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からす座

更新日:2018年7月11日

星座データ

正式名…Corvus 略号…Crv 肉眼星数…24個 設定者…プトレマイオス 見やすい時期…5月~6月

星座物語

小さいですが、春の南の空で案外よく目立つからす座。このからすは太陽神アポロンの使いで、輝く銀の羽を持ち、人間の言葉を自由に話せる賢いからすでしたが、おしゃべりでひどい嘘つきでもありました。アポロンはテッサリア国の王女コロニスを愛し、男の子アスクレピオス(へびつかい座)をもうけましたが、しばらくパルナッソス山に出かけなければならなくなったので、その間お互いのようすを知らせ合うために毎日からすを使いに出すことにしました。ある日、道草をくってこの使いから帰るのが遅れたからすは、その言い訳に、コロニスはほかの男に会っていて様子を探っているうちに遅くなった、と嘘をつきました。それを聞いて怒ったアポロンは急いで山を下りると、わが家の近くに見えた人影をその男と思って弓矢で射殺しました。ところが近寄ってみるとそれは愛するコロニスではありませんか。アポロンはひどく悲しんで、嘘をついたこのからすから言葉を奪い、真っ黒なに変えて星座として天にさらし、嘘つきの見せしめにしたといわれています。

からす座の見つけ方

北斗七星の柄からアルクトゥールス、スピカとつなぐ「春の大曲線」をそのままもう少し伸ばしたところにあります。おとめ座のスピカが見つかればその右下です。帆掛け船の帆のような特徴のある四角形はとても見つけやすく、思ったほどの苦労はありません。

からす座の星雲・星団

アンテナ銀河……あまり目立った天体のないからす座ですが、ハッブル宇宙望遠鏡の写真で有名になった「アンテナ銀河」があります。二つの銀河がからみあうようになった独特の姿は大型の望遠鏡で何とか見えてきます。正式にはNGC4038~9という番号で呼ばれます。

お問い合わせ

社会教育部 文化振興課
電話:文化振興・文化施設係:0267-62-5535  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5321
ファックス:文化振興・文化施設係:0267-64-6132  文化財保護・文化財調査係:0267-63-5322

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