5 通学路にある深い用水に蓋をしてほしい
更新日:2018年8月29日
質問者:野沢小学校:原野 怜斗(はらの れんと)くん
私たちは、わが家の交通安全課長の立場として話し合い、市内の通学路にある用水路に安全な蓋をしていただけるようお願いしたいと思います。佐久市は、田んぼが広がり、豊かな自然の恵みと共に、様々な学習の機会を与えてくれます。その一方で、危険な面もあり、野沢学区の用水はとても深く、物を落とすと拾えず、小さい子なら落ちたら上がることができない所もあります。私たちの生活にとって大切な用水と、これからも安全に関わっていくことができるよう、市内全体の通学路にある深い用水には蓋をして頂けますようお願いします。
答弁者:市長
野沢小学校 原野 怜斗君からの「通学路にある深い用水に蓋をしてほしい」の質問に、お答えいたします。
通学路の周辺には田んぼが広がり、今の季節は青々とした稲が一面に広がり、佐久平の美しい景色を見ることができます。
この、稲を育てるには用水が必要であり、用水を流すために必要な施設として、みなさんの通学路の近くにも用水路が設置されています。では、なぜ蓋を設置していないのか、それは用水の温度を上昇させることや用水路に詰まったものを早く取り除くなどのためです。
佐久市は寒い気候であるため、用水の温度が低い地域になります。稲を育てるには、用水の温度が大切であり、用水が低温だと稲の育ちが悪くなります。
そこで、用水に太陽の光をあて、用水の温度を上昇させることにより稲を大きく育てることができます。
また、用水路に草木やゴミが流れてきて詰まると、用水が溢れて災害が起きてしまうため、素早く取り除ける様に蓋が設置されていません。
ただし、通学路の近くの用水路で危険な場所については小学校や区からの要望により現地を確認し、蓋やフェンス、注意看板などの設置を行っております。
家族で、通学路の危険な場所について話し合い、危険な場所がありましたら小学校の先生に相談してみてください。
みなさんに協力していただくことで、夏の青々した美しい景色や秋には美味しいお米が収穫でき、豊かな自然を生かした農業の取組につながりますので、通学路の近くの幅が広く深い用水路や水の流れが速い用水路の周辺では遊ばないなど注意してください。