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23.小中学校の屋根に太陽光パネルを設置して節電対策

更新日:2015年2月2日

質問者:浅科中学校:石井 咲紀(いしい さき)さん

 最近は、太陽光発電が流行していて太陽光パネルをつけている家も多くなっています。太陽光発電は環境にやさしく電気代の節約にもなります。そこで、佐久市内の小中学校の屋根に太陽光パネルをつけるというのはどうでしょうか。学校は屋根が広く沢山発電できるし、発電ができない夜は学校なのであまり電気を使わないため、昼間発電した分でかなりまかなうことができると思います。
 これからの地球の自然、佐久市の自然を守っていくためにも、太陽光発電にすることは、その大きな一歩だと思うので、ぜひ設置をしていただけないでしょうか。

答弁者:教育長

 浅科中学校 石井咲紀さんからの「小中学校の屋根に太陽光パネルを設置して節電対策」についての質問にお答えします。
 ご提案の太陽光発電は、温室効果ガス排出量を減らすことのできる環境にやさしい発電システムとして、とても大事にしたいので、日本のみならず世界各国でも取り組みが進められています。
 佐久市は、全国トップクラスの日照時間を誇る地域ですので、小中学校全23校のうち小学校6校と中学校2校の合計8校に太陽光発電施設を設置しています。また、現在建設が始まっている望月中、新小学校も設置する予定ですし、今後改築をする学校においては設置する計画としています。
 このように太陽光発電施設の設置は、今後も進めるべき事業と考えていますが、大きく分けて2つの問題があります。
 一つ目は、咲紀さんが通っている浅科中学校など、既存の学校への設置条件です。もともと校舎を建築した際には、屋根に重いものを乗せる構造になっていなかったので、建物の建築年数や屋根に使われている材料、重さに耐えられるか、など様々な制約があり、全ての学校への取り付けは難しい状況です。
 二つ目の問題は、設置には多額の費用がかかることです。現在設置している8校の実績でお話ししますと、50キロワットの規模のものを設置するのに1校あたり約5千万円かかりました。この費用を回収するには、約40年間かかる事になり、修理費や部品の交換代を含めると現在の段階では、多額の費用を考えなければならない状況です。
 そのような中、国により本年7月1日から小中学校などの非住宅で太陽光発電システムを導入し、発電した電力全てを電力会社に固定の価格で買い取ることを義務付ける【全量固定買取制度】がスタートしました。この新しい制度では電力の買い取り金額が、今より倍近くになりましたので、若干は見通しも良くなってきています。
 今後、設置に関する国の補助金が増えたり、技術の進歩により太陽光パネルの価格が安くなれば、もっともっと普及できると思います。
 最後に、咲紀さんが提案してくれた地球の自然、佐久市の自然を守っていくために、私達一人ひとりが今、何ができるかを真剣に考え、節電やごみ問題など身近な事から、子供たちから大人まで、皆が一緒に考え取り組んでいくことが、大切だと思います。

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