ケンタウルス座
更新日:2023年1月9日
(うすだスタードームで撮影)
(株式会社アストロアーツ/ステラナビゲータ9で描画)
星座データ
正式名…Centaurus 略号…Cen 肉眼星数…190個 設定者…プトレマイオス
見やすい時期…5月~7月
星座物語
春の南の空の低いところに横たわるうみへび座のさらに下、南の低い所にあるのがケンタウルス座。日本から地平線の下になってしまい、半分くらいしか見ることができません。ケンタウルスはギリシア神話に登場する上半身は人間、下半身は馬の姿をした種族で、いて座も同じケンタウルス族の一人ケイローンです。こちらのケンタウルスが誰なのかには諸説ありますが、一説にはフォロスというケンタウルスだったといわれています。フォロスはヘルクレスとケンタウルス族の間で諍いがあった時、誤ってヘルクレスの毒矢に触れてしまい、それがもとで死んでしまいました。ヘルクレスは彼の死を悼み、神々に頼んで星座にしてもらったということです。
ケンタウルス座の見つけ方
おとめ座の一等星スピカが南中しているころにその下のあたりを探します。地平線に近いので肉眼で星をつなぐのは難しく、双眼鏡の助けを借りて何とかつなげるくらいです。
ケンタウルス座の星雲・星団
★オメガ星団(NGC5139) 地球から見える最も大きな球状星団として有名です。日本からは地平線ぎりぎりなのでよほど条件が良くないと見るのは困難です。
★ケンタウルスA(NGC5128) オメガ星団の少し北にある銀河。特殊な形をした見ごたえのある天体ですが、やはりとても低いため日本から見るのはとても条件が良いときに限られます。
お問い合わせ
社会教育部 文化振興課
電話:文化振興・文化施設係:0267-62-5535 文化財保護・文化財調査係:0267-63-5321
ファックス:文化振興・文化施設係:0267-64-6132 文化財保護・文化財調査係:0267-63-5322