しむという日が1日も早く訪れてほしいと思います。

  • 市長

そうですね。現在、国からワクチン接種について「年度内にワクチンを地方自治体にも配置できる可能性があるので、準備を進めてください」という指示が出ています。具体的には決まっていませんが、ワクチン接種が佐久市でも年度内に始まるかもしれません。しかし、ワクチンを打ったとしても、全ての行動が自由になるかというと、そうではないと思います。ワクチンは、基本的にかかりにくくするものであり、治す薬ではありません。もし罹患してしまった場合のリスクはありますので、ワクチンを打っただけではこの社会が全て元通りになるわけではないだろうと思っています。ワクチン接種は成人式の開催にも関係がありますし、経済全体にも大きな影響が及ぶものです。佐久市でも、ワクチン接種の順番や場所など、内部的な議論が始まってきています。

  • アナウンサー

 ワクチン接種は大きな話題、ニュースになっていくと思います。

  • 市長

 ワクチン接種で議論になることは、ワクチンを打つ順番です。一斉に10万人に対して打てるわけではありません。一般的には、医療従事者、加えて基礎疾患がある方、あるいは高齢者やお子さんといった罹患した際に比較的重症化しやすい方を先に接種するよう言われています。先日Twitterでメッセージをいただいた中で、余命宣告をされたお子さんのお母さんから、ワクチンや特効薬がない現状において、お子さんとの別れを宣告をされている家族に対してもワクチンの接種を配慮してもらいたいとのことでした。

  • アナウンサー

 私も小さな子どもがいるので、何があっても自分の子どものことを一番に考えたいという親御さんの気持ちは、本当に分かります。

  • 市長

 そういった声もある中で、専門家の皆さんとも話をしながら進めていかなくてはいけないと思います。仮に、ワクチンがマイナス70度の状態で保たなくてはいけないとなると、各クリニックでマイナス70度の冷凍庫を用意することは、かなり難しい状況です。実際にワクチンを安定的に保存したいとなると、個別接種ではなく、集団接種となるかもしれません。まだ確定はしていませんが、総合的に判断すると、集団接種にならざるを得ないと思います。

  • アナウンサー

 まだ確定ではないということですが、国からの様々な情報の中で、年度内に佐久市でもワクチン接種は始まる可能性が出てきたということです。暗闇の中に明るい光が見えてきたように思います。
 続いては、安心した子育て支援についての情報です。佐久市は全体的に人口減少にある中で、岩村田地区は右肩上がりになっており、児童数、生徒数も増えています。そこで、佐久市の新たな取り組みとして、学校の増改築が始まると聞いています。

  • 市長

 これから、佐久平浅間小学校の校舎の増築工事を行います。現在、佐久平浅間小学校は800人を超える児童数で、今後も増加が見込まれる中、教室数を5つ増やすことになります。東西に1つずつ作り、3階、2階、1階に増やします。1階は普通教室を1つ増やすだけで、もう片方の部分がピロティになっていますので、合計5つ増やすということです。これだけ多くの児童が増えていくことから、約4億8000万円を投じた事業として、令和4年の2学期から使用できるよう進めていく予定です。

  • アナウンサー

 佐久平浅間小学校といいますと、長野県内でも新しい小学校であり、佐久市内でも最も新しい小学校として誕生しました。児童数の増加を受けて教室の増築が始まるということです。関連して、佐久平浅間小学校に通う児童の皆さんは、おおむね浅間中学校への進学となると思いますが、それに伴って浅間中学校も今後新たな取り組みがあるということでしょうか。

  • 市長

 市民の皆さんに既にお配りした実施計画の中では、浅間中学校の増築を見込んで、約7億円の予算で事業を行っていこうとしています。地域において安心安全な子育て支援、そして教育環境の整備として、積極的に取り組んでいきたいという考えです。

  • アナウンサー

 安心安全な子育て支援という話題になりましたので、保育園の話題にも触れていきたいと思います。中込の第一と第二の保育園も、今後統合の方向性が出てきたとお聞きしました。

  • 市長

 直近ですと、望月地区で4つの保育園が一つになり、同じ時期に内山保育園と平賀保育園が統合されて佐久城山保育園となりました。佐久市の方針とすれば、おおむね100人以上の園児数が適正と言われており、中込第一保育園と中込第二保育園を統合すると160人程になりますので、保育園を新しく建設する方向で進めています。

  • アナウンサー

 候補地として、現在の中込小学校の周辺または中込駅周辺の2案が出ているということです。

  • 市長

 区長会の皆さんからは中込小学校周辺を推薦いただいており、もう一つ庁内的な議論の中では、中込駅周辺での建設案があり、今後精査して決めていく形になります。見守りができるような、地域になじむ園づくりができればいいと思っています。

  • アナウンサー

 私は中込第二保育園の卒園生でありますので、出身の園がどうなるか気になるところですが、ぜひ良い方向に進めばいいと思っています。

  • 市長

 リニューアルして新しい建物にもなりますし、新たな気持ちで作っていきたいと思います。佐久市は、基本的に保護者の皆さんに送迎していただく形を取っています。1日2回ほど園との接点があることで、子どもの様子を家庭から園へ、園から家庭へ伝えることができると思います。まちづくりの観点から考えますと、人の往来が発生することは、地域にとってもプラス材料になりますので、まちづくりと保育園を掛け合わせて考えていくことも求められると思います。

  • アナウンサー

 街中に元気な子どもたちの声が響き渡るということは、地域社会にとってもかけがえのないものですよね。

  • 市長

 地域の明るさにもなりますし、前向きに捉えていきたいと思います。

  • アナウンサー

 市長自身も4人のお子さんのパパということで、子育てに関して様々な思いがあると思います。ぜひ市民の皆さんからも色々な意見を出していただきたいですね。

  • 市長

 本当にそうですね。空間として求められる保育園を作っていければいいと思います。

  • アナウンサー

 佐久市最大の強みである「暮らしやすさ」について、これからも追及していただきたいと思います。
 他にも、佐久一萬里ホテルゴールデンセンチュリーが、横浜のブリーズベイホテルによって間もなくリニューアルオープンという話題が、最近ありました。

  • 市長

 一萬里ホテルに関しては、とても大きな前進だと思います。佐久グランドホテルの経営母体であるブリーズベイホテルが経営をしていく形です。お聞きすると、津田社長が佐久においでになったときに、竹内支配人が佐久の特徴を上手にご案内されたそうです。武道館であったり、佐久平駅であったり、あるいは新しい陸上競技場に野球場、そして予定されているインターハイ、今度少林寺のインターハイの会場になることなどを説明することで、津田社長自身が正確に佐久のポテンシャルを捉えることができたと思います。これは地域にとって、とても大きなプラスだと思っておりますし、期待をしている新しいニュースです。

  • アナウンサー

 さらには佐久・臼田周辺の工業団地も5区画のうち、2つの企業から3区画の分譲が順調に進んでいるというニュースも入ってきています。やはり人が動くこと、あるいは企業が誘致されることによって、地域が活発に回っていく大いなる相乗効果があります。
 間もなく令和2年も閉じようとしていますが、新しく来る令和3年に向けて、改めて一言お願いします。

  • 市長

 令和2年を振り返ってみますと、去年の今頃は、台風からの復旧、復興を懸命に考えていた時期でありました。次の年にしっかりとお米作りができるかどうか、ということを模索していたところであり、まさか世界を巻き込む感染症が大流行するなど思ってもいませんでした。東京オリンピック、パラリンピックが開催されないことを誰が予想できただろうかというほど、大きな変化があり、何が起きるか分からない時代になっています。そういう中において、気候変動などにも敏感に、暮らしや生活スタイルを変えていくことが迫られる時代になりますので、その時々に応じた施策展開を市として行っていきたいと思っています。それには、現場である市民の皆さんの声が何よりも重要ですので、ぜひ意見等お寄せいただき的確にその声に応えていきたいと考えています。

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企画部 広報広聴課
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