たて座
更新日:2023年6月15日
(うすだスタードームで撮影)
(株式会社アストロアーツ/ステラナビゲータ9で描画)
星座データ
正式名…Scutum 略号…Sct 肉眼星数…20個 設定者…ヘベリウス 見やすい時期…7月~9月
星座物語
わし座の南、天の川が一段と濃くなった辺りにある小星座、たて座。17世紀ポーランドの天文学者ヘベリウスが設定した星座です。もともとの名前は「ソビエスキのたて座」で、ヘベリウスと同時代のポーランド王ヤン3世ソビエスキから取られたものです。ヤン3世は1683年、オスマン帝国がオーストリアに侵攻したとき、救援のため出撃して敵軍を退け、ヨーロッパじゅうにその名を轟かせました。これを記念して作られた星座がこのたて座というわけです。
たて座の見つけ方
アルタイルからわし座をつなぎ、その南端のあたりから小さな星をつないでいきます。場所はわかりやすいのですが、ちょうど「スモール・スタークラウド」と呼ばれる天の川の濃い部分と重なっていて、見つけるのは意外と困難です。
たて座の星雲・星団
★散開星団M11 わし座との境界近くにある美しい星団。双眼鏡でもぼんやりと小さく見え、望遠鏡ではとても美しい眺めです。
お問い合わせ
社会教育部 文化振興課
電話:文化振興・文化施設係:0267-62-5535 文化財保護・文化財調査係:0267-63-5321
ファックス:文化振興・文化施設係:0267-64-6132 文化財保護・文化財調査係:0267-63-5322