9.学校のバリアフリー 障がいをもつ子どもにもやさしい学校施設
更新日:2015年2月2日
質問者:切原小学校:鷹野 真生(たかの まお) さん
私たちの学校には、障がいがあり大人や友だちの助けが必要な1年生が1人います。去年、市の皆さんに学校に手すりをつけて頂きました。ありがとうございました。
今年、その1年生と朝や休み時間に一緒に遊ぶ人も増えました。この頃、廊下を走っている人がいると「走ると危ない」とその子の事を考え、注意する姿も見られます。その子の生活を考えることで、周りの子の生活も変わってきています。
でも、切原小学校は古く、また体育館の前の階段が象徴していますが、階段や段差も多く、移動が大変そうです。障がいをもつ人も安心して、安全に生活できる学校になればと願っています。
答弁者:教育委員長
切原小学校、鷹野真生さんからの「学校のバリアフリー、障がいをもつ子どもにもやさしい学校施設」についての質問にお答えしたいと思いますが、まず、真生さんは最上級生として、1年生の障がいのあるお友達を心配してくれている心遣いは、「温かいなぁ、すばらしいなぁ。」と思いました。
また、切原小の皆さんが障がいのあるお友達と一緒に過ごす中から、廊下を走らないように注意するなど、思いやりの心をはぐくんできている事にも心打たれます。
さて、“障がいのある子どもにもやさしい学校施設を”の提言ですが、市では、切原小だけでなく市内23小中学校において、段差にスロープなどを付けたり、階段に手すりを付けたり、また、2階・3階への移動方法としてエレベーターの設置をするなどの修繕や改良を行っています。
これからも各学校毎に、どこをどうやって改善したら安全で気持ちの良い学校施設となるか、校長先生をはじめ、先生方と相談しながら、少しでも過ごしやすいように修繕や改良を進めたいと思います。
また、真生さんが提言のバリアフリー化については、現在改築中の小中学校はユニバーサルデザインといって、お年寄りから子ども、あるいは、障がいがあるないにかかわらず、どの人でも利用すことができるような設計で造っております。これから造る学校においても、同様に造っていきたいと考えています。
さて、真生さんが心配していてくれる、障がいのある1年生のお友達への、切原小学校の施設配慮ですが、入学される前に、そのお母さんにも学校を見ていただき、話し合いながら教室から外に出る入口の段差を無くすスロープの設置をしたり、教室や皆さんが頻繁に使うトイレや保健室、音楽室などのドアに大きな取っ手をつけて開け易くしたり、階段の手すりの取り付けなどの改良工事を行ったりしてきました。
これからも真生さんのように、児童全員が、障がいのあるお友達のことを考え、一緒に学び、助け合う、優しい心をはぐくむ、楽しい学校生活を送って欲しいと思います。