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「新型コロナウイルス感染症の感染状況」「佐久平女性大学プレ講座」「人権男女共生フェスティバル」その他(1月23日)

更新日:2022年4月22日

  • アナウンサー

 新春にちなんだ話題からお伝えします。宮中で天皇陛下も詠まれますが、歌会始めなるものが行われます。市長も関心が深いとのことです。

  • 市長

 毎年1月5日に歌会始めが行われますが、陛下の思いを国民にお伝えになるものでもありますし、時代を映しこむものでもあり、随所に心配りのある歌を詠まれますので、非常に関心を持っています。非常に印象深いときが、昭和21年の歌会始めです。終戦が前の年の夏、それから初めての歌会始めで、昭和天皇がお詠みになったのが「降り積もる 深雪に耐えて 色変えぬ 松ぞ雄々しき人もかくあれ」という、当時の日本人を励まそうとされる思いが伝わってくる歌でありました。今年のお題は「窓」ということでございました。今上陛下の歌は「世界との 行き来難かる 世はつづき 窓開く日を 偏に願ふ」でした。コロナ禍で世界との往来がなかなか難しいなか、窓を開いて人や物、情報の行き来ができるようになることをひとえに願っています、という歌だと思います。
 今年のお題の「窓」という言葉で思いだしたのですが、今の上皇陛下が上皇后陛下とご婚約されたときの歌にも「窓」という言葉が入っていました。「語らいを 重ね尽きつつ気がつきぬ われのこころに開きたる窓」。美智子さまとの語らいのなかでご自身のこころが開いていったという歌を、ご婚約のときに詠まれていました。宮内庁からお達しがあって詠まれる歌人を召人と言いますが、昭和53年に臼田ご出身の井出一太郎元官房長官に歌人として今年の歌会始めに出席して歌を詠うよう宮内庁からお達しがあったそうです。そのときのお題が「母」でして、「母まさば 大内山に初春のけふの節会のよし告げましを」と詠われました。今日の節会は歌会始めのことで、こんなにおめでたいありがたいことを、もしお母さんが生きていれば知らせられるのにという思いを持っていらっしゃったとのことです。実は野沢にお住まいの木内重秋さんが、平成17年に国民として歌を選ばれ、歌会始めにご出席されています。このときのお題は「歩み」ということで、「雪とけて 塗りかへられし白線の 横断歩道を子ら渡りゆく」と詠まれました。これは、雪が溶けたあとの横断を渡っていく子どもたちの歩みを詠まれたということです。私も野沢だったので同じ野沢の方が選ばれたことに大変驚き、素晴らしいと感じたことを記憶しております。お正月ですので1月15日の歌会始めについて、お話させていただきました。

  • アナウンサー

 来年のお題は「友」で、和歌のどなたでも応募できるそうです。
 続いて新型コロナウイルスに関してお伝えしていきたいと思います。まずは気になる佐久地域の感染状況についてです。

  • 市長

 収録日1月20日の現状について、現在、長野県全体がレベル4ということなのですが、佐久地域におきましては佐久市、軽井沢、御代田、南牧がレベル5になっています。佐久市におきまして1月19日までの発表の数字で申し上げると、人口10万人あたり60.08人ということで、レベル5の基準である10万人あたり30人を、大きく上回っております。小諸市が53.67人、軽井沢町が171.98人でございます。一喜一憂ということではなく、しっかり対応していかなければいけないと思っております。今後も感染予防に気を付けていきたいと思いますが、今回は繁華街でクラスターが起きているといったことはないです。そのため県から営業自粛の要請はおこなっておりません。知事とも電話でお話をさせていただきましたが、急展開して飲み屋さんでクラスターが発生してしまうといったことがなければ、今のところ営業自粛要請は考えていないとお話になっていました。

  • アナウンサー

 経済の両立と感染予防を2本立てで進めていなければならないと思いますが、そういうなかで事業者の皆さんで支援を求められる方も非常にいるかと思います。佐久市独自の支援策というもの、どういったお考えがあるか聞いてみたいです。

  • 市長

 まだ何をやるかは決めていませんが、行う姿勢を持っています。ただ、例えば経済対策において、国や県や市でどういうメニューがあるかというのは、言い尽くせないほどたくさんあるのです。そうなってくると、今のキャンペーンがあるなかで重ねて打つよりも、あらためて財源は留保しておいて、それらのキャンペーンが終わってくるときにきちんとやることも大切だと思います。今回そういう意味で当然しっかりやっていかなければならないのは経済対策と感染予防です。こういうものについて、必要なものは予算だてしていきたいと思っています。今後、注目されてくるものとすればワクチンの前倒しです。そして2月からは5歳から12歳のお子さんのワクチン接種が始まってまいりますので、この辺りが注目されてくるかと思います。

  • アナウンサー

 政府方針もありまして、当初8か月空けるということでしたが、これを1カ月前倒しにするなど色々な報道があります。佐久市としてもこれを随時反映していくような方針を取っていくということです。

  • 市長

 そうですね。早い方、医療従事者の方や高齢者の方で、すでに打っている方もいます。かなり前倒しになる場合もありますが、市とすれば1月24日に高齢者、7か月経過した方については接種券を発送していくことになりますので、ぜひまたご利用をいただきたいと思います。交差接種、交互接種という言い方をしますが、これらに関しては全く問題なく行っています。1回目と2回目にモデルナを接種した方が、3回目の接種にファイザーということでも結構ですのでやっていただきたいと思います。
 非常に注視しているのが1回目を打っていない方です。2回目まで打った方は全体の9割ほどいらっしゃるのですが、1割ほど留保していて接種を考えたいという方もいらっしゃいます。その方々が今駆け込みで接種しているのです。自分自身に自覚症状はなくても、社会の動きを見ていてワクチンが効いていると感じることもあるのではないでしょうか。今、保育園や小学校の低学年でクラスターが起きているということを聞きます。これはワクチンの効果でないかと言われるものもあります。まだ1回も打っていないという方は、ぜひこの機会に打っていただきたいと思います。間違いなく打っていただくと抗体が上がります。また、佐久市において、重篤なアナフィラキシーは1人も出ていません。副反応に関して、少し熱が出た、筋肉痛になったという方もいらっしゃいましたし、そういう体の不調はあるかもしれませんが、感染しないという安全を享受するためにはワクチン接種は大変効果がありますので、ぜひ接種していただきたいと思います。また、無料検査を市内の一部薬局で受けられるようになっています。大変お問い合わせも多く、品薄状態のところもありますが、受付をしています。

  • アナウンサー

 現在、佐久市では佐久市臼田の桜里堂薬局、うすだ薬局、横和のよこわ薬局、岩村田のコスモス薬局、また佐久市内のウェルシア薬局各店舗、中込の中込中央薬局、わかば内科クリニック、佐久平駅近くの小林内科クリニックなどで無料の検査ができるということです。実は私も取材を兼ねて電話してみたのですが、予約が殺到しているらしくなかなか予約が取りづらい状況もあるようです。しかしそれだけ皆さんが高い意識を持っているということでもありますので、何らかの不安がある方はぜひご利用ください。

  • 市長

 そこが重要です。何らかの不安がある方、心配がある方にやっていただくことで、発熱や何らかの症状がある方は発熱外来なり、医師や保健所にご相談いただきたいと思います。発熱していてコロナかもしれないという方は、薬局に行ってPCR検査を受けるのではなく、症状が出ているのであれば状況とすれば、保健所あるいはかかりつけの医師に電話で相談していただきたいと思います。

  • アナウンサー

 地域の医療資源をうまく使えるように考えていきたいと思います。
 話題は変わりまして、これからの佐久地域と題して、2つの講演会についてお伝えしていきたいと思います。はじめに佐久平女性大学のプレ講座についてお聞きします。

  • 市長

 3月12日土曜日の午前10時30分から、内容は佐久平女性大学のプレ講座ということで、今年の4月から佐久平女性大学がスタートいたします。受講期間は1年間で、女性の皆さんが社会で活躍していくために学びの場所として提案していくものであります。プレ講座として、軽井沢にお住まいの作家の村山由佳さんに「時代は変わる 女性が輝くまちへ」と題して講演をいただきます。社会と女性という切り口でさまざまな考えを深めていらっしゃる方、そしてご自身の実践も含めてお話をいただくということでございますので、ぜひご期待いただきたいと思います。

  • アナウンサー

 2003年の直木賞作家でもありますので、大変ファンの方も多いと思います。

  • 市長

 多いですよね。「おいしいコーヒーのいれ方」など、話題の作品も多く、社会派でもあり、とても明るい方でいらっしゃいます。私も直接お会いしたり、Twitterでつながって意見交換をしたこともありますが、とても素晴らしい講演になると思います。これは女性大学を受けてみようということが念頭にある方にぜひお聞きいただきたいと思っております。今ご自宅に配布しているサクライフでも触れていますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

  • アナウンサー

 もうひとつ皆さんにお知らせしたいのが、人権男女共生フェスティバルです。こちらは毎年行われているものですが、今年は3月12日の開催となり、元プロレスラーの木村花さんのお母様の木村響子さんが講師として佐久市にいらっしゃるということです。

  • 市長

 人権男女共生フェスティバルということで、毎年行っています。これまでも蓮池薫さんですとか、人権に深く関わりを持っていらっしゃる方々にご登場いただいています。今回、木村響子さんが、お嬢さんの木村花さんがテレビ番組に出たことで、SNS上で炎上し、大変な誹謗中傷に遭い、それによって非常に残念なことに命を絶たれました。お母さんが今問いたいこと、この社会におけるSNS上の人権問題、多くの方が今SNSをやっているなかで炎上を見かけたこともあります。そういうなかで言葉とSNS、人との関係で最も今、深く考え活動している、Remember HANA代表理事の木村響子さんにお越しいただきます。2月1日より申し込みとなりまして、先着400名となっております。ぜひ多くの皆さまにご参加いただきたいと思います。

  • アナウンサー

 人権問題は非常に難しいですが、誰もが考えなければならないことだと思います。社会的にメッセージ性の強い方のお話というのは、心に響くと思いますので、ぜひこの講演会を通して考えていきたいと思います。大変貴重な講演会になると思いますので、大勢の皆さんのご参加をお待ちしています。
 今日もうひとつ皆さんにお伝えしたいのが、保育園に関する話題です。中込第一保育園と第二保育園が統合予定ということは皆さんご存じかと思いますが、こちらの建設予定地が決まりました。

  • 市長

 場所は中込駅近く、駅から見て北北西方面であります。現在はスズヨマタイさんの工場ですが、スズヨマタイさんがリサーチパークに移動されましたので、そちらの場所での展開となります。中込第一保育園と第二保育園のちょうど中間も場所とも言えます。さまざまな比較検討をいたしまして決定させていただきましたが、すぐ横に中込会館があり、公園、立体駐車場、くろさわ病院という医療機関があることも安全を高めることになろうかと思っております。今、佐久市においては保育園の規模は100人以上が好ましいサイズとされています。中込第一保育園と第二保育園を統合する形で、気分を新たに展開していきたいと思います。

  • アナウンサー

 令和8年の開園を目指すということですが、振興マタイ跡地、パチンコレインボーの跡地と聞くとピンと来る方もいるかもしれません。

  • 市長

 まちづくりのうえでも、お子さんの声が響くまちになると思います。今、社会実験をやっていますが、中込のまちづくりにおいても、お子さんの見守りという部分で商店街の皆さん、関係の皆さんにもご理解いただいて、たくさんの芽を重ねて子どもを見守っていく展開ができればいいかと思います。

  • アナウンサー

 最後に、この番組でも何度もお伝えしていますが、「ゆうちゃんを救う会」についてです。佐久市内にお住いの中澤維斗くんは、重い心臓病を患っており、アメリカでの心臓移植が必要となっています。そのためには2億2700万円が必要ということです。放送をご覧の皆さんにも、あらためてご協力をお願いしたいと思います。

  • 市長

 目標額2億2700万円に対し、1月19日現在で2億30万円が集まっています。日本ではなかなか進めることができない心臓移植に、少年が命を懸けて挑戦していこうということであります。人の命をお互いに大切にし合える佐久市でありたいと思いますし、多くの皆さんにご賛同いただいており、佐久市も全面支援でやらせていただいています。あと1歩ですので、ぜひご協力のほどよろしくお願いいたします。

  • アナウンサー

 令和4年が明けてどんな市政、どんな佐久市になっていくのか、気になっている方も多いと思います。最後に、番組をご覧の市民の皆さんに市長からメッセージをお願いいたします。

  • 市長

 新型コロナウイルスがオミクロン株にほぼ置き換わってきています。感染力が非常に高いウイルスで、多くの皆さんに気をつけていただいていますが、今しばらくご辛抱いただきたいと思っております。自分と大切な方の命を守るためにも、あらためてご協力をお願いいたします。

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企画部 広報広聴課
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