令和6年佐久市議会第4回(11月) 定例会招集あいさつ
更新日:2024年11月21日
令和6年佐久市議会第4回定例会(令和6年11月25日招集)
招集のご挨拶を申し上げます。
本日、ここに令和6年 佐久市議会 第4回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多忙の中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。
はじめに、私事ではございますが、この度の入院・療養に関しましては、市民の皆様をはじめ、市議会の皆様等に、大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに、心よりお詫びを申し上げます。
一部報道等でも伝えられておりますが、これまでの経過等につきまして、若干触れさせていただきます。
去る9月14日の公務中に、体調の異変を感じ、直ちに、医療機関を受診しました。
医師からは脳内視床部の出血との診断を受け、幸い手術の必要はありませんでしたが、そのまま入院となりました。そして、左半身に麻痺がみられたことから入院初期よりリハビリを開始し、現在では、歩行訓練など一日3時間程、お医者さん、セラピストさんらの指導のもとリハビリに励んでいるところでございます。
また、入院中の公務につきましては、その他の言語機能や思考、判断などの機能には全く影響が無く、職員との意思疎通は、電話やメール、リモート等により適時行うことが可能で、市長として職員等を指揮監督しうる状況にあると判断し、入院中の職務代理者は置かず、市政運営に当たっております。
佐久市政の舵取りという重責を担う市長として、健康管理には留意してきたつもりでありますが、この度の病気療養に関し多くの皆様にご迷惑をおかけしておりますことから、一日も早く市民の皆様とともにまちづくりに取り組んでいけるよう、今すべきことに重点を置いてまいりたいと考えておりますので、もうしばらくの間、ご理解をお願い申し上げます。
それでは、議案の総括説明を申し上げます前に、本市が取り組んでおります施策等について4点申し上げます。
1点目といたしまして、姉妹都市との交流事業について申し上げます。
はじめに、佐久市ふるさと創生人材育成事業「子ども交流研修」といたしまして、10月にはエストニア共和国サク市の研修生8名が、また、11月にはモンゴル国ウランバートル市スフバートル区の研修生7名が当市を訪れ、ホームステイや市内文化財の見学のほか、市内小中学校において交流が行われました。
研修生からは、「中学校での書道や琴の演奏や、ジュニアリーダー研修生との『おはぎ作り』体験など日本文化にふれる体験ができ、とても楽しかった」との感想が寄せられております。
次に、「エストニア共和国サク市との姉妹都市提携5周年事業」といたしまして、10月19日から4日間、エストニアサク市長をはじめとした公式訪問団8名の皆様が当市にお越しになりました。
滞在期間中、野沢北高等学校を視察され、弓道や将棋といったクラブ活動に参加し生徒との交流したほか、日本エストニア親善協会及び市との歓迎交流会などにより、親交を深めていただきました。
また、公式訪問団の滞在に合わせ、故樫山孝様からご寄贈いただきましたエストニア製ピアノを、「だれでもピアノ」として生涯学習センターに設置し、訪問団の皆様にも市民の皆様が奏でるピアノの演奏をお聴きいただくことができました。
今後も、こうした交流をきっかけに、両国との親交がさらに深まることを期待しております。
2点目といたしまして「小学校と給食センターとのオンライン交流会」について申し上げます。
本年8月開催の「子ども議会」におきまして、中込小学校6年生の児童より、「給食を作ってくれているセンター職員に感謝の気持ちを伝えたい」との提案を受け、10月16日、中込小学校6年生クラスと学校給食南部センターをオンラインでつなぎ交流会を実施いたしました。
当日は、センターの栄養教諭や調理員から、パソコンの画面をとおして、献立説明や調理で工夫した点などを説明し、子どもたちが、毎日の給食を美味しく食べてもらえるよう、努力していることを話しました。また、子どもたちからは、日ごろの感謝の言葉が伝えられるなど、大変意義深い交流会となりました。
これは、現在学校で整えられているICT環境を、食育にも効果的に活用した好事例であり、今後は、他の給食センターへも展開してまいりたいと考えております。
次に3点目といたしまして、「第12回プラチナ大賞 優秀賞受賞」について申し上げます。
プラチナ大賞は、元東京大学総長の小宮山宏(ひろし)氏が会長を務める一般社団法人プラチナ構想ネットワークが主催し、地域課題を産業創出やアイデア溢れる方策で解決を目指す事例を「賞」として称えるものでございます。
当市は、女性の活躍推進を目指した特徴ある3つの事業として「佐久平女性大学」、「Cosmosta+(コスモスタプラス)」、及び「わたしたちの月3万円ビジネス」の取組事例について応募申請をしたところ、全国44件の応募があった中から最終の12団体に選ばれ、今月6日に都内で最終審査発表会が開催されました。
当日は私が、病院からオンラインにてプレゼンテーションを行い、当市は「女性活躍促進賞」として「優秀賞」を受賞することができました。
これまでの佐久市の卓越性に加え、「女性活躍が実現するまち」として新たに挑戦している当市の取り組みが、プラチナ大賞という賞を通して、全国的にも一定の評価を得られたものと感じております。
引き続き、市民の皆様とともに女性活躍社会の実現に向けた取り組みの推進に注力してまいります。
最後に4点目として、この秋に開催された「主なイベントについて」ご報告いたします。
「第2回佐久平ハーフマラソン」でございますが、本大会は、日本陸上競技連盟公認ロードレースとして「走っても楽しい」「走った後も楽しい」をテーマに開催し、昨年の第1回を約600名上回る3,651名の皆さんが佐久平の雄大な自然の中を颯爽と駆け抜けました。
ゴール後には地元の農産物(りんご・おにぎり)の配布や飲食・物販ブースが好評を博すなど、多くの皆様のご協力により盛大に開催することが出来ました。
次に、「バルーンのまち佐久で熱気球体験」の取組といたしまして、例年、佐久平交流ひろばで行っている係留体験について、今回初めて望月地区、旧春日小学校グラウンドにおいて開催いたしました。
これは、「熱気球によるまちづくり」に繋げる取組に加えて、「春日温泉活性化基本構想」に基づく新たな取組として、今後春日温泉への観光誘客と地域の活性化に資するものとして期待をしております。
また、新市誕生20周年を記念し佐久の魅力を再認識し発信していくイベントとして開催されました「中山道塩名田宿 宿場祭り」では、塩名田お滝通りにて、子ども神輿や民謡流しのほか、初めて佐久市消防団音楽隊が出演するなど、多くの催しが行なわれました。
また、秋晴の中、望月地域の秋の一大イベントとして親しまれております「佐久市駒の里草競馬大会」が開催されました。
本年度は、望月商工会の主催によります「商工祭」を同時に開催することにより、より多くの皆様に会場に足をお運びいただき、望月地域の魅力を十分に感じていただくことができました。
この他、友好都市等にも出店いただいた「農業祭」や過去最高の賑わいとなった「平尾山もみじ祭り」など、市内外より多くの方が訪れ、秋の一日を満喫していただけたものと考えております。