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令和4年度佐久市ジュニアリーダー研修実施報告

更新日:2023年3月24日

1 実施目的

今、子どもたちの生活体験・自然体験・社会体験の不足が指摘されています。そこで、野山での自然体験や環境浄化のボランティア体験など、多彩な体験機会を設け、「自分で考え行動する力」を持った人間性豊かな子どもの育成を目指します。また、市内各地区から研修生が集まり、一緒に活動することにより、広範囲の友達を作るとともに、子ども会等のリーダーとなることを目的とします。

2 主催

佐久市・佐久市教育委員会

3 主管

佐久市少年センター育成推進協議会

4 期間・期日

令和4年6月4日(土曜)~令和5年1月21日(土曜)全15回
午前の部 午前9時から午後12時
午後の部 午後1時から午後4時
合同研修 午前9時から午後4時

5 会場

佐久市市民創錬センター(または市内各所)

6 研修生

市内小学生23名(5年生17名、6年生6名、男14名、女9名)

7 研修内容

月日(曜日) 内           容 研修構成
1 6月4日(土曜) ・出会いの会
・集団ゲーム
・リーダーとしての心得
二部制
2 6月18日(土曜) ・始業式
・子どもまつりの分担と練習
合同研修
3 7月3日(日曜) ・子どもまつりの運営(ブースでの運営) 二部制
4 7月24日(日曜) ・郷土学習研修 二部制
5 8月6日(土曜) ・自然体験(1回目)カヌー体験・自然観察 合同研修
6 8月20日(土曜) ・環境調べ研修(河川の水質検査) 二部制
7 9月10日(土曜) ・SDGs研修 二部制
8 9月24日(土曜) ・新聞読み取り研修 二部制
  10月1日(土曜) ・環境浄化活動 希望参加
9 10月8日(土曜) ・避難所開設体験研修 二部制
10 10月22日(土曜) ・企業見学(林業) 二部制
11 11月12日(土曜) ・自然体験(2回目)アスレチック・秋の自然観察 合同研修
12 11月20日(日曜) ・手話言語研修 二部制
13 12月11日(日曜) ・ニュースポーツ体験研修 二部制
14 1月14日(土曜) ・撮影体験研修 二部制
15 1月21日(土曜) ・修了式の練習
・修了式
合同研修

8 活動の様子

・集団ゲーム
班対抗で集団ゲームを行いました。初対面で緊張していた研修生たちも終わった頃にはみんな打ち解けていました。

・リーダーについての学習
自己紹介をした後、「リーダーに必要なことって何?」を班ごとに考えました。どの班からも良い雰囲気で話し合いが行われている様子が伝わってきました。ここでは、学生ボランティアスタッフの皆さんの司会力やコミュニケーション能力の高さに感心しました。

・始業式
研修生代表の6名から「ジュニアリーダー研修」への期待と思いのこもった発表がありました。代表の研修生の言葉を聞きながら、ほかの研修生も決意を新たにしたことと思います。

・佐久市子どもまつり
少年センター育成推進員・補導委員の方々と一緒に、小さな子どもたちや保護者の皆さんに喜んでもらうためにがんばっていました。学生ボランティアスタッフや大人のスタッフと一緒に担当のブースを運営しながら、多くのことを学んでくれたことと思います。

・郷土学習研修
「佐久地方の自然や考古学的な発見、工夫や努力を重ねてきた人々の生活の様子」を先史時代から近世まで時系列で学びました。途中休憩をはさんで90分を超える講演でしたが、多くの研修生は、最後まで集中して学ぶ姿が見られました。

・自然体験1回目(カヌー体験)
最初は不安定なカヌーに慣れず、他の子のカヌーにぶつかっていた研修生も、講師の方にコツを教えてもらい、最後はぶつかることなく真っ直ぐ進めるようになっていました。

・自然体験1回目(自然観察)
自然体験では班ごとに「これを観察しよう」と相談して、キノコや木、川などを観察していました。研修生は、自然の恩恵に触れ生き生きと活動していました。

・環境調べ研修(河川の水質検査)
水環境を取り巻く問題や水質検査から分かることなどを学習しました。また、研修生が採取してきた地元の河川の水を、実際の検査キットを使って水質検査を行い「自分が採ってきた水はどうなのかな?」と目を輝かせながら真剣に取り組んでいる姿が見られました。

・SDGs研修
クイズや映像を交えて、SDGsの17の目標について具体的に分かりやすく講義をしていただきました。子どもたちの思考は、佐久市の10万人、日本の1億2千万人から世界の77億人へ広がっていきます。研修生の興味、関心が、世界に目を向ける力や自分の頭で考え行動する力への基盤づくりにつながる研修になりました。

・新聞読み取り研修
新聞とはどのようなものなのか、新聞を分かりやすく、くわしく、間違えないように「伝える工夫」としてどのような努力をしているのか、実際の新聞記事を見ながら学びました。新型コロナ対策でオンラインでの研修になりましたが、リモートでの質問のやり取りも、よい研修になったと思います。

・環境浄化活動
少年センター育成推進員・補導委員の方々と一緒に、千曲川河川敷でタバコのすいがらや空き缶など、いろいろなごみを拾いました。拾ったごみはみんなで分別し適正に処理しました。

・避難所開設体験研修
東日本大震災をきっかけに全国的にハザードマップが整備されたことや、「自助」「共助」「公助」の考え方等を学びました。また、市販のダンボールベッドの構造を学んだ後、楽しみながらダンボールベッドや生活空間づくりに取り組みました。

・企業見学(林業)
伐採現場では、20メートルを超える赤松をチェーンソーで伐り倒す様子を間近で見学したり、木材プロセッサー(木材の枝打ちと丸太を希望の長さで玉切りをおこなう機械)に研修生が1人1人乗り込み、機械を操作して丸太をきる体験をしたり、チェーンソーを持たせてもらったりしました。また木材加工工場では、木材加工の現場を見学しました。

・自然体験2回目(アスレチック)
アスレチックは、落ち葉をふみ分け足を滑らせながらも爽快な気分を味わいました。自然観察は、秋らしさを探したり、動物の足あとを探したりして、自然の中の秋を十分感じることができました。

・手話言語研修
手話言語を学ぶ機会や聴覚障がい者が抱える諸問題と向き合う機会を設け、講師と実践を交えながら聴覚障がいについて理解を深めました。

・ニュースポーツ体験研修
ニュースポーツは、年齢や体力にかかわらず誰もが楽しむことのできるスポーツです。40種目以上あるニュースポーツの中から、「ボッチャ」「カローリング」の2つを体験しました。ボッチャでは、ジャンクボールの上にボールをのせるスーパーショット、カローリングでは、ポイントゾーンのまん中、直径30センチメートルにぴたりと着けるミラクルショットがでるなど、大いに盛り上がりました。

・撮影体験研修
写真屋の仕事の紹介や実際の写真などを映像で分かりやすく説明していただきました。その後、研修生たちは、全員分用意してもらったデジカメを持ち、周囲を撮影に行きました。1人3カットを選び題名をつけ、講師の先生から講評をいただきながら皆で鑑賞しました。

・修了式
研修生代表の6名から、学びの様子と感謝の思いのこもった発表がありました。研修生を見守り、リードし、共に学んだ学生ボランティアスタッフの代表3名の発表から、充実した研修の様子が伝わってきました。また、修了式後、5年生の研修生からは、「また来年も参加したい」との声が聞こえてきました。これも各回の講師を務めてくださった皆さんの力量のたまものだと思います。ありがとうございました。

学生ボランティアスタッフ

令和4年度は、中学生6名、高校生11名が学生ボランティアスタッフとして参加し、活動の準備や、子どもたちへの指導など、研修のサポートをしてくれました。ありがとうございました。

お問い合わせ

社会教育部 生涯学習課
電話:0267-62-0671(生涯学習係・青少年係)0267-66-0551(公民館係)
ファックス:0267-64-6132(生涯学習係・青少年係)0267-66-0553(公民館係)

お問い合わせはこちらから

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