〈今年度より始動〉地域産業におけるジェンダーギャップ解消支援事業
更新日:2025年12月17日
本事業の概要
本事業は、地域産業全体で経営者層や女性自身の意識変革を促し、男女ともに根強い性別役割分担意識を解消していくことにより、男女問わず誰もが働きやすい職場環境を構築していくことで、人材の確保へつなげると同時に市内企業の持続的発展を目指すことを目的としています。
本事業始動の背景
現在佐久市では、進学や就職を機に市内若年層、特に女性の都市部への転出が顕著であり、佐久市へ戻ってくる比率は男性より女性が低い傾向にあります。
また、男性と比較して、女性は正規雇用の割合が低い一方で非正規雇用の割合は高くなっており、これにより収入面での格差も生じています。
市内企業は男性経営者が大多数であることに加え、男女ともに「職場で平等である」と感じている割合は低く、女性の多くが「責任ある役職に就くことに消極的」とする調査結果もあります。
こうした状況が地域産業の魅力を低下させ、慢性的な人材不足の一因となっていると考えられることが、事業実施の背景となっています。
令和7年度の事業内容
■ 市内企業における従業員意識調査による現状把握・分析
■ 市内企業の中から率先してジェンダーギャップ解消に取り組む企業を選定し、取り組みの伴走支援を実施
■ 経営者層や従業員自身(特に女性)の意識変革を促す、マインドセットセミナーの実施
第1弾 〈キックオフセミナー〉11/17(月)市内企業の経営者向けセミナー『経営のためのジェンダーギャップ解消セミナー』を開催しました!

市内企業の経営者向けセミナー『経営のためのジェンダーギャップ解消セミナー』を11/17(月)に開催し、市内企業の経営者や総務担当者総勢39名にお集まりいただきました。
〈第1部〉
内閣官房地域働き方・職場改革推進会議構成員や様々な自治体でジェンダーギャップ解消に係るアドバイザー等を務められている
株式会社Will Lab(外部サイト) 代表取締役 小安美和様に、マインドセットセミナーとして『ジェンダーギャップ解消が組織を強くする-経営の持続可能性と人材戦略-』と題した基調講演をいただきました。
〈第2部〉
ブランディングの視点から事業を展開し、日本全国の自治体とも連携している、市内企業の
合同会社C-OILING(外部サイト) 代表 大後裕子様に『事業の自走性を高める新しい組織づくりワークショップ』と題したワークショップを実施いただきました。
〈第3部〉
女性の活躍支援など、積極的に男女共同参画の推進に関する取組を行っている事業者の表彰を行い、身近な取組を示すことで、男女共同参画社会の実現を図る「佐久市男女共同参画推進事業者表彰」を本セミナーと共催で実施しました。
令和7年度の様子は
こちらよりご覧ください。 (令和6年度以前のものはこちらよりご覧ください)



その他
本事業は令和7年度長野県地域発元気づくり支援金を活用し、実施しております。
