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「新型コロナウイルス感染症に関する佐久市の経済対策」「佐久地域外来・検査センターの設置」その他(5月27日)

更新日:2020年8月4日

  • アナウンサー

 先日、新型コロナウイルス感染症の緊急経済対策が佐久市でも発表され、さらには緊急事態宣言等も全国的解除となった中で、徐々にではありますが収束の方向に向かっている昨今、市長は現在の状況をどのようにご覧になっていますか。

  • 市長

 この新型コロナウイルス感染症は、日本だけでなく世界中に蔓延しています。そのような中、国内において緊急事態宣言が解かれていくことになりました。佐久市では、これまで一人の感染者も出ていないという状況でありますが、まず第一波が過ぎ去ろうとしており、新しい生活様式の中で少し抑制しながら元の活動に徐々に戻っていく、経済と蔓延防止との両方を整えていく時期に入ってきたと思います。

  • アナウンサー

 人と会話をするときはできる限りマスクの着用をすることや、今回の放送のように可能な範囲で人と人との距離を置くなど、新しい生活様式に慣れていくには若干の違和感があるかもしれません。

  • 市長

 どういう生活になっていくのか、元通りになるのか、少し先行きが不透明ではあります。しかし、居酒屋さんでフィルムを張って営業するなど、少しずつ経済活動を取り戻していく、また新しい生活様式に変えていく必要があると思います。

  • アナウンサー

 徐々に新しい生活に慣れていくためには、皆さんの意識改革が必要になってくるかもしれません。そのような中で、気になるニュースが先に飛び込んできました。この放送をご覧の方、そして市長も愛用されているTwitter、いわゆるSNSですが、使い方によって人一人の命を奪うことになってしまうというニュースがありました。

  • 市長

 木村花さんのニュースでは、SNSの誹謗中傷が一つの原因といわれている中で起きてしまいました。SNS上での誹謗中傷については、すべての利用者が少し後ろを振り返った時に、自分自身の行動はどうであったのかを考えてみる必要があると思います。次第に議論が白熱していったり、感情がむき出しになったり、少し極端な発言があるのではないかという指摘には、人が人を指摘するのではなく、自分自身が振り返ってみたいと自分自身でも思っています。

  • アナウンサー

 市長のツイートの中でも、例えば首都圏の皆さんの信州入り、長野入りの自粛要請などを出した際に、東京の方は長野に来ないでほしいなど、様々な受け止め方がありました。一言一句、一つの文章においてもかなりのセンシティブな部分があると思いますが、SNSの使い方あるいはこういったインターネット文化に関する市長の見解はどうですか。

  • 市長

 SNSの向こう側にいる方とは、距離の近さと遠さを感じます。距離の遠さを無機質なものに感じてしまうと、対面で話をするより激しい言葉を使ってしまいます。しかし受け取った側は、身近な言葉として受け入れていくため、大変深く傷つくことがあります。これは、SNSという大変便利なものが持つ諸刃の剣であり、気を付けないといけないと思います。

  • アナウンサー

 そうですね。やはりこういった時代だからこそ、一歩間違うと非常に大きなダメージも与えてしまいがちなインターネット文化、あるいはメール、Twitter、Facebook。しかしうまく利用すると非常に大きな情報発信ツールにもなるだけに、私たちはテレビ、そしてこの文化をうまく利用して、新しい生活を築きあげていきたいですね。
 今回の放送では、新型コロナウイルス感染症対策について佐久市が行っている、あるいは今後行っていく様々な施策をお伝えしていきたいと思います。

  • 市長

 国で行います特別定額給付金、全国民に10万円給付という今までの日本には無い施策を、初めて行うことになりました。5月25日に申請書を発送しましたので、そろそろ皆さんのお手元に届いて申し込みができると思いますので、是非ご利用いただきたいと思います。その他にも臨時議会を通じて、いくつもの経済対策を行っていくことになりました。

  • アナウンサー

 5月21日には佐久市議会の臨時議会が行われました。その中で佐久市独自の「佐久市新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」として、具体的な施策などがいくつか出ています。事業者の皆さんや旅行業代行業の皆さん、あるいは子育てをされている親御さんに対して、様々な給付金がありますが、このような制度設計をするにあたり、市長が一番大切にしてきたことはどんなことでしょうか。

  • 市長

 緊急経済対策を行う中で国も様々な議論を進めていますが、私たちがやっていこうとしていることは、本当に困っている人はどこにいるのか、あるいは国や県が行った対策の中で埋もれてしまっている人がいるのではないかという点に焦点を当てています。
 いくつか上げますと、店舗等利用促進券として、市民の皆さんに3千円の商品利用券をお配りします。3千円では生活が楽にならないというご意見もあると思いますが、店舗等利用促進券の意図は、3千円を利用して地域経済を回していこうという考え方です。例えばこの商品券を利用して居酒屋さんに行く、あるいは今まで買わなかった衣料品を少し買うなど、利用される方にとっては3千円ですが、お店にとっては3千円が10人なら3万円、100人なら30万円と売上が膨らんでいくことで、経済を活性化されていくことを期待しています。
 そのほかにも、39サポートの食泊飲では、「食べる・泊まる・飲む」のお店を営んでいる方に対し、最大20万円の給付を行っています。私たちの支援のミソは、39サポートの旅巡観「旅行・巡回・観光」、例えばタクシー会社や飲んだ帰りに利用する代行、または旅行会社などは、営業を自粛するように言われていないため、県からの給付は入りません。しかし、タクシーは皆さんに利用されなくなっているはずですよね。旅行業の皆さんお話を聞くと、売上はほぼ100%ダウンだそうです。そういう皆さんは県の支援では谷間になってしまい、何の対応もなされていない、こういうところに対して市独自で最大50万円の支援をしていこうという取り組みです。

  • アナウンサー

 行政の一番の使命は市民福祉の向上、すなわち命を守ることだと思います。多くの方の意見を耳にし、様々な住民の声がある中で、今回佐久市ではこのような緊急経済対策打ったわけですが、ぜひ大勢の方に制度を活用していただき、新しい生活様式を築きあげていく、佐久モデルを作っていきたいですね。

  • 市長

 そうですね。持続化給付金という国の制度があり、最高200万円給付されますが、法人が200万円、個人事業主が100万円です。この条件が、前年比50%以上売上がダウンしている方が対象ですが、50%どころではなく、本当に売上が立たないという方もいるはずです。市では、75%以上売上がダウンしている皆さんに対して、上乗せで最大20万円を給付をしていこうと思っています。また、そういった支援をできるだけ早く皆さんにお渡ししていくことを目標としています。
 先ほどの旅巡観「旅行・巡回・観光」で経営をしている皆さんは、業種数はおそらく100件に満たないと思いますので、5月中に給付できる体制を目指して準備しています。

  • アナウンサー

 佐久市では、新型コロナウイルス感染症対策として様々な緊急経済対策パッケージにしてご用意しています。ぜひ大勢の方に利活用いただき、生活に役立てていただきたいと思います。まずは、臨時議会を経て予算可決された佐久市の経済対策などについてお伝えしてきました。
 続いて、新型コロナウイルス感染症に関する話題が中心となってきますが、全県でもニュースになっている外来検査センター、いわゆるPCR検査センターが佐久地域にも設置されるという話題が届いています。

  • 市長

 佐久地域外来・検査センターは、5月25日に始まりました。PCR検査がとても少なく、検査数を上げていくことが必要だと指摘されている中で、佐久市内の医師会の先生方がPCR検査をやってくださるということで、1日7人から最大20人ほどまで受けられるようになりました。かかりつけ医の先生方でPCR検査が必要だと診断された方、あるいは強い申し出により、この方はPCR検査やった方が良いと先生方が判断する場合に、この佐久地域外来検査センターを利用できます。この検査はドライブスルー方式で、車に乗ったまま綿棒のようなもので検出し、翌日の夕方までに結果を出していきます。

  • アナウンサー

 こちらは原則としてかかりつけ医からの紹介、そして先生がまず佐久市に確認をしてPCR検査の予約を取っていくという形ですね。

  • 市長

 かかりつけ医の先生が予約をしますが、予約は佐久市役所健康づくり推進課で受け付けます。そこで検査日時や検査場所をお伝えしますので、車でお越しください。

  • アナウンサー

 なかなかPCR検査や様々な医療検査が進まず、非常に不安をお持ちの方が中にはいらっしゃるかもしれません。こういった医療面からみても、佐久市や佐久広域では盤石な体制を築いていると思います。
 医療関係の話題でもう一つ、医療用防護服、アイソレーションガウンという専門用語もありますが、こちらも佐久市内の企業が作製に入ったと聞いています。

  • 市長

 移住交流推進員の濱さんによって作製の話が進みました。濱さんが大変積極的に移住交流推進課に属しており、ご自身が移住してきたということで、前職の様々なネットワークを活かしていただいたと思います。
 帝人フロンティア株式会社がアイソレーションガウンの型紙を公開し、移住交流推進員の濱さんがこの型紙で縫製できる市内会社を探したところ、佐久市前山のモードエムツーさんで作製できるということがわ分かりました。生地が大変少なくなっており、今回使うアイソレーションガウンは大変密閉度が高く、それをマスクにすると呼吸困難になってしまうほどだそうです。この生地を入手するルートも濱さんが持っており、つなぎ合わせをしてくれたことで、大量生産に結び付きました。

  • アナウンサー

 佐久市前山のモードエムツーという会社で作製することで、地元の会社が社会貢献を果たしてしていく、佐久市も医療用防護服を買って地元の医療機関等に提供していくということですね。

  • 市長

 臨時議会で200万円の予算を議会の皆さんに認めていただきましたので、佐久医療センター、浅間総合病院などに支給していきます。

  • アナウンサー

 佐久市が行っている新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策や医療支援、佐久地域外来・検査センターが設置されたという話題を紹介しています。

  • 市長

 生活様式を少し元に戻していった時に、このPCR検査が必要で、検査にはアイソレーションガウンが必要です。新型コロナウイルス感染症が出ていない状況が続くことが一番良いですが、実際に感染者が出た場合、その方がどのようなルートで感染したのかを調べる必要があります。その時にPCR検査センターが混んでいて検査できない状態は、新型コロナウイルス感染症を拡大させてしまう可能性があるので、経済を戻そうとする、人が活動を元通りにしていこうとする時に、このPCR検査センターが絶対に必要になります。アイソレーションガウン、PCR検査センターを用意したことは、即座に検査するという体制を整えたということです。

  • アナウンサー

 現状をしっかり分析し、様々な施策を打つことも大切だと思いますが、2歩先3歩先その先を見た展開は、市民の皆さんの生活に対する安心にもつながると思います。

  • 市長

 そうですね。その次に考えることは、宿泊型の入院施設です。ホテルを借り上げるので、お金がかかります。仮に蔓延しそうになった時に、借り上げるホテルを決定すると、そのホテルは2週間後にはすべて宿泊型の療養施設に転換できます。軽症者あるいは無症状者の方がそこで2週間暮らしていくことになります。ホテルの借り上げにはお金がかかるものなので、蔓延の兆しがあった時に宿泊型の療養施設へ転換して、2週間後に備えるようになると聞いています。

  • アナウンサー

 現段階では、ある程度抑えこみができている新型コロナウイルス感染症ですが、いつ第2波第3波が来るか分かりません。それに備えた現在そしてその先にある様々な動きを今日お伝えしています。
 では少し話題変えまして、新型コロナウイルス感染症により新しい発見、新しい楽しみができたという考え方も中にはできると思います。その中の一つとしてはテイクアウトです。よく市長もご自身のツイートで書かれていますが、市内の飲食店が非常に大変な状況だと思います。新しいサービスとしてテイクアウト、佐久市内で非常に話題になっていますね。

  • 市長

 そうですね。佐久商工会議所が第2弾テイクアウト店舗一覧を出してくださいました。サイトも用意されているので、最新情報が見られることになっていますが、83店舗あるそうです。

  • アナウンサー

 83店舗のテイクアウトメニューが見れるということですね。私は今お昼を毎日テイクアウトにしていますが、大変バリエーション多いですね。私自分で感じることは、テイクアウトが一般化してきて、器もテイクアウト用になっています。温かいものは温かいように密閉度の高いふたのついたテイクアウト用の器があり、進化してきているなと感じています。ごみも出ますので、地球にやさしい素材を使っていたりなど大変工夫されていますし、本格的なお料理もあったりして、非常にバリエーションがあります。ぜひ多くの皆さんに見ていただき、ご利用いただきたいと思います。テイクアウトは利用していますか。

  • アナウンサー

 私も新しい生活様式でテイクアウト非常に凝っていて、週末は結構利用しています。

  • 市長

 お店屋さんに行くと、様々な事をやってくださいます。ラーメンのテイクアウトは難しいと思っていましたが、混ぜ麺や油そばなど、大変に工夫されています。新しい生活様式でコロナ禍が収束しても、テイクアウトは生き残るのではないかと感じます。

  • アナウンサー

 佐久市でもテイクアウトの事業者の皆さんに対する独自の補助金制度として、1店舗あたり10万円を補助していますよね。

  • 市長

 テイクアウトやデリバリーに取り組んでいくという飲食店を応援していくために、最大10万円を給付していきたいと思っていますので、ぜひ事業者の皆さんには頑張って転換していってもらいたいと思います。

  • アナウンサー

 今回も様々なお話を伺いました。市長の出演はここまでになりますが、改めてこの放送をご覧の大勢の市民の皆さん、今の生活に対する不安、先に対する思いあると思います。最後に市長からメッセージをお願いします。

  • 市長

 「正確に恐れる」というフレーズを耳にしますが、本当にその通りだと思います。新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言は解かれましたが、マスク、うがい手洗いに務めていただき、健康長寿、世界最高健康都市を佐久市が目指していく中で、引き続き少し気持ちを新型コロナウイルス感染症の蔓延防止に心を置いて元の生活に戻していきたいと思います。

  • アナウンサー

 やはり「正しく恐れる」ことは本当に大切なことだと思います。佐久市一丸となってこれからも感染者の方ができれば出ない状態、そして仮に発生してもみんなで一体となって佐久市を守っていく、こういう想いが必要になるかもしれませんね。

 

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