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食品工場及び業務用厨房施設等における一酸化炭素中毒事故の防止について

更新日:2018年8月29日

食品工場及び業務用厨房施設の使用者、管理者の皆様へ

 近年、食品工場及び業務用厨房施設等において都市ガス及び液化石油ガスの設備による一酸化炭素中毒事故が発生しています。
 事故原因の多くは、機器の経年劣化や換気が不十分なため設備が不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生したものです。
 ひとたび一酸化炭素中毒事故が発生した場合、多くの人を巻き込み、甚大な被害を及ぼす可能性が高いため、日ごろから設備の点検、手入れ、換気、業務用換気警報器設置など対策をしましょう! 

 また、下記について注意しましょう!
 

1 ガスの設備の使用中は必ず換気(給気及び排気の両方)をしましょう!

 夏場や冬場に冷暖房機を使用する際に長時間室内を締め切りすることが増えます。換気扇や換気装置によって十分な換気をしているか確認しましょう。また、現場において換気のし忘れを防止するための工夫をしましょう。

2 ガス設備の使用開始時や使用終了時などに設備の点検をしましょう!

 使用開始時や使用終了時に設備に異常がないか点検をするほかにも、1日に1回以上設備の態様に応じて作動状況を点検しましょう。
 また、点検をし、異常があった場合は、設備の使用中止や補修など危険を防止する措置をしましょう。

3 ガス設備や換気設備の説明書を十分に読み、適切に設備を使用しましょう!

 設備の取り扱い説明書を十分に読み、その使用については、設備の作動状況の確認、ほこりや汚れの除去、フィルターの掃除など換気不良やガスの不完全燃焼を防ぐために日常管理を行いましょう。

 特に台風や地震、積雪などの自然災害後は設備の異常がないか点検し、異常があった場合は、設備の使用中止や補修など危険を防止する措置をしましょう。
 停電中にやむを得ずガス設備を使用する場合は、換気扇や給排気設備が作動しない場合がありますので、窓を開けて換気をするなど対策をして使用しましょう。
 電気が復旧した後は、換気扇や給排気設備が作動することを確実に確認してから使用しましょう。

4 排気取入口設置されるフィルターの定期的な清掃や交換をしましょう!

 排気ガス中に含まれる油脂等を有効に除去するために排気取入口に設置されるグリス除去装置(グリスフィルター)や悪臭防止のために排気ダクト内に設置される脱臭フィルター等は使用し続けると油脂等が付着して目詰まりを起こし、十分な換気量が確保できなくなります。フィルターの定期的な清掃や交換をしましょう。

5 万が一不完全燃焼に備え、業務用換気警報器の設置を検討しましょう!

問い合わせ先

経済産業省 産業保安グループ
食品工場        高圧ガス保安室 03-3501-1706
業務用厨房施設等  ガス安全室    03-3501-4032

お問い合わせ

経済部 商工振興課
電話:0267-62-3265
ファックス:0267-62-2269

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