おおいぬ座
更新日:2023年5月12日
(うすだスタードームで撮影)
(株式会社アストロアーツ/ステラナビゲータ9で描画)
星座データ
正式名…Canis Major 略号…CMa 肉眼星数…122個 設定者…プトレマイオス 見やすい時期…1月~4月
星座物語
全天で最も明るい恒星として有名なシリウスがあるのがおおいぬ座。ギリシア神話ではこんなお話が伝えられています。曙の女神アウロラはアッティカ国の美しい若者ケファロスに恋をしますが、彼にはプロクリスという妻がありました。女神は彼をそそのかして、妻の本当の愛を確かめるために姿を変えてプロクリスに会わせます。けれども姿は違っても性格はそのままでしたから、プロクリスは変身したケファロスを好きになってしまいました。これがもとで二人は喧嘩別れしてしまいます。プロクリスはしばらくクレタ島の王ミノスのもとに身を寄せますが、やがて二人は仲直りをします。このときミノス王からの贈り物としてプロクリスからケファロスに贈られたのが、獲物を必ず捕らえるという名犬レラプスと、投げれば必ず当たるという魔法の投げ槍でした。おおいぬ座はこのレラプスが星座になったものだといわれています。のちにケファロスは女神アウロラの呪いで草むらにいた妻を獣と間違って投げ槍で殺してしまい、国を追われたと伝えられています。
おおいぬ座の見つけ方
(株式会社アストロアーツ/ステラナビゲータ9で描画)
オリオン座から左下の一等星シリウスを見つけ、そこからまわりの星をつないでいきます。明るい星が多く、形もわかりやすいのですぐにわかることでしょう。
おおいぬ座の星雲・星団
散開星団M41…シリウスの南、おおいぬの心臓あたりにある星団。比較的大ぶりで、望遠鏡よりも双眼鏡で見た方がきれいです。
お問い合わせ
社会教育部 文化振興課
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