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「ジェネリック医薬品について」「長野地方裁判所、家庭裁判所佐久支部の施設充実、調査官の配置について」その他(9月25日)

更新日:2019年12月26日

  • アナウンサー

 私たちの前にあるメッセージボードは、交通死亡事故0への取組で作成したものになります。佐久市として、強く交通安全を呼びかけているということですね。

  • 市長

 今年は、1月、2月に交通死亡事故で3名の尊い命が失われたことを受け、非常事態宣言が発令されました。期間中に死亡事故はなかったですが、お盆の8月13日、15日に死亡事故が続いてしまいました。緊急事態に対応し、このメッセージボードで交通死亡事故0を目指して、市民の皆さんに訴えていきたいと思っています。
 スロードライブを心がけていますか?

  • アナウンサー

 私もスピードを控えようと意識しています。

  • 市長

 幹線道路に出て、50キロメートル、60キロメートルという制限速度を守ることも大事なことですが、そこに出るまでの住宅街の道路を時速20キロメートルで走ればおそらくトラブルも回避できます。スロードライブを行うにあたり、出勤するのに何分早く起きればいいのか考え、生活習慣を見直していくことで、交通死亡を少しでも減らすことができます。交通死亡事故0を目指して、このメッセージボードを作りました。

  • アナウンサー

 特に交通事故は人災ですので、防ぐことができると思います。

  • 市長

 尊い命の中で回避しようのない病気などもありますが、交通事故に関しては、交通安全協会、交通指導員、見守り隊の皆さんの貢献もあって守られた命もあると思います。そのことについて考えを深めて、これから市民の皆さんに訴えていきたいと思い、しばらくの間、この番組でもこのメッセージボードを使っていきたいと思っています。

  • アナウンサー

 キーワードは、スロードライブのまち。とにかくスピードは控えめに、そして何かあるかもしれない、人が飛び出して来るかもしれない、といったイメージをぜひ皆さんに強く持っていただきたいと思います。特にこれからの時期は飲酒運転の根絶、また、秋は日が暮れるのも早くなります。早めのライト点灯など、できることを今日から皆さんも実践していただきたいと思います。
 今回は、大きく分けて2つの話題を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
 まずは、ジェネリック医薬品の使用促進について、佐久市でも取組が進んでいると聞いております。

  • 市長

 ジェネリック医薬品は、新薬ではなく後発医薬品ですが、効果は一緒で安いんです。ジェネリック医薬品を使うことによって医療費が抑制できます。例えば国民健康保険にしても、ジェネリック医薬品の使用率を上げることによって、給付が抑えられ負担が減ります。これまでジェネリック医薬品の使用促進の目標値として80%を掲げていました。この番組の中でも、ジェネリック医薬品を使ってくださいというボードを置いていました。実際に薬を飲む方もジェネリック医薬品の方が安いですから、お財布に優しいということで訴えてもきました。使用率が上がり、平成30年10月に80%という目標を達成できましたので、このメッセージボードも変えたということです。非常に多くの皆さんのご理解を頂いてできたことに大変感謝申し上げます。しかしながら、まだジェネリック医薬品がない薬もあります。新薬で守られている期間があり、その中に肝炎やがんの特効薬などすごく高価なものがあります。これをお使いにならなければならない方がいますので、給付は多くなります。そういう意味では、ジェネリック医薬品を活用することで抑制していきたいですし、皆さんのご理解とご協力をいただいて目標を達成できたことをご報告します。

  • アナウンサー

 ジェネリック医薬品は後発医薬品とも言われています。薬局で、ジェネリックでもいいですか?と問いかけがあると思いますが、効能も本来の医薬品と全く変わりないということですので、医療費などの削減につながっていきます。

  • 市長

 処方箋を持って調剤薬局に行き、その時に「ジェネリックでお願いします」と言っていただきたいと思います。ジェネリックが横文字で分かりづらければ、「安い方の薬でお願いします」と言っていただければ、薬剤師さんは分かると思います。ジェネリック医薬品は安いですから、薬を飲む方にとっても優しいので、ぜひジェネリック医薬品を使っていただきたいと今後も申し上げていきたいと思っています。

  • アナウンサー

 佐久市は健康長寿のまちとしても知られています。まずは病気にならない、薬に頼らない生活が理想的ですが、万が一何があるか分かりませんので、ぜひ皆さんもジェネリック医薬品について考えていただければと思います。
 続きまして、裁判所について皆さんにお届けしていきたいと思います。佐久市内には岩村田に長野地方裁判所佐久支部、家庭裁判所佐久支部がありますが、佐久市内の裁判所の施設の更なる充実を目指した要望活動が続いていると聞いています。

  • 市長

 1年ほど前から佐久弁護士会の皆さんが大変活発に取り組んでいます。岩村田の佐久支部には、家庭裁判所調査官が常駐していないので常駐してほしい、少年事件を取り扱ってほしい、施設に関して充実をはかってほしいと要求をしています。私が会長を務めており、副会長を県議会議員の小山仁志さんと広域連合議長の竹内健一さんにお願いしております。そして扇の要となるのが、弁護士の大井基弘さんです。社会の問題を話し合っていく中において、裁判所は充実しないといけないですよねとお話を申し上げ、全体として動き出そうということで行いました。佐久広域の首長さんや議会の皆さん、行政、専門職の皆さんにもお入りいただき、日本弁護士会のキャラバンというワークショップを佐久市で行いました。その中で、キャラバンで終わらせるだけではなく、きちんとした運動にしていこうと発足したものです。発足して1年くらい経ちますが、今回は知事に要望活動をしてきました。

  • アナウンサー

 裁判というと、人生において大きな分岐点となります。そういった中で佐久市内には長野地方裁判所佐久支部がありますが、審議を詳しく調査していく調査官がいない。少年審判を扱うには上田支部まで行かなくてはなりません。先日裁判所に入りましたが、エレベーターもなく館内の老朽化を感じました。やはり環境を変え、更なる施設の充実を行うことによって、その人においてもプラスの効果が出る可能性がありますよね。

  • 市長

 自分が裁判に関わりを持つことは、人生の中で頻繁にあることではないですが、裁判所に行く時というのは、人生の分かれ道です。分かれ道というところで、正確に判決をしていただく、あるいは調停されなければいけないと思います。その中で、試行面会室を佐久のような家裁の支部には置くべきです。例えば、離婚する時、親権をお父さんが持つかお母さんが持つかという議論が発生します。その時、お子さんが小さい場合はお母さん、その人が判断できる時は本人の意見も聞きながらどちらにするか議論があります。しかし、試行面会室というのは実際にお父さんとお子さん、お母さんとお子さんがその部屋に入り様子を見る中で、どちらの親が親権を持つべきかマジックミラー越しから第3者(裁判に関わりを持つ人)が確認します。その部屋が、佐久にはありません。先日、目黒区で虐待事件がありました。お母さんが親権を得たわけですが、お母さんには新たな男性がいて、この男性からお子さんが虐待を受けて亡くなってしまいました。その時にお母さんが、新しい男性に対して「やめてください」と言えるかどうか、この関係が断たれる場合、お母さんとしては様々な不安があると思います。その時に子どもを守ってあげられるかどうか、そういうことを綿密に調べる必要があります。試行面会室でお母さんと子どもの関係、お父さんと子どもの関係を専門の方がご覧になって決めていくことが必要だと思います。

  • アナウンサー

 こういった要望活動が地域の有志の皆さんによって行われていますが、県、国、関係省庁の受け止めはいかがでしょうか。

  • 市長

 知事は、実際に長野県から全国知事会に話をしてくださって、本当に協力的です。
 裁判所の予算は最高裁が振り分けており、これで本当に達成することができるだろうかという形です。最高裁において、佐久支部の不備が認識できているかは明確な答えが出ない。そして最高裁が財務省に対して予算要求をしているかに関しても答えが出ない。財務省に関しても、主計官にお会いしましたが、その状況についてつまびらかに知る状況にはない。しかしながら、裁判を正確に受けることは国民の権利なので、このことはきちんと守っていかなければならないと思います。少し長い運動になると思いますが、しっかりやっていきたいと思います。

  • アナウンサー

 現在、佐久広域では、栁田市長を会長としまして、地元の県会議員の皆さん、そして弁護士の皆さん方が協議会などを作り、長野地方裁判所佐久支部、家庭裁判所佐久支部の施設の充実、専門の調査官の配置などに向けて、積極的な要望活動を続けております。裁判所がしっかりとした審判を下すには、しっかりとした施設、そして環境が必要になりますね。

  • 市長

 市民生活に大きな影響を及ぼすことがあるので行っていますが、全国でこのような運動をしているところは他にありません。

  • アナウンサー

 佐久地域だけということですか。

  • 市長

 そうです、驚きました。日本弁護士連合会の方とのお話の中で、どうしてこの運動を始めようと思いましたかと聞かれました。私は、話をしていく中で実態を聞いたらおかしいと強く思ったので行動に出ました。他の地域でもそういうことが動いてくることによって全体が動くということにもなると思います。私どもとすれば、一点突破、全面展開というような形ができれば理想です。

  • アナウンサー

 ひょっとしたら佐久地域発のこの運動が日本国内の司法を大きく変えていくかもしれないですね。

  • 市長

 裁判をきちんと受けられる環境が整うことが全国に広がっていくことは大事だと思います。しっかり要望していきたいです。

  • アナウンサー

 そろそろまとめになります。いよいよ秋も深まり、2019年もカウントダウンが進んでいきますが、改めて今後の市政運営に向けて市長のお考えをお願いします。

  • 市長

 季節の変わり目ということで、今、田んぼが黄金色で大変美しいなと思います。私は毎日1時間くらい歩いていますが、季節を感じながら見る風景は非常に美しくかけがえのないものだなと思います。ぜひ季節の移り変わりの中で、佐久の豊かな自然を感じていただきたいと思いますし、また寒くなりますのでお体には十分ご留意いただきたいと思います。

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企画部 広報広聴課
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