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「新型コロナウイルス感染症の拡大」「佐久市議会第4回定例会」「国・県への要望活動」その他(12月1日)

更新日:2021年2月25日

  • アナウンサー

 12月となり、皆さんも色々な季節の訪れを感じているかと思いますが、今日の新聞に都大路の話題が掲載されていました。

  • 市長

 佐久長聖高校駅伝部が23年連続23回目、都大路が始まって以来ずっと長野県の代表として出場されており、大変素晴らしいことです。昨日、佐久長聖高校駅伝部の皆さんと小林学園長、高見澤監督に市役所へおいでいただき、激励会をさせていただきました。例年、職員の皆さんも集まって拍手で迎えてセレモニーをさせていただくのですが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響で、人数を減らして参加者は厳重にマスクを着用し、感染防止フィルムを張って行いました。
 現在マラソン日本記録保持者の大迫傑選手が佐久長聖高校2年生のとき、初めて全国制覇を果たしました。その時の記録が日本人記録です。大会記録は、外国人留学生が入っている記録が別にありますが、日本人記録は佐久長聖高校が持っています。これが平成20年のときの2時間2分18秒という記録で、大変凄いことです。大迫選手が2年生だったときのチームの秋の大会のタイムは、2時間4分56秒でしたが、やはり都大路は本番なので、かなりアドレナリンも出て、スピードが上がるそうです。一方、今年の選手は秋のタイムが2時間3分35秒で、日本記録保持者の皆さんよりも1分21秒早いです。選手の皆さんはかなり抑え気味で「入賞」が目標と言っていましたが、入賞はやはり優勝のことを言っているのだろうと思って聞いていました。いつも高見澤監督は強気のコメントをしますが、今年はそうでもなかった。むしろそれが静かな闘志というか、本当に優勝を狙っているのかもしれないと私は感じました。

  • アナウンサー

 市長が肌で感じた空気感なので、本当に優勝を狙っているのかもしれませんね。

  • 市長

 今回は、新型コロナウイルス感染症の影響で応援に行ってはいけません。陸上競技場も無観客ですし、沿道での応援も禁止ですので、「コロナで生活が抑圧されていて気が滅入ることが多かったので、今年の皆さんへの期待は大きいと思います。10万人の皆さんが期待していることを胸に刻んで、悔いのない戦いをしてください」と、選手の皆さんに応援を申し上げました。ぜひ優勝を目指して、頑張ってほしいです。

  • アナウンサー

 FMさくだいらでも、12月20日に都大路応援企画を放送したいと思っています。応援団の皆さんも応援しようという番組です。色々な皆さんの気持ちがつながる都大路になりそうです。まずは長聖高校駅伝部の皆さんの悔いのない走りを期待したいと思います。
 続いて今日の話題は、新型コロナウイルス感染症の拡大についてです。

  • 市長

 市内においても新型コロナウイルス感染症が広がりを見せているのは確かです。しかし、それぞれ感染者の方の感染ルートが分かっていますし、今回佐久警察署の方で陽性反応者が複数人出ましたが、警察でもかなり緊張感を持って対応していただいているので、これ以上の拡大はないと個人的には感じています。新型コロナウイルス感染症が蔓延していく中で陽性反応者は出てきていますが、春の第一波のときとは状況が全く違いますので、一概には比較できないと思います。
 一方で、陽性反応があった場合に、自宅で待機するケースも増えてきています。あまり症状が出ていないという方は病院ではなく、宿泊施設での療養になることもあります。対象の宿泊施設は現在東信地域で一か所ありますが、年内に2か所増えて合計3か所になります。今のところ病院が満床の状況ではなく、重症患者さんは長野県には一人もいませんが、今後もしっかり感染予防をしていただくことが大切です。あまり慌てずに正確に怖がっていただきたいと思います。このまま十分に気を付けて、2週間経過すると落ち着くと思いますので、冷静に対応していきたいと思います。

  • アナウンサー

 コロナに対しては、冷静な対応をとりましょう。
 続いて、令和2年佐久市議会第4回定例会が開会しています。

  • 市長

 いくつかの議案がありましたが、まずは保育所、小学校、中学校、児童館への防犯カメラの設置についてです。カメラで撮った映像は個人情報でもありますので、取り扱い方法等非常に関心を持たれるところだと思います。しっかりマニュアルを作り、警察の捜査には100%協力していく考えです。警察が捜査のために撮影した映像を必要とする場合には、捜査に必要なので提供してくださいという書類を提出してもらい、その捜査以外には使用しないことを条件に提供していくことになります。防犯カメラに対しては主に2つの意見があり、子どもが心配なのでつけてほしいという意見と、つけることはともかく、あまりプライバシーに踏み込むようなことはせず、個人情報の取り扱いには十分に気をつけてほしいという意見です。2つの意見とも確かなことですので、両立させていくために十分注意して設置していきたいと思います。社会では、商店街にカメラを設置し、定期的に警察の方が確認するというケースが全国的にあるそうですが、そういった取り扱いをすることはありません。何かあった場合には警察捜査に協力しますが、それ以外で公開することはないことをご理解いただきたいと思います。安心・安全性を高めていくこととして、今回2400万円の防犯カメラのシステム構築として予算計上をさせていただきました。

  • アナウンサー

 防犯カメラが設置されていると安心だと考える方もいれば、情報の取り扱いを心配される方もいて、他にも色々な考え方をする方がいると思います。
 続いて、国・県への要望活動をされたとお聞きしました。

  • 市長

 国に対して、大きなところでは過疎法の延長をお願いしています。過疎法とは、非常に有意義な財源で、1千万円の工事を行うにあたり全額借金していいという財源です。これを起債充当率100%と表現しますが、交付税措置率70%、つまり1千万円の工事の場合は1千万円全額を借金し、そのうち700万円は国が肩代わりしてくれるので、残りの300万円を返していけばいいというものです。300万円で1千万円の工事ができるので大変お得ですが、この過疎法を使える地域は、佐久圏域では南相木と北相木、小海町、佐久市の望月地域だけになります。この法律は議員立法のため、内閣が提出するのではなく議会が提出する法律です。長野県の井出庸生代議士や、議会の皆さん、自由民主党の皆さん、公明党の皆さんなどにお願いをしてきたところです。望月地域を発展させていくためには本当に不可欠な財源ですので、ぜひ皆さんにもご理解をいただきたいと思います。
 もう一つは県への要望ですが、臼田地区の新小学校の歩道橋建設についてです。新小学校は下小田切という地区に建設予定で、141号線を南に進み、雨宮病院さんの辺りを右に曲がったところになります。小学生が通うためには141号線の4車線を渡らなくてはいけませんが、危険を伴うため、歩道橋を設置するよう要望しました。最初に楜澤教育長が県へ相談に行った際は、長野県は歩道橋を設置しない方針だとかなり厳しい答えでした。県会議員の皆さんにロビー活動などもしていただき、私たちも理解を得るべく県庁へ行くなどした結果、11月24日に長野県の田下建設部長さんから「歩道橋設置は必要だという判断をしましたので、建設に向けて具体的な検討をしていきます。雪などが降った場合には、しっかり除雪を行ってください」というお話をいただきました。除雪については、PTAの皆さんや学校の先生とも相談しながら対応していきます。まずは安全に4車線を渡ることに向けて、大きな一歩を踏み出すことができたと思います。

  • アナウンサー

 国や県への要望活動について、お話を伺いました。
 次は大変気になる話題で、前澤社長への提案をされたそうですね。

  • 市長

 ZOZOTOWNの前澤社長がふるさと納税で8億円寄附します、という企画があり、これは首長がエントリーするということで佐久市でも私の方でエントリーしました。3つの案を出しましたが、一つは佐久平駅に併設したテレワークセンターで、コロナ禍、あるいはアフターコロナで必要だと思っています。もう一つは、市内にある江戸時代末期のお屋敷を寄附したいと仰ってくださっている方がおり、これをテレワーク施設にしていくというものです。お屋敷は囲炉裏があり、かなり重厚感のあるいい建物で、ここで今どきのテレワークをやっていくことで、さまざまな知見のある方が出会い、地域課題を解決していくといことを考えています。最後は、廃校になった小学校、念頭に置いているのは春日小学校ですが、ここに美術館の収蔵機能を持ちたいと考えています。今の近代美術館にはすばらしい作品が数多くありますが、収納できない程作品数が増えてきているため、その保存先として考えているということをお話してみました。

  • アナウンサー

 加えて、給付型奨学金というものもあるとお聞きしました。

  • 市長

 給付型奨学金は武論尊さんの寄附金により行っているものですが、これも引き続き行っていただけたら嬉しいと思います。

  • アナウンサー

 どれも個性的で面白い企画だと感じます。

  • 市長

 私が「佐久市もエントリーしようと思います」とツイートしたところ、前澤さんが反応して私のツイートを引用リツイートしてくれましたが、それを見た方がなんと1千万人でした。1千万人というと、日本の人口の約1割で、これは本当に凄いことだと驚きました。

  • アナウンサー

 それだけ前澤社長のふるさと納税と佐久市の事業に関心があるということですね。ぜひ選ばれてほしいと思います。
 では最後に、一言お願いします。

  • 市長

 師走になり、慌ただしい日が続きます。新型コロナウイルス感染症には、手指消毒やマスクの着用が本当に効果があると思いますので、感染防止対策をしてコロナを乗り越えていきたいと思います。

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企画部 広報広聴課
電話:0267-62-3075
ファックス:0267-63-3313

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