1 子どもが参加する地域防災の取り組みについて
更新日:2016年8月10日
質問者:青沼小学校:三石 悠杏(みついし ゆあん)さん
佐久市でも、大きな災害が起きるとも限りません。私は共助が必要だと思います。
先日、青沼保育園で火災がありました。その際、消防団の方々が、6分という早さで、火を消し止めました。これは常日頃から地域のつながりを大切にしていたからできたことです。このように、共助は大切ですが、消防団員は減少しているそうです。
そこで、子どもが消防団の方々と、火の用心を呼びかけるなどの体験をしてはどうでしょうか。こうすれば、地域のつながりが一層深まり、将来消防団に入る人が増えると思います。ご検討をお願いします。
答弁者:市長
青沼小学校 三石悠杏さんからの質問に、お答えします。
始めに、今年5月27日の青沼保育園での火災では、駆けつけた地元の3名の皆さんにより、素早く消火活動を行っていただき、大事に至ることはありませんでした。
これは、三石さんの言われるとおり、常日頃から共に助けあう地域のつながりを大切にしていただいていることの表れと思います。
さて、三石さんがご心配の消防団員が減少していることについては、現在、佐久市消防団では、昨年より5人多い、1,811人の体制で消防活動にあたっています。
団員数は、ここ数年、横ばいの傾向が続いていますが、定数より約30人少ない状況となっています。
そこで、市では消防団員の皆さんが、より活動しやすい環境を整えるため、消防団協力事業所制度、消防団応援事業所制度や機能別団員制度などの取り組みを行い、団員の確保にあたっています。
次に、三石さんより「子どもが火の用心を呼びかけるなどの体験をしてはどうか」という提案については、春と秋に実施しています火災予防運動期間中に、地元の小学生と消防団が一緒になり火の用心などの呼びかけを行えるよう、学校やPTAなどと相談したいと思います。
こうした取り組みを小学生の皆さんと共に行い、地域のつながりをより一層深め、共に協力し合いながら、火災のないまちづくりを目指したいと思います。
なお、8月11日、山の日の祝日、午前8時30分から12時まで、佐久消防署において、日頃の消防団の活動などを、更にご理解いただきたく「佐久市消防団 みんなあつまれ ふれあいDay」を開催しますので、子ども議員の皆さんにも、是非、来てほしいと思います。
そして将来は、消防団へ入団いただきまして、地域の皆さんとのつながりを更に深め、活躍していただきたいと思います。