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「一般社団法人レインボーウォーキング設立」「デジタル人材、女性活躍」「佐久市省エネ家電製品普及促進事業補助金」その他 (10月26日)  

更新日:2023年3月30日

  • アナウンサー

 10月末から11月といいますと今年も残りわずかと感じますが、年末年始の話題としてお正月恒例の箱根駅伝が今回で99回を数えます。箱根駅伝には今回20校が出場するのですが、そのなかのひとつに立教大学が予選会を勝ち抜きました。この立教大学の監督が佐久市出身の上野 裕一郎さんです。

  • 市長

 岸野の出身でいらして、本当に地域に根差したランナーでいらっしゃいます。佐久長聖高校での活躍、中央大学に行かれましたがご自身の箱根での活躍もあります。今回は何年間で箱根まで持っていこうという立教大学での戦略があったようですが、前倒しで夢を達成したということであります。上野さんは今までランナーとして大変実績を残されてきましたが、指導者としても大きな実績を残すことになろうと思います。その第一歩として大変期待しています。

  • アナウンサー

 私も以前、上野さんにお話を伺ったことがあるのですが人柄も素晴らしく、スポーツに関して強い信念を持たれている方で、こういう方が上に立つとチームや選手も変わっていくのだろうと思いました。

  • 市長

 私は実は上野さんのおじいさんが100歳を迎えるときにお祝いでご自宅に伺ったことがあります。最初に出てきた男性がいらして、その方のお父さんが100歳だと思っていたらその方自身が100歳だったということで、上野さんも健脚ですがおじいさんも大変お元気な方でした。前島さんのおっしゃる通り、人柄のよい明るさを持った方という印象です。

  • アナウンサー

 岸野小学校から野沢中学校、佐久長聖高校、中央大学ということで、箱根といいますと佐久長聖高校出身のランナーも多数出場しています。

  • 市長

 そういう意味では、今度の箱根駅伝は楽しみだと思いますし、上野さんがご卒業した岸野小学校は若竹教育ですから、若山牧水の歌のように、校歌のように大きな活躍をされている上野さんを皆さんと一緒に応援していきたいと思います。

  • アナウンサー

 本日大きくわけて2つの話題をお届けします。一つ目に、佐久市にも非常にゆかりのあるウォーキング、なかでもマイクロストーンなども関連しているレインボーウォーキングという一般社団法人が設立となりました。読んで字のごとくウォーキングの関連団体ということですが、佐久市と関連してどのような動きになっていくのでしょうか。

  • 市長

 さまざまな表現があるのですが、まず歩行ケアという取り組みがあります。技術的には佐久市内に本社があり製造をされているマイクロストーンさんがいらっしゃるのですが、マイクロストーンさんの技術というのはジャイロセンサーです。ジャイロセンサーは対象物に対して正確な動きを記録するということができます。
 例えば、かつてにおいては、フランスのルノーという会社がありますが、そのルノーの衝突実験で車のなかにダミーを置くんです。そのダミーにたくさんのジャイロセンサーをつけて衝突実験をおこなうと、衝突から0.01秒後に人の体がどのように動くか、どこにダメージがあるのか、そのときにはどういうタイミングでエアバッグが広がればいいか、あるいはシートベルトにはどういう性能が求められるかといった開発に使われてきたということです。微細な動きも捉えられるということがルノーの自動車の安全性に寄与したわけですが、今度はそれを人の体につけようということです。そうするとその人がどういう動きをするのか、歩いたときに前後のブレはどうか、左右のバランスはどうか、腰の動きはどうなのかといったことをマイクロストーンの技術で記録、計測できます。そうすると、求められる歩き方と、個人の歩き方の特徴、癖を捉えることができます。ぴたりと健康体の歩き方であればそれでいいと思いますが、多くの方は色々な特徴を持っています。それを5つくらいにカテゴライズして、Aタイプの人は1番のストレッチ、Bタイプの人は2番のストレッチをしてくださいという形で、そのストレッチをすることによって歩き方を整えていくことが歩行ケアです。
 歩行ケアを全国に広めていこうというのが一般社団法人レインボーウォーキングということです。これを小学生に実装してみると、佐久平浅間小学校などでおこなってお子さんの計測をして、歩き方をタイプ別に分け、タイプごとに朝の会などでストレッチを行ったところ、保健室に行く児童の数が激減しました。歩き方を整えると転ばなくなり、安定感が出てくるとケガをしなくなります。つまりは健康の源になりますよね。これを全国に普及させていこうということでレインボーウォーキングが立ち上がったのですが、理事長に第5代Jリーグチェアマンである村井さんが就任されるということで先頃発足しました。

  • アナウンサー

 私もジャイロセンサーを体につけて体験したことがあるのですが、自分ではいい姿勢で歩いていたつもりでしたが、背骨のゆがみや体の負荷がかかっている部分などが本当に細かく出ました。

  • 市長

 健康を導きだすために歩き方を整えるという発想は今までなかったと思います。そういったものを全国に広めていこうということで、2022年度に佐久市で1校、佐久平浅間小学校で一生懸命やってもらっているのですが、2023年度は長野県と埼玉県で10校やりましょうという形で段階的に数を多くしていき、2030年には全国1万校の小中学校で計測、歩行ケアをやっていこうというかなり意欲的な目標を持っているということです。
 そのなかで村井元チェアマンが大変高い関心をお持ちいただいて、人脈の広い方ですので声をかけてくださって、シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんも理事に就任されたということで先日Web会議でご一緒しましたが、陸上競技場のこけら落としのときに高橋尚子さんがゲストでおいでくださって、そのこともよく記憶にとどめていただいていました。

  • アナウンサー

 続いてデジタル人材、女性活躍に関する話題にいきたいと思います。佐久市および今後の社会において市長はどのようなお考えがありますか。

  • 市長

 デジタル化していくことにおいて、ものの合理化は図られると思います。日本がおこなっているマイナンバー制度をはじめDX、IT戦略があります。これはかなりの部分でエストニアをモデルにしています。私もエストニアに3回行ったなかにおいて非常にITが進んでいると感じました。非常に合理化が図られています。そういう意味では、日本もデジタル化に入っていかなければならないと実感しています。なかなか敷居が高い面もありますが、そういったものを日常にしていくためにデジタル人材がとても必要になってくると思います。現在国がデジタル女子、デジタル人材に女性を求めていこうということで進めています。今こういったことに私どもなりに研究を進めているということです。

  • アナウンサー

 マイナンバーカードもデジタル化と非常に関連があります。9月末時点での普及率について、直近で国の平均が49%、佐久市内では41.6%という数値が出ています。国が普及率と絡めて交付金の増減を決めていくといってニュースも出てきました。非常に市民の方も気になる話題だと思いますが、いかがでしょうか。

  • 市長

 国でそのような発言がありましたが、地方自治体からの反発が非常に強いので必ずしもそういう方向に進むかどうかは、私は疑問があります。
 そのなかでひとつ気になることが、河野大臣からの発表で、保険証を廃止していくということでした。私は見ていて、この国会審議がひとつのきっかけになったのではないかというものがありました。参議院議員でいらっしゃる小野田紀美が質問に立たれて、デジタル社会を進めていくのに、マイナンバーカードに保険証の紐づけを進めていくというのはいいと思います。しかし保険証は保険証で持っていて、保険証に紐づいたマイナンバーカードの2つを持っていると、マイナンバーカードには写真がついていて身分証明書として精度が高いです。写真の入っていない保険証しかなければ人には貸しませんが、写真付きの保険証があると元々の保険証を人に貸す不正が起こりやすい環境になるのではないですかという質問をしました。すると、厚生労働省の職員が「先生、それを話すことで不正が拡がっていく可能性があるのでそのことは言わないでください」と言いました。そのときに小野田さんが「待ってください。気づいた人が犯罪を起こすかもしれないから黙っていてください、ではなくてそういうことができないようにするのが厚生労働省の仕事でしょう」と指摘されました。私はこのやり取りは説得力があると思います。そういう意味ではこの点に着目して、将来的にこの保険証をなくしていくという方向に進んだのです。

  • アナウンサー

 2024年を一応の目途に、今の保険証をなくしていこうという動きがあります。マイナンバーカードに紐づけすることで、マイナポイントの還元などもありますが、なかなか国の思うように普及が進んでいかない状況です。しっかりとしたルール、マナーのもとで使っていけば便利なものだと思います。佐久市でも市民課の窓口で、来庁者に「マイナンバーカードはお持ちですか」という声がけを行っていくそうですね。

  • 市長

 今までは「身分証明書、免許証等はありますか」という問いかけは自然にありました。その表現を「マイナンバーカードはお持ちですか」という問いかけに変えていくということです。例えば酒類の提供ですとか年齢制限のあるアルバイトがあります。そのときには、今は年齢確認を免許証かマイナンバーカードで行っていて、保険証は使われません。顔写真が入っているかいないかは、身分証明をやるときにかなり精度を上げるものです。そういう意味では、本人確認書類はそれほど遠くない時期にマイナンバーカードに代わっていきます。佐久市としても今の保険証でも身分証明はできるのですが、窓口では身分証明の最初にマイナンバーのことをお話させていただくということです。

  • アナウンサー

 このコーナーではデジタル人材の開発、マイナンバーカードの普及率も絡めてお伝えしました。

  • 市長

 デジタル人材で女性を、という話がありましたが、男性と女性の所得の価格差があります。なぜこういうことが起きると思いますか。例えば、同じ仕事をやっているのに男性と女性の給与が違うというのはかなり是正されてきています。しかしながら、男性と女性の所得格差について、男性の方が正規職員、正規社員である割合が多いです。女性の場合はご結婚や出産のために正規のお立場を退かれる場合があります。そのなかにおいてもう一度正規で復帰ができればよいですが、この部分のハードルが高いということです。しかしデジタル系でスキルを上げていくなかにおいて、時給5000円、6000円、調べていくなかにおいては時給8000円までいらっしゃいました。その方は必ずしも正規ではないです。例えば時給8000円の場合、1日3時間働いたとすると24000円になります。24000円の日給を取れる方が20日間働いたら48万円、48万円の給与というのはかなりいい所得になると思います。デジタルを学ぶことによって得られるひとつの社会的地位となります。これが今の段階で全くもって不足しています。DXをやっていこうというときにその人材が不足している、必要だけれど不足している部分を教育する場面、教育したあとに実際にはフリーランスで動くこともありますし、正規あるいは非正規で会社に入ることもあります。そういうところのマッチングをすること、こういう人たちが実際に動いていくために佐久市から発注をすることもあります。教育の後押し、マッチング、仕事として定着するために佐久市が発注するということを今研究しています。

  • アナウンサー

 やはり女性が活躍しているまちは元気があります。

  • 市長

 女性の所得が上がると女性が戻れるまちになります。女性として所得をきちんとキープできるまちというのは戻りやすい、あるいは移住しやすいということで、そういうところに着目していきたいと思います。移住するのではなく、今いる佐久市民の女性にとっても新しい選択肢を提供していくことを試みたいです。

  • アナウンサー

 最後の話題として、省エネ家電のなかでも冷蔵庫と照明器具に関する補助金についてです。

  • 市長

 今日お伝えしたいのは、佐久市で行っている「佐久市省エネ家電製品普及促進事業補助金」で、端的に言えばLEDと冷蔵庫です。私も自分で11年以上使っていた冷蔵庫を省エネ冷蔵庫に買い替えてみたのですが、私の家の場合はまちの電気屋さんにお願いしたので3万円の補助金を市からいただきました。加えて県からも3万円の商品券をいただいたので、結果的に6万円の補助ということになります。今、電気代がとても上がっています。省エネ冷蔵庫は電気代を抑制しますので、そういう意味では電気を使う量を減らすために冷蔵庫を買い替える、そのために佐久市は3万円、あるいは県も応援するということです。冷蔵庫の大きさに応じて長野県からは最大4万円の商品券もらえます。これはかなりお得です。

  • アナウンサー

 省エネ対象の冷蔵庫を買うと、佐久市から最大3万円、県から最大4万円、合計7万円のキャッシュバックが受けられるということです。

  • 市長

 毎月の電気料金も下がるということですから、現在の電気料金高騰の折には一人一人の抵抗もできる補助金ですのでぜひご利用いただきたいと思います。佐久市役所の環境政策課が窓口となりますので、お電話お待ちしております。

  • アナウンサー

 今年もあと2ヶ月となりますが、振り返ってみてどのような所感を持たれますか。

  • 市長

 この2年半はずっとコロナでした。今年の春頃においては夏を過ぎたら少し2類から5類という期待もありました。実際にここまで来ると、第8波が起こってくる可能性があり、インフルエンザとの同時流行も懸念されます。もうしばらく辛抱しなければならないと思うと少し複雑な思いですが、4回目のワクチンが始まりますのでより多くの皆さんに接種していただき、新型コロナウイルスとの最後の戦いに一緒に臨んでいきたいと思います。

  • アナウンサー

 最後にメッセージをお願いいたします。

  • 市長

 本日お伝えしたかった話題の1つなのですが、自由民主党のなかに新しい議員連盟ができました。中央道渋滞対策、中部横断道北部区間、この北部区間というのは八千穂~長坂間を指します。もうひとつは中央東線高速化促進の3つの課題に対して取り組んでいこうということで議員連盟ができました。かつて自由民主党長野県選出の吉田博美さんが会長だったのですが、衆議院、参議院の改選などがあって議員連盟が止まっていたのです。これが復活してきたということで、後藤茂之元厚生労働大臣が会長になられて、第一回会合が先頃行われました。私ども佐久市、そして小海町、南相木村それぞれの首長が参加して発言をしてきました。多くの皆さんが期待を寄せるルート決定まで秒読み段階になっていきていると感じますので、拍車をかけた運動を展開していきたいと思います。

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企画部 広報広聴課
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