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ぎょしゃ座

更新日:2023年5月12日

星座データ

正式名…Auriga 略号…Aur 肉眼星数…102個 設定者…プトレマイオス 見やすい時期…12月~4月 

星座物語

冬の北の空で輝くぎょしゃ座。「ぎょしゃ」とは馬車を動かす「御者」のことです。ギリシア神話ではこんなお話が伝えられています。アテネ国の初代の王ケプロクスには三人の娘がありました。ある日この三人の前に国の守り神であるアテナ女神が現れ、大きな箱を預けて「決して開けてはならぬ」ときつく言い渡しました。しかし王女たちはどうしても中が見たくてこっそりのぞきこんでしまいました。箱の中には小さな赤ん坊が蛇に咬まれたまま入っていました。三人は驚きのあまりみんな気がおかしくなって死んでしまいました。この赤ん坊は女神アテナと鍛冶の神ヘパイストスとの間に生まれた子供だったのです。エリクトニウスと名付けられたこの子はのちに立派に成長してアテネ国四代目の王となりました。彼は生まれつき足が不自由でしたが、自分用に四頭立ての戦車(戦争用の馬車)を発明して戦場で大活躍しました。ギリシア神話では彼がぎょしゃ座になったといわれていますが、もっと古いバビロニアではここにやぎを抱いた老人の姿を見ていたので、今でもその姿のままで描かれています。

ぎょしゃ座の見つけ方

オリオン座からふたご座、おうし座を見つけ、さらにその北にある明るい一等星カペラを見つけます。あとは近くの星でできる野球のホームべースのような五角形をつなげば出来上がり。明るいので見つけやすい星座です。

ぎょしゃ座の星雲・星団

散開星団M37…ぎょしゃ座の五角形のはずれにある小さな星団。双眼鏡でも小さな光のしみのように見え、中型以上の望遠鏡ではすばらしい眺めになります。

お問い合わせ

社会教育部 文化振興課
電話:文化振興・文化施設係:0267-62-5535  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5321
ファックス:文化振興・文化施設係:0267-64-6132  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5322

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