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刊行物のご案内

更新日:2022年5月13日

「古文書調査報告書」第15集ができました

 「古文書調査報告書」は、10万点にのぼる当館所蔵の古文書(こもんじょ)の内容、またそれらから解ったことを広く紹介するため、平成19年度(2007年3月)から毎年3月に刊行しています。
 平易な解説を添えて、古文書そのものではなく現代の私たちに読める文字(常用漢字など)に改め(翻刻)ながら、なるべく原文書の体裁を残したかたちで、紹介しています。

第15集の内容です

(1)「御用向留書」にみる文政期の改鋳について
 江戸時代で五度目の金銀貨の改鋳となる文政期のそれは、貴金属としての価値を離れ「額面」として通用させる貨幣へと姿を変えていく画期となりました。「御用向留書」に書き残された御触れから、新貨幣の発行やそれを担保する旧貨幣の回収・交換の様子や、市中交換が遅々として進まないことへの幕府の対策や、苛立ちといった周辺の事情をも、みることができます。
(2)古文書目録第二集 H用水・普請について(三)
 五郎兵用水は長い歴史の中で、一定の場所で普請内容(例えば、石積・枠建・合掌枠・岩切込など)を変えながら、人々の補修・補強の努力で守られてきました。その内容を場所毎に、時代を追ってわかるような図も添えて、お伝えします。

バックナンバーのご紹介                                                  ”世界かんがい施設遺産”五郎兵衛用水と人々の”歴史”の体感を

第1集 =五郎兵衛の晩年の足跡を伝える史料、千曲川往還橋材木川下げ出入り史料の紹介、
    山浦村清水半十郎家古文書目録(上)
第2集 =慶応四年の五郎兵衛新田村「御用向留書」(一)、山浦村清水半十郎家古文書目録(下)
第3集 =佐久市常田・原野家文書の紹介を兼ねて、慶応四年の五郎兵衛新田村「御用向留書」(二)
第4集 =市川五郎兵衛の「辞世」、市村新田の「村名改称願い」と涌玉用水関係史料
第5集 =五郎兵衛・権右衛門による御牧原開発計画、常田村の改称と「長野県布達」、 
    慶応四年の五郎兵衛新田村「御用向留書」(三)
第6集 =五郎兵衛新田村名主の慶応四年日記(一)、慶応四年の五郎兵衛新田村「御用向留書」(四)
第7集 =「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(一)、享保三年五郎兵衛新田用水堰目論見帳
第8集 =「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(二)、大正十四年当普請割込帳
第9集 =「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(三)
第10集=「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(四)
第11集=「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(五)
第12集=「五郎兵衛用水」関係史料の紹介(六)
第13集=五郎兵衛用水を利用した近代的水道施設の供用について、古文書目録第2集 H用水・普請について、
    用水の維持管理に係る費用について
第14集=「御用留書」=そこからわかること、古文書目録第2集 H用水・普請について(二)

閲覧場所、ほか

市内の図書館、公民館、支所で閲覧できますが、一部500円(実費相当分として)でお分けしております。
五郎兵衛記念館(0267-58-3118)へお問い合わせください。

そのほかの五郎兵衛記念館刊行物

刊行物

この他、五郎兵衛記念館では所蔵の古文書からわかったことを冊子にまとめています。
「浅科村の歴史」として刊行したもので、以下の通りです。
(1)「和宮の通行 中山道・八幡宿」
(2)「川越しものがたり 中山道千曲川」
(3)「大池の浚御普請」
(4)「中津村に塩名田節さんざめいて 明治・大正・昭和の風景」
(5)「草相撲が盛んだったころ 祭礼相撲の周辺」
(6)「明治初期の五郎兵衛用水分流権裁判」
(7)「幕末に八幡宿の百姓が生産した硝石」(品切れ)
(8)「五郎兵衛新田宗門改帳の研究」
また「浅科村資料」として
「桑山村名主市之丞の日記」(全4冊)があります。
一冊1,500円、(8)と「市之丞日記」は一冊2,000円(実費相当分として)でお分けしています。

お問い合わせ

社会教育部 文化振興課
電話:文化振興・文化施設係:0267-62-5535  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5321
ファックス:文化振興・文化施設係:0267-64-6132  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5322

お問い合わせはこちらから

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