性の多様性について考えましょう
更新日:2023年11月21日
性的指向と性自認
性的指向とは、人の恋愛・性愛の対象がどういう方向に向かうのかを示す概念です。
性自認とは、自分の性をどのように認識しているのかを示す概念です。
性的少数者(セクシャルマイノリティ)
人には生まれもった「身体の性」と「心の性(性自認)」、さらに、好きになる人の性別「恋愛対象(性的指向)」などの要素があり、その組み合わせはさまざまです。私たちのまわりには、「身体の性」と「心の性(性自認)」に不一致があって「心の性(性自認)」に従って暮らしていきたいと望んでいる人たちや同じ性別の人を(も)好きになる人たちがいます。性的少数者(セクシャルマイノリティ)を表す言葉の一つとして「LGBT」という言葉があります。
「LGBT」とは
Lebian(レズビアン)
女性の同性愛者(心の性が女性で恋愛対象も女性)
Gay(ゲイ)
男性の同性愛者(心の性が男性で恋愛対象も男性)
Bisexual(バイセクシュアル)
両性愛者(恋愛対象が女性にも男性にも向いている)
Transgender(トランスジェンダー)
「身体の性」は男性でも「心の性」は女性というように、「身体の性」と「心の性」が一致しないため「身体の性」に違和感を持つ人。
このほか、Questioning(クエスチョニング)といい、自分の性のあり方を決められない人など、性のあり方は様々です。
正しく理解し、認め合いましょう
どんな性を好きになるか(性的指向)、どんな性で生きるか(性自認)は、人それぞれです。同性の人を好きになるとか、こころとからだの性が一致しないといったことなどは、その人の個性のひとつです。正しい知識を身に付け、お互いを認め合い、全ての人々の人権が尊重される社会にしましょう。
Ally(アライ)
英語で「同盟、支援」を意味する「Ally」が語源で、LGBTの当事者ではない人が、LGBTに代表される性的マイノリティを理解し支援するという考え方、あるいはそうした立場を明確にしている人々を指す言葉です。セクシュアルマイノリティの人々は自分から声を上げることができない人も多くいます。そんな時に、身近な人が支援の気持ちを見せてくれることは嬉しいことです。どんな小さなことでも、必ず誰かの力や勇気になります。
レインボーフラッグ
性の多様性を表すシンボルで、性的マイノリティの支援(Ally)の意思表明に使われています。世界的に、⾚・橙・⻩・緑・⻘・紫の6⾊が一般的に使用されています。
長野県ホームページ(性的マイノリティーについて)(外部サイト)
佐久市市民活動サポートセンター(カフェさくさぽ・ダイバーシティ in さく~LGBTQ+ 多様な性ってなんだろう?~)(外部サイト)