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「感染警戒レベル」「経済支援策」その他(1月31日)

更新日:2021年5月31日

  • アナウンサー

 2021年が明けて1ヶ月ほど経ちました。まずは皆さんにとって非常に悲しく寂しく残念なお知らせになりますが、昨年の12月27日に、長野県区選出の参議院議員・羽田雄一郎さんの訃報が入ってまいりました。羽田さんといいますと、佐久でも馴染み深い政治家であり、市長も非常に思い入れが強いと思いますが、今のお気持ちをお聞かせください。

  • 市長

 羽田雄一郎先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。地元選出の国会議員ということで、私ども佐久市もご相談を申し上げて、活動を支えていただくなどしました。大変寂しい限りでありますし、衝撃でありました。新型コロナウイルスによるご逝去は、社会に投げかけた課題として、大変大きなものがあると思います。年齢も大変若く、羽田さんは私の2歳上でいらっしゃいましたので、同世代として大変なショックを受けております。ご関係の皆様にお見舞い申し上げ、ご冥福をお祈り申し上げる次第です。

  • アナウンサー

 新型コロナウイルスが依然として猛威をふるっており、ここ最近、佐久市内でも感染警戒レベルが5に上がったことで、市民の皆さんも非常に不安な毎日を過ごされていたことと思います。

  • 市長

 佐久市は、1月11日に感染警戒レベルが5になりました。佐久市、小諸市、北佐久郡、南佐久郡が佐久圏域でありますが、この佐久圏域の感染警戒レベルは、10万人あたり20人を超えると、レベル5になります。小諸市が最初にレベル5となりましたが、圏域だけで見るのではなく、市町村で見ることが新たなルールとして出てきました。実際に、佐久市は、1月24日にレベル5からレベル4に下がりました。感染警戒レベルは、下がった1月24日をジャストで見るわけでなく、少し前の1月22日や23日を見て、結果の方向を出します。佐久市の場合は、1月16日から22日の1週間の間に、佐久市の人口約10万人中20人を超えてしまうとレベル5になりますが、10.13人まで下がりましたので、レベル4に下げることが県で決定されました。さらに1週間前を見てみると、35.45人で、かなり多い状況でした。この状況では、レベル5でしっかり警戒しなくてはいけないということで、会食は控えてください、高齢者の不要不急の活動・外出はやめてくださいと、皆さんにお伝えしてきました。そういったお願いをSNSやケーブルテレビ、防災無線で発信したことによって、市民の皆さんが本当に活動を止めてくれたと思います。結果として、35.45人から10.13人に下がり、警戒レベルが5から4に引き下げられました。小諸市、佐久市、御代田町、軽井沢町の4自治体では、58人から14人に下がったことから警戒レベルが5から4になってきたということです。
 新規感染者数を見てみると、1月11日からはピークを迎え、そこで皆さんに活動を止めていただいたことで人数は減少し、24日はかなり落ち着きを見せてきています。必ずしも20人を下回ればレベル4になるというわけではありませんが、様子を見ながら専門家の皆さんにご判断いただき、レベル4になってきたということです。次の段階としては、レベル4から3に下げたいと考えています。佐久市は、既に水準を下回ってから数日が経過しており、レベル3の状況ではありますが、かつてレベル5になったことがあることから状況を注視した方が良いとの判断で、レベル4のままになっています。この状況が続けば、間もなくレベル3に変わると思います。いずれにしても、これは市民の皆さんの行動変容によってもたらされた結果ですので、大変ありがたく思っています。また、4自治体を見ても、同じような行動変容の傾向が見て取れます。実際の活動では、佐久市から小諸市に行くこともあれば、小諸市から佐久市に来ることもあります。4自治体を一体として見ていますので、佐久圏域においてもレベル3を望む状況になってきていると言えると思います。

  • アナウンサー

 ここまで市民の皆さんの様々な協力、そして思いもあったと思います。今は何とか感染を抑えつつありますが、まだまだ気を引き締めていきたいです。

  • 市長

 県民の皆さん、市民の皆さんに知っておいていただかなければいけないことは、長野県全体を見ますと、今も医療非常事態宣言が出されているということです。こちらは2月3日まで出されていますが、医療のひっ迫、いわゆるベッドのひっ迫は、佐久圏域を含む東信ですと、新型コロナウイルス対応のベッドの埋まっている度合いが50%前後となっています。かつては80%を超えていましたが、50%前後までになってきました。県の方針として、50%を超えないことが重要だと言われていますので、新規感染者は減ってきましたが、以前に感染した方が入院している状況を考えますと、医療非常事態宣言が解除されるところまでは、様子を見て警戒していかなくてはいけないと思います。

  • アナウンサー

 こういった中、市長からも皆さんに向けて、市広報紙とあわせてA4判の市長メッセージをお届けしています。改めて皆さんにお伝えしていただきます。

  • 市長

 市民の皆さんにお願いしたいことがいくつかございます。1つ目は、高齢者や基礎疾患のある方の、不要不急の外出の自粛です。2つ目は、複数人、長時間の会食の自粛。3つ目は、緊急事態宣言が発出されている、東京や神奈川といった首都圏、11都府県への訪問の自粛です。また、会社、企業経営をされている事業者の皆さんには、在宅勤務やテレワークの徹底、パソコンを使って家でできる仕事は家でやりませんかという提案をしています。イベント等の実施については、慎重な検討が必要ですので、工夫をして距離を置いたり、感染防止策を徹底していくことで、市民の皆さんに感染予防を呼び掛けた形です。

  • アナウンサー

 今しばらく思いをひとつに、佐久市からの感染を防ぐべく皆さんのご協力、お力添えをお願いします。そして、自粛ムードが高まって人が動かなくなると、経済も止まってしまいます。佐久市内あるいは佐久圏域管内でも、様々な経済的支援を求める声が上がってきています。佐久市として今後の経済支援について、どのようにお考えでしょうか。

  • 市長

 2月3日に臨時議会を開きますので、そこで議会の皆さんとも相談し、必要な経済的措置を取らなくてはいけないと考えています。今回経済活動への支援をするにあたり、考え方の方針は、本当に困っている人を明確にし、本当に困っている人を救済していくことです。また、レベル5になった際の会食について、かなり抑制をしていただいたことから、負担をかけてしまった業種の方々に対して配慮していきたいと思います。
 対策としては、大きく分けて3つあります。1つは「がんばろう佐久!応援券」です。2月3日の臨時議会で可決されると、3月半ば頃に市民の皆さんの元へ届けられます。年度末は、進級や進学、あるいは引っ越しなどで何かとお金が必要です。ご入り用の時期に間に合うように、3月中旬までに市民1人につき3千円の商品券をお送りします。これが、「がんばろう佐久!応援券2021」事業です。前回の券に引き続き、ぜひ今回もご活用いただきたいと思います。前回は、千円券が3枚でしたが、今回は500円券が6枚になります。3千円のうち半分の1500円は、大型店以外であればどこでも使えます。もう1500円は、飲食店のみになります。
 もう1つは、制度資金です。経営安定資金として、2千万円を上限とした制度資金をつくりました。この制度資金は、1年間据え置き、2年目から返していただく制度です。ただし、その際の利子については佐久市が負担しますので、実質は無利子です。また、経済活動が始まっていないことから返済が難しいという場合には、据え置き期間を1年から2年に延長することができます。こちらも2月3日の議会で可決をお願いしていきます。
 最後に、2月16日に開かれる定例議会で提出する、各店舗に20万円の商工業支援給付金を行っていく支援です。業種は、食事、宿泊、飲酒関連のお店、例えば食堂や居酒屋、スナックなどに20万円の給付、また旅行業、バス・タクシー・代行業、観光業にも、20万の給付をするものです。こちらも3月には振込みができるよう、進めていきたいと思います。

  • アナウンサー

 また、佐久市プレミアム付商品券は3月31日まで期限が延長になっていますので、こちらも計画的に使っていただきたいと思います。

  • 市長

 佐久市プレミアム付商品券は、期限が3月31日まで、1人3千円の「がんばろう佐久!応援券2021」は、8月31日までお使いいただけます。こちらは3月中旬にお手元に届きますので、お待ちください。

  • アナウンサー

 こういった支援策を講じている中、さまざまな団体、組合から要望が届いているようです。

  • 市長

 まずは議会です。正副議長をはじめ、各会派の代表の皆さんが、しっかりと議論をして私たちにぶつけてきてくださっています。その他に、先日は樫山商工会議所会頭が先頭になり、臼田、浅科、望月の商工会の皆さん、料飲組合の皆さん、ホテル旅館組合の皆さんご一緒に要望をいただきました。これらの要望を柱にして、支援策を考えていきたいと思います。今後もまだ続く支援に、ぜひ注目していただきたいと思います。

  • アナウンサー

 私も市政の取材をしていますと、今の佐久市は確実に市民の声、さまざまな声が届く市政運営になっていると思います。ケーブルテレビ、議員、市役所の職員、あるいは市長のTwitterへのダイレクトメッセージなどで、皆さんもぜひ思いや声を届けてください。皆さんで思いを共有し、住みやすい世界最高健康都市を目指していきましょう。

  • 市長

 新型コロナウイルスのワクチン接種も年度内には始まっていきますし、なんとか乗り越えていきたいと思います。

  • アナウンサー

 改めて、皆さんにメッセージをお願いいたします。

  • 市長

 一時は感染警戒レベル5となり、緊張した佐久市でありましたが、現在はレベル4に下がっています。今後はレベル3に落ち着いていく社会を作っていかなくてはいけないと思います。そのためには、しっかりと感染予防をしていただき、少しずつ経済活動もスタートしていく時期になると思います。市民の皆さんのご理解、ご協力を心からお願い申し上げます。

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企画部 広報広聴課
電話:0267-62-3075
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