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「新型コロナウイルス感染症について」「国の第三次補正に関わる予算措置の対応」その他(2月10日)

更新日:2021年7月1日

  • アナウンサー

 春も近くなってきました。

  • 市長

 節分を過ぎて少し暖かくなったかと思えば、ここ2日ほど冷え込んでいます。 
 毎朝歩いていますけれども、寒い日は朝がきれいで、本日も雲なく美しい朝でした。どなたにも会わないですし、会ったとしても遠いのでマスクはしていませんが、これが私にとってストレス解消になっていると思います。

  • アナウンサー

 私も市長Twitterを見て頭の下がる思いでした。寒いなか歩かれているのですね。

  • 市長

 浅間総合病院のスマート外来で栄養指導をしていただいていますが、朝に歩くことによって朝食を食べるときに血糖値を上げない作用があるそうです。もともと健康のためではなく、犬の散歩から次第に延長していったような感じで長く歩いていますが、結果的にいい形になってよかったと思います。何より朝がきれいです。

  • アナウンサー

 市長のTwitterで空の写真など見させていただくと、佐久の朝が本当にきれいだと実感します。

  • 市長

 標高が700m前後なので、雲の流れが速いといいますか、表情が豊かです。非常に美しさがあると思いますし、コロナ禍にあるなかでいい気持ちになる時間は重要です。朝の時間を楽しみに早く寝るということを心掛けていますが、とてもいいと思います。

  • アナウンサー

 より一層健康になりそうです。 
 それでは最近の話題で、国の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言についてお聞きします。

  • 市長

 国の新型コロナウイルス感染症緊急事態宣については、様々な検討が進んでいるようです。愛知、岐阜あたりが解除の方向へ、あるいは大阪の方でも国に解除をお願いしていくかどうかの検討などもあります。東京は、そういった段階にないと小池都知事がお話になっています。変異型が入ってきている、医療のひっ迫度、あるいは重症の方の数など、色々なマイナス面はあると思います。そういう意味では、国で行っている方向性に協力していくことが必要なことだと思います。尾見先生をはじめ、医学的見地のなかでしっかり検討していただいているので、そういった皆さんのご指導に協力することが、終息の早道になるのだと思います。ぜひ頑張っていただきたいと思っています。
 一方、佐久地域では、1月29日にレベル3になりましたが、内容を見ると数値はほぼレベル1、レベル2と同様の状況になっています。県でもレベルの見直しがされる可能性があると思いますが、市民の皆さんのご協力のおかげだと思っています。今後、経済への転換を図っていく、テコ入れも行っていかなければならないと思っています。

  • アナウンサー

 レベルが下がったということに関して、安心感とともに気を引き締めるということが大切になってきます。

  • 市長

 話は少し進んで、2月3日に臨時議会を開会しました。この議会で決まったことは「がんばろう佐久!応援券2021」を行うということです。昨年も行いましたが、お使いになりましたか。

  • アナウンサー

 使いました。3人家族で9000円分届きましたが、嬉しかったです。

  • 市長

 この応援券をもう一回やろうと、前回は1000円券が3枚でしたが、今回は500円券が6枚になります。半分の1500円は何にでも使えますが、残り半分の1500円は飲食、料飲にしか使えないことになっています。
 なぜかというと、レベル5になったとき「飲食は控えましょう」「会食は控えてください」ということを申し上げました。佐久市の皆さんが呼びかけに真摯に応えてくださり感染は止まりましたが、それにより2週間、食堂あるいは居酒屋、スナックなどに関しては、本当にお客さんが減ってしまいました。これはある意味でいえば、行政の掛け声によって売上が落ちてしまったという面もあるわけです。新型コロナウイルスの感染防止のためには必要なことでありましたが、飲食に与えたダメージは大きいので、3000円を10万人が利用すれば3億円、その半分となる1億5000万円が必ず飲食の皆さんに流れていく仕組みにしました。残りの1500円は何に使ってもいいので、そのまま食堂や居酒屋さんなどで使っていただいても結構です。ぜひご利用いただきたいと思います。
 応援券は、3月中頃に皆さんのお手元に届きます。手続きなどの必要はなく、待っていていただければ届きますので、ぜひご活用ください。

  • アナウンサー

 応援券があればどんな形で使いたいと思いますし、我慢した分、皆さんもぜひ地元で使っていただきたいです。

  • 市長

 利用期限は8月31日までですので、ぜひご活用いただきたいと思います。
 もうひとつ「経営安定支援金」という事業も行っていきます。これは2000万円を上限とした利子補給を5年間行っていくもので、市から制度資金の借り入れを起こすとき、1年間利子据え置きですが、1年経過しても返し始めることができない方へ、据え置き期間を2年間にしようと、議会でお願いしました。
 また、16日から始まる議会では、新型コロナウイルスの影響で大変な思いをされている料飲の皆さん、飲食業、宿泊業、旅行業あるいはタクシー、代行、バスなどの皆さんに対して、一律20万円の給付をします。この事業については、議会の皆さんと既に話をしており、同意してくださっているので即決されると思いますが、2月16日に決定する方向となっています。

  • アナウンサー

 迅速に議会というのは進んでいくのですね。

  • 市長

 議会の招集は市長権限で私がさせていただきますが、議会の運営権は議長にあります。どの議案を、いつ、どのようにやるかは、議長が議会運営委員会に委ねて結果を出して、議長が決定していくという形になりますが、議会の迅速な対応によって早く審議しなくてはいけないものは、取り出して審議する方法があります。議会の皆さんに「臨時でお願いします」といえば臨時議会で集まって速やかに審議してくれますし、あるいは「即決でお願いします」といえば1日目で抜き出して審議するということで、コロナ禍においては議会の皆さんのご協力をいただいてやっているところです。
 議会の会派の後方からも、矢継ぎ早にたくさんの要望をいただいています。新生ネットの皆さん、新緑会の皆さん、公明の皆さん、共産党の皆さんとそれぞれから要望がきますが、新生ネットからは昨日6回目の要望をいただくなど、盛んに行っています。

  • アナウンサー

 そういう声を受け止めながら、光を早く当てていくという姿勢は勇気になります。
 続いて国の第三次補正に関わる予算措置の対応についてお願いいたします。

  • 市長

 第三次補正で、国から市に対しての支援額が決定しました。6億円弱ですが、経済対策は今申し上げた内容だけにはとどまりませんので、新たな支援策を行っていきたいと思っています。
 佐久市の方針は本当に困っている人に支援をしていこうというもので、いくつものアイデアが職員から出てきたときに、「これは本当に困っている人に届くのか」という議論をしています。「この人は困っていないのではないか」「こういう方を応援していいのか」という議論もありますが、本当に厳密にやっていくと時間がかかる、あるいはルールをガチガチに作ってしまうことによって、困っていない人を排除しようとしたときに本当に困っている人まで排除されてしまう可能性があります。本当に困っていない人を応援してしまうこともあるかもしれませんが、それによって本当に困っている人に手が届くのであれば、多少そういったことがあってもいいという議論もしています。
 追加の経済対策は、議会の中日に出していく方向で進めていますが、それに加えてワクチン接種についても徐々に進んでいくと思います。佐久市では集団接種の場合、接種場所を決めて皆さんにそこへ来ていただき、お医者さんと看護師さんで7つチームを作って対応する方法があります。すべて予約制です。今回の場合は副反応が心配されていますので、注射を打ったら30分ほどその場にいていただき、異常があればすぐに対応するという形にしていく予定です。他には、各診療所、病院での個別接種があります。集団接種と個別接種の両方で進めていき、なんとか秋までに全市民が注射を打つことにしていきたいと思っています。

  • アナウンサー

 市長のお話を聞いていて、いかに色々な状況が動いていて、議論が進んでいるかがわかります。

  • 市長

 市民の皆さんのなかには、ワクチンは心配で打ちたくないという方もいます。これをどこまで干渉していいのか、「絶対にやってください」と何回も呼びかけを行うことがいいのかということもあります。
 例えば、女性特有の子宮頸がんのワクチンは、法定で決まっていることなので、ある意味しつこく「やってください」とお願いができます。ところが、肺炎球菌のワクチンは、その方が選択するものです。何が違うかというと、万が一副反応が出た場合に保証が違ってきます。国が関係を持って繰り返し干渉した場合は保証が大きいですが、自分の選択だと言われて接種した場合は保証があまり大きくありません。コロナワクチンは、打つことが努力義務となっています。努力なのか義務なのか選択なのかがわかりにくいので、ここを明確にしてくださいというお願いをしているところです。

  • アナウンサー

 今の状況だと、この放送を聞いても、迷われる方もいらっしゃると思います。打ちたい方がしっかりと打てて、迷われている方も安心して打てる環境が整ってほしいです。

  • 市長

 安心感を持っていただくために、世界がこのような状況になって大急ぎで作った薬が、ほぼ大丈夫である、しかし万が一のときには国がしっかりと責任を持つと言っていただけるのであれば、私たちも市民の皆さんに頑張りましょうと呼びかけていきたいと思います。

  • アナウンサー

 市長の話を伺っていると、市議会を含めて市が迅速に動いているということ、そして国も同時に動いていかなければならないという色々な難しさが散りばめられていると感じます。

  • 市長

 私が心を痛めているのは、国の対応に対して毎晩批判があることです。国の色々な不祥事もありますが、今皆さんは本当に真剣に議論しています。走りながらやっているので不備もあると思いますが、そこに不作為があるか、やらなければならないことをやっていないかどうかに関しては、後になってみれば色々言えますが、懸命にやっているところです。間違ったならば責任を取らなくてはいけませんが、一生懸命取り組んでいる姿勢については、認めていかなくてはいけないと思います。私としてみれば、国がやっていて決まっていないものや遅れているものもありますが、こちらも少し待つ気持ちを持ってそのときを迎えたいと思っています。

  • アナウンサー

 今必要なのは、大いなる議論と思いやる気持ちが大切ですね。
 続いて、新聞でも話題になりました佐久水道企業団の増収分についてです。

  • 市長

 このコロナ禍で、結果的に水道料金の黒字が増えました。家にいると水の使用量が増えることはわかりますが、その分居酒屋さんや食堂などでは使わないので相殺すると思っていたら、家庭用の使用量がぐんと多くなりました。見込みよりも5000万円多く、これをこのままにしておいていいのか考えました。水道料金を減らすことも大切ですが、方針は困っている人を助けることですので、水道料金を全部下げてしまうと困っている人も困っていない人も全部同じになってしまいます。そこで、各自治体が経済対策を行っていることから、各自治体に5000万円を振り分けて経済対策をたくさんやっていただくことにし、議会にお伝えしました。議会でこれから審議していただきますが、ぜひいい方向へ向かうようにお願いしていきたいと思っています。

  • アナウンサー

 最後に一言お願いします。

  • 市長

 これから徐々にワクチン接種の話題が多くなってくると思います。高齢者の皆さんには、4月をスタートとして準備を進めているところです。その後に基礎疾患がある方、一般の方へと進んでいきます。徐々に情報を提供する準備をしていますので、お知らせをお待ちいただきたいと思います。高齢者の皆さんは4月頃から接種が始まる気持ちでいていただきたいと思います。

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