環境保全型農業直接支払交付金
更新日:2025年5月19日
化学肥料・化学合成農薬を原則5割以上低減する取組と合わせて行う、地球温暖化防止や生物多様性保全等に効果の高い営農活動に対して支援を行います。
交付金を希望される方は、下記の内容をご確認いただき、取組が対象になるか申請前にご相談ください。
対象者
- 農業者団体(農業者団体とは、複数の農業者、または複数の農業者及び地域住民等の地域の実情に応じた方々によって構成される任意組織。組織の規約や組織としての口座の開設が必要になります。)
支援の対象となる農業者の要件
- 主作物について販売することを目的に生産を行っていること。
- 環境負荷低減のチェックシートの取組を実施していること。
- 取組農地が農業振興地域内の農用地区域(青地)であること。
- 自己が所有する農地以外の農地にて取組を行う場合は、土地利用権設定等が行われていること。
- 環境保全型農業の取組を広げる活動に取り組むこと。
対象活動及び交付単価
(1)有機農業
化学肥料・化学合成農薬を使用しない取組。
「国際水準の有機農業」を実施していること。
そば等雑穀、資料作物以外 【14,000円/10a】※
そば等雑穀、飼料作物 【3,000円/10a】
※炭素貯留効果の高い有機農業(土壌診断を実施するとともに、堆肥の施用、緑肥の施用または炭の投入のいずれかの取組を有機農業の取組と合わせて行う)を実施する場合に限り、2,000円/10aが加算されます。(そば等雑穀、飼料作物を除く。)
(2)炭素貯留効果の高い堆肥の水質保全に資する施用(堆肥の施用) 【3,600円/10a】
主作物の栽培期間の前後いずれかに堆肥を施用する取組。
※主作物が水稲である場合は、水稲を栽培する年度の長期中干し、水稲を栽培する前年度の湛水不実施、水稲を栽培する前年度の秋耕のいずれか1つ以上の取組の実施が必要となります。
(3)緑肥の施用(カバークロップ、リビングマルチ、草生栽培) 【5,000円/10a】
カバークロップ:主作物の栽培期間の前後いずれかにカバークロップ(緑肥)を作付けする取組。
リビングマルチ:主作物の畝間に緑肥を作付けする取組。
草生栽培 :果樹または茶の園地に緑肥を作付けする取組。
(4)総合防除
都道府県が実情に応じて策定するIPM実践指標について、管理ポイントの6割以上の取組を実施。
そば等以外【4,000円/10a】
そば等 【2,000円/10a】
※主作物が水稲である場合は、水稲を栽培する年度の長期中干し、水稲を栽培する前年度の湛水不実施、水稲を栽培する前年度の秋耕のいずれか1つ以上の取組の実施が必要となります。
(5)炭の投入 【5,000円/10a】
炭を投入する取組。
(6)有機農業の取組拡大加算 【4,000円/10a】
本交付金を受給する農業者団体が新たに有機農業の取組を開始する同一団体の農業者に対して、指導・助言・相談対応の活動を行う場合に加算。
※指導を受ける農業者につき、1回、初年度のみ交付となります。
※(2)~(5)の取組は、化学肥料・化学合成農薬の使用を長野県の慣行レベルから原則5割以上低減する取組と合わせて行うこと。
※各取組みの要件詳細については、取組の手引きをご確認ください。
申請書の提出について
令和7年度の申請書の提出は、農政課へ6月9日(月曜)までにお願いします。
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