うみへび座
更新日:2018年7月11日
(うすだスタードームで撮影)
(株式会社アストロアーツ/ステラナビゲータ9で描画)
星座データ
正式名…Hydra 略号…Hya 肉眼星数…164個 設定者…プトレマイオス 見やすい時期…3月~5月
星座物語
うみへび座は全天で最も大きな星座です。この大蛇はヒドラと呼ばれる怪物で、頭が9つもあり、しかもその頭を切り落とすとその切り口から2つの頭が生えてくるという大変なしろものでした。この怪物はミモーネの沼に住んで旅人たちを襲っていましたが、これを退治にやってきたのが英雄ヘルクレスです。彼は大きなこん棒をふるってヒドラの首を次々に叩き落とし、同行していた甥のイオラオスがたいまつですかさずその切り口を焼いて新しい首が生えてくるのを防ぎました。このとき女神ヘーラの命をうけた大蟹(かに座)がヒドラの助太刀に現れますが、あっという間にヘルクレスに踏み潰されてしまいます。ヘルクレスは最後に残った不死身の首を大岩で砕いて土の中に埋め、みごとにこの怪物を仕留めました。彼は猛毒と言われるヒドラの血に自分の矢をひたし、強力な毒矢としてこのあとの数々の冒険に使うことになります。
うみへび座の見つけ方
(株式会社アストロアーツ/ステラナビゲータ9で描画)
かに座の下でごちゃごちゃと星が集まっている部分がうみへびの頭です。そこから二等星アルファルドを見つけ、しし座やからす座、おとめ座などの有名星座の下の星を根気よくつないでいきます。頭から尻尾までつなぐと西から東まで空を渡っていて、その大きさはあきれるほどです。
うみへび座の星雲・星団
★銀河M83……大きなうみへび座のしっぽのあたりにある棒渦巻型の銀河。ふつうの渦巻銀河とは少し違った形が印象的です。大型の望遠鏡で腕のようすが見えてきます。
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