令和8年佐久市議会第3回(9月)定例会招集あいさつ
更新日:2026年8月28日
招集のご挨拶を申し上げます。
本日、ここに令和8年佐久市議会 第3回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多忙の中、ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。
はじめに、去る7月28日に発生いたしました「令和8年熊本地震に対する支援」について申し上げます。
この度の地震は、最大震度7を観測し、被災地に甚大な被害をもたらしました。
今なお多くの方々が不自由な避難所生活を余儀なくされるなど、厳しい状況が続いております。
ここに、お亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災されたすべての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
本市におきましては、「各方面からの支援要請に対しましては、出来得る限りの支援を全力で行う」との基本姿勢のもと、発災直後から速やかに被災地支援に取り組んでまいりました。
はじめに、物的支援につきましては、「活力ある地方を創る首長の会」からの支援要請に基づき、本市をはじめ、近隣の小諸市ならび、軽井沢町、御代田町、佐久水道企業団、浅麓水道企業団と連携し、飲料水やおむつなどの生活必需品を合同で搬送いたしました。
また、全国青年市長会のネットワークを通じましても、佐久・浅麓の両水道企業団と連携のもと、飲料水に加え、携帯トイレやブルーシートなどの物資支援を実施いたしました。
これらの支援物資の迅速な輸送にあたりましては、本市と災害協定を締結しております「公益社団法人長野県トラック協会 佐久地区輸送協議会」をはじめとする関係機関のご尽力により、特別チャーター便を緊急運行していただきました。関係各位の即断と温かいご協力に、この場をお借りいたしまして深く御礼を申し上げます。
次に、人的支援につきましては、被災地の早期復旧・復興を後押しするため、本市から計5名の職員を派遣いたしました。
具体的には、長野県と県内市町村による合同災害支援チーム「チームながの」の第2陣として、8月7日から12日までの期間、危機管理課の職員2名を熊本県宇城市へ派遣し、被災者支援の鍵となる罹災証明書の受け付け業務に従事いたしました。
また、本市独自の支援といたしまして、「活力ある地方を創る首長の会」からの要請に応じ、8月6日から10日までの期間、熊本県八代市へ保健師2名と、防災士資格を有する職員1名を派遣し、一人暮らしの高齢者宅等の訪問による安否確認や、健康相談活動に貢献してまいりました。
被災地から帰任した派遣職員からは、現地の切迫した状況や活動の成果について報告を受けております。
市といたしましては、職員が現地で得た貴重な経験と教訓を全庁で共有し、本市における防災体制のさらなる強化と地域防災力の向上に確実に結び付けてまいります。
今後におきましても、被災地のニーズを的確に把握し、各方面からの要請に対して出来得る限りの支援を全力で継続してまいる所存であります。
この度の物資支援により減少いたしました本市の防災備蓄品につきましては、有事にも即応できるよう早急に補充する必要がございます。
まずは既決予算を最大限活用して迅速な確保に努めるとともに、本市の防災体制を万全に維持するため、本議会の中日におきまして、備蓄品整備に係る補正予算案を追加提出させていただく予定でございます。
議員各位におかれましては、何卒ご審議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
それでは議案の総括説明を申し上げます前に、本市が取り組んでおります施策等について6点申し上げます。
1点目といたしまして、「佐久総合運動公園ネーミングライツ協定」について申し上げます。
官民連携による新たなパートナーシップのもと、施設の魅力向上及び地域活性化を目的として、去る8月3日、佐久市初となる「ネーミングライツ協定」を鈴与マタイ株式会社と締結いたしました。
本協定によりまして、本年9月1日から、佐久総合運動公園の愛称が「鈴与マタイスポーツパーク」となります。
市といたしましても、同社と協働して愛称の定着等を図り、これまで以上に多くの皆さんに親しまれるスポーツ拠点施設となるよう努めてまいります。
なお、本定例会におきまして、関連する補正予算案を提出しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
2点目といたしまして、「佐久市産農産物のブランド力向上に向けたトップセールス」について申し上げます。
7月16日及び17日、名古屋市中央卸売市場におきまして、JA佐久浅間の高柳組合長をはじめとする関係者の皆様とともに、県内有数の産地である望月地域「長者原地区」のハクサイやレタスといった、高原野菜のトップセールスを行ってまいりました。
中京の市場関係者に対しましては、標高の高さによる冷涼な気候や昼夜の寒暖差、晴天率の高さといった気候特性が生み出す高品質な農産物の魅力をお伝えいたしました。あわせて、道路整備や予冷施設の強化、ICT営農支援に加え、灌漑施設の更新といった農業生産基盤の強化を通じ、佐久市として産地を強力に支えていく姿勢をアピールしてまいりました。
市場関係者の皆様からは、「JA佐久浅間の農産物は、大きさもそろって品質も良く、非常に綺麗な状態で出荷されている」とのありがたいお声をいただきました。また、スーパーにも立ち寄り、こうした日頃からの高い評価が実際の店頭価格にもしっかりと反映されていることを、目の当たりにし、実感した次第であります。
さらに、松山三四郎氏がパーソナリティーを務める名古屋のFMラジオ番組にも出演いたしました。番組内では、リスナーの皆様に対し、名古屋市内で長者原産の野菜を取り扱っている店舗をご紹介するとともに、積極的なご購入を呼びかけてまいりました。
今後におきましても、猛暑や少雨といった気象の変化を見据えた灌漑施設の機能強化を進め、高品質な野菜の安定供給に努めてまいります。
このように市、JA、産地が一丸となって取り組む力強い姿勢を市場へしっかりとお届けし、確固たる信頼を築き上げながら、佐久市産農産物のさらなるブランド力向上へとつなげてまいります。
加えて、物流ネットワークの強化となる中部横断自動車道の早期全線開通につきましても、市場価値を後押しする重要な基盤となりますことから、引き続き国等に対し力強く要望してまいります。
3点目といたしまして、「大都市圏における移住促進に向けたトップセールス」について申し上げます。
地方移住への関心が高まる中、佐久市ならではの圧倒的な強みを広くアピールするため、自ら陣頭指揮を執って活動してまいりました。
具体的には、7月18日に大阪での移住相談会へ参加したほか、8月3日にはJR新宿駅東南口の広場で自ら街頭に立ち、行き交う多くの方々に本市の魅力を直接訴えかけました。
東西両エリアで、浅間山の湧水を詰めた「浅麓水道企業団のペットボトル水」をお配りしながら、豊かな自然環境や快適な暮らし、充実した医療体制や移住支援制度を強力に発信いたしました。
特に街頭PRは初の試みで手探りの面もありましたが、足を止めてくださった方々の生の声を聞くことができ、今後の展開につながる大きな手応えを得ることができました。
この成果を足掛かりといたしまして、来る11月には、私から佐久広域連合を構成する各首長にお声掛けを行い、佐久地域全体の魅力を共同で発信していくトップセールスを実施する予定でございます。本市単独にとどまらず、佐久地域全体のスケールメリットを生かし相乗効果を生み出すことで、当地域へのさらなる関心を喚起してまいる所存であります。
今後も移住・定住の促進や関係人口の創出に向けて、全力で取り組んでまいります。
4点目といたしまして、「中央グリーンモールとサングリモ中込の再整備」について申し上げます。
去る8月8日、大勢のご来賓の皆様にご臨席を賜り、竣工記念イベント「中込まちびらき」を開催いたしました。式典では、今春開園した中込認定こども園の園児による元気いっぱいのステージ発表が行われるなど、盛大な船出となりました。
また、8月15日の「千曲川大花火大会」では、新しく生まれ変わった中央グリーンモールの「まちなか広場」に多くの皆様が集まり、テラスなどで思い思いに花火を楽しんでおられ、早くも大好評を博したところでございます。
このたび整備した広場や交流施設は、日常の憩いの場としてはもちろん、様々なイベントや活動の舞台として多世代に親しまれる空間を目指しております。来年には映画館「なかごみ座」のオープンも予定される中、地域と連携しながら、さらなる賑わいと活気が生まれるよう努めてまいります。
5点目といたしまして、次代を担う青少年の人材育成を目的に実施しております「ふるさと創生人材育成事業」について申し上げます。
本年度は、8月4日から8月11日まで、姉妹都市のエストニア共和国サク市と同じく姉妹都市のモンゴル国ウランバートル市スフバートル区へ、市内の中学生が、それぞれ8名訪問し、研修を行いました。
研修では、ホストファミリー宅でのホームステイや交流会、市内施設見学などをとおして、その国の文化・風俗・習慣を理解し、子ども同士の友好関係を深めることができました。
また、10月7日からエストニア共和国サク市、11月2日からモンゴル国ウランバートル市スフバートル区の中学生が、当市を訪れる「子ども交流研修」を予定しておりますので、引き続き両国との相互交流に努めてまいります。
6点目といたしまして、11月22日(日曜)に佐久平交流センターで開催いたします、演劇「糸洲の壕 ウッカーガマ」について申し上げます。
本公演は、沖縄戦における佐久の先人・小池勇助軍医と、小池軍医が指揮する「ふじ学徒隊」の歩みを舞台化したものです。
当日は午後1時開演と午後6時開演の2回公演を行い、文化振興基金を活用して入場無料で開催いたします。
入場には事前に手続きが必要となります。市公式LINEからお申し込みいただくか、文化振興課、佐久平交流センター、コスモホール窓口で配布している入場整理券をお受け取りください。ご不明な点やお問い合わせは、文化振興課にてお受けしております。
戦後81年を迎えるにあたり、本公演が歴史の記憶を未来へ紡ぎ、平和の尊さを改めて捉え直すきっかけとなれば幸いです。多くの市民の皆様のご来場を心よりお待ちしております。
