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12 空き家や耕作放棄地への対策について

更新日:2022年9月2日

質問者:望月中学校 小林 統和(こばやし とうわ)さん

僕たちが住む望月地区は市内でも人口減少が特に激しい地域であり、周りを見ると空き家や耕作されなくなった農地が多く見られます。今回全校生徒に聞いたところ、景観や治安の面で心配する声が多くありました。僕は、今コロナ禍で地方へ移住する人が増えていることから、例えばリモートワークができるような施設として空き家を活用したり、地方で農業を始めようとする人へ利用してもらったりして、地方と都会をつなぐ活用方法を考えたほうが良いと思います。佐久市ではどのような対策を進めていくか、また今後の展望について教えてください。

答弁者:市長

望月中学校 小林 統和 さんからのご質問、きわめて重要なご指摘について、お答えいたします。
佐久市では、空き家や耕作放棄地の課題に対し、様々な取り組みを行っています。
はじめに、空き家についてですが、個人が使用していた住宅などが、様々な事情で管理できなくなり、空き家となってしまいます。空き家であっても、個人の財産なので、空き家の維持管理や売却などは、所有者や管理者が行うこととなります。
市では、そのお手伝いとして、空き家所有者の同意を得て、佐久市空き家バンクへの登録や不動産関係団体へ物件の情報提供を行い、移住希望者を含め、その流通を促進しています。
その結果、平成20年度より開始した佐久市空き家バンクでは、昨年度末までの登録件数643件に対し、594件の契約が成立しており、大勢の方が佐久市に移住しています。望月地域も大変人気のある地域でありまして、市全体では594件も空き家であったものが、ほかの方に貸したり、あるいは売ったりすることができた、というひとつの大きな成果を得ております。
また、移住希望者に対する相談会を開催し、空き家物件を紹介したり、事業を営む方には、リモートワークできる「テレワーク施設」を整備する際の市の補助金を紹介したりと、佐久市と都会をつなぐ取り組みを行っています。
次に、耕作放棄地への対策としまして、発生を未然に防ぐため、地域の話し合いを基に地域農業の将来の在り方などを策定する「人・農地プラン」が、現在、市内22の地域で実施されており、農地を使えるうちに使いたい人に確実につなぎ、農地の維持に努めてきているところです。
また、新たに農業を始める方に対して相談会を開催し、研修先や農業大学校の紹介などを行い、農業を始める「就農」を促進しています。
引き続き、これらの空き家や耕作放棄地への対策を行い、佐久市と都会をつなぐ施策を推進してまいりたいと考えております。
この質問に当たりまして、小林さんのご発言の中に、「今回、全校生徒に聞いたところ」ということがありました。この子ども議会に向けて、小林統和さんが一生懸命準備をしてきたこと、そして、望月中学校の皆さんがご協力をしてくださったことに心から感謝を申し上げたいと思います。皆さんによろしくお伝えいただきたいと思います。ありがとうございました。

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