「令和8年度 水田フナ養殖技術講習会」の開講式・第1回講習会を実施しました

更新日:2026年5月11日

目的

佐久市では、昭和50年代から、徐々に水田フナが養殖されるようになりました。
平成17年は、年間約20トンの生産量がありましたが、近年は減少傾向であり、水田でフナを養殖する技術の継承が問題となっています。
そこで、佐久地域の文化である水田フナ養殖による小ブナの生産拡大と技術の継承を目指し、実践的な講習を開催する運びとなりました。
以下に実施した講習会の様子をご紹介します。

開講式・第1回講習会

水田フナの養殖に関心があり、技術・知識を学びたい方を募集したところ、今年度は2名の方からの応募がありました。
今後、熟練した技術を持つベテラン生産者や県水産試験場職員などを講師に招き、水田の準備から水揚げまでの飼育期間を通した実践的な講習を開催します。
開講式では、受講生に本講習会で目指す目標を、それぞれ語っていただきました。
座学講習では、フナ養殖の歴史から飼育のあらましまで、様々なお話がありました。また、受講生からの質疑応答では、鳥獣対策や生産現場での現状・課題などを聞かれていました。

・日 時:令和8年4月28日(火曜) 午前10時から午前11時
・場 所:佐久市役所

講習内容

佐久市内でフナを養殖する農家の生産活動(産卵から水揚げ、出荷に至る全過程)に参加し、作業を実際に行いながら、水田フナ養殖技術を学びます(過去の講習会)。

講習期間

令和8年4月下旬から9月下旬予定(平日に実施)

募集要件

水田で行うフナの養殖に興味があり、生産活動に参加してみたい方

講習会に関するお問い合わせ先

佐久市役所 経済部 農政課 農業生産振興係
〒384-8501 佐久市中込3056
電話:0267-62-3203
ファックス:0267-62-2269

水田フナ養殖とは

水田フナ養殖とは、水田を活用して、フナを5センチ前後の大きさまで育てる養殖方法です。

歴史

清らかな水が流れる千曲川沿いの桜井、跡部、中込地域等において、かつて水田で水稲と一緒に鯉を育てる「稲田養鯉(とうでんようり)」が盛んに行われており、フナは副産物として収穫されていました。
その後、鯉はため池等で飼育されるようになり、現在では稲田養鯉は廃れましたが、水田転作の進展とともに昭和53年頃から徐々にフナが水田で養殖されるようになりました。

養殖の流れ

産卵・孵化(5月):水田に産卵場を作り、親ブナ(卵を産ませるために大きくしたフナ)と水草を入れます。1日から2日の間にフナが
 水草に卵を産むので、卵のついた水草を産卵場の外に出し、孵化させます。
飼育(6月~9月):餌を与える(給餌)、水草を除去する、水位・水温の調節等の管理を行います。
水揚げ(9月):体長4センチから7センチを基準として、フナの水揚げを行います。

出荷販売及び料理方法

佐久市では、全国的にも珍しく、生きたまま5センチ前後の小ブナが袋詰めで出荷販売されます。
佐久市では醤油と砂糖で、甘辛く煮付けた甘露煮でいただく方法が一般的です。
また、フナと一緒に育てた米は安心安全な「フナ米」として、関西地域を中心に高い評価を受けています。

お問い合わせ

電話:0267-62-3203
ファックス:0267-62-2269

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