もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らしましょう

更新日:2025年1月27日

食品ロスとは?

食品ロスとは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。

農林水産省の「令和4年度推計」によると、本来食べられるのに捨てられる食品、「食品ロス」は約472万トン。
これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(2022年で年間約480万トン)の約1.4倍に相当します。

また、食品ロスを国民一人当たりに換算すると、「お茶腕約1杯分の食べもの(約103グラム)」が毎日捨てられていることになるのです。

「もったいない」と思いませんか?
大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮から、食品ロスを減らすことが必要です。
下記資料等を参考に身近にできることからはじめてみましょう。

佐久市の「食品ロス」について

佐久市では、令和5年度に食品ロス調査を実施しました。
その調査に基づく推計から、家庭から排出される可燃ごみに含まれる食品ロスの割合は12.3%と、佐久市全体で1,591トンもの食品ロスが発生していることが分かりました。
これは、市民1人1日あたり44.4g、イチゴ約3個分が毎日捨てられている計算になります。

家庭でできる!食品ロス削減のポイント

ポイント1:食材を「買い過ぎず」「使い切る」「食べ切る」

値段が安いからといって食材を買い過ぎたり、在庫があるのを忘れて同じ食材を買ってしまったりすることは、結局使い切れずに食材を腐らせてしまう原因にもなります。
そんな無駄を防ぐためにも、買い物の前には食品の在庫を確認し、必要なものだけを買うようにしましょう。
特に、野菜や生ものなどの傷みやすい食材には有効です。また、買ったものは使い切る・食べ切るようにしましょう。

ポイント2:残った食材は別の料理に活用

食べ残しなどを減らすために、料理は食べられる量だけつくるようにしましょう。
食べ切れずに残ってしまった場合は、冷蔵庫に保存し、早めに食べましょう。
また、中途半端に残ったら別の料理に活用するなど、食べ切る工夫をしてみましょう。

ポイント3:「賞味期限」と「消費期限」の違いを理解

対面販売したり、製造して直接販売したりする場合を除き、すべての加工食品には「消費期限」か「賞味期限」の期限表示が記載されています。

皆さんはその違いをご存じですか?
「消費期限」は、品質の劣化が早い食品に表示されている「食べても安全な期限」のため、それを過ぎたものは食べないほうが安全です。
「賞味期限」は、長期間保存ができる食品に表示されている「おいしく食べられる期限」であり、それを過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
賞味期限を過ぎた食品については、見た目や臭いなどで個別に判断しましょう。

長野県における取り組み

長野県では、食品ロスの削減を目指し、飲食店や宿泊事業者の皆様にもご協力いただき「食べ残しを減らそう県民運動~e-プロジェクト~」を実施しています。
身近なスーパーマーケット等の食品販売関連事業者の皆様にもご協力いただき、さらなる食品ロス削減を目指しています。

「残さず食べよう!30・10(さんまる・いちまる)運動」

長野県では、食べ残しをなくそうと呼びかける「残さず食べよう!30・10(さんまる・いちまる)運動」を推進しています。

「食べ残しを減らそう県民運動~e-プロジェクト~」協力店について

食品ロス削減のため、飲食店・宿泊施設・食品販売関連事業者の皆様に、それぞれの店舗に合った取組みを実施していただいています。
多くの県民の皆様に協力店をご利用いただくことで、食品ロス削減の取組が広がります。
県民総参加の取組みとなるよう、皆様、是非、協力店をご利用ください!

佐久地域における「食べ残しを減らそう県民運動~e-プロジェクト~」協力店

e-プロジェクト協力店は、下記リンク先から検索できます。

食品ロスについての関連情報

お問い合わせ

電話:0267-62-3094
ファックス:0267-62-2289

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